
on occasionは、「時々」「折に触れて」「たまに」という意味の頻度表現です。毎日のように起こることではないものの、まったく珍しいわけでもなく、機会や状況が巡ってきたときに起こるというニュアンスがあります。
会話でも文章でも使えますが、sometimesより少し落ち着いた響きがあり、仕事の説明やインタビュー、ニュース、丁寧な会話にもよくなじみます。
Contents
on occasionの意味は「時々・折に触れて」
on occasionの基本的な意味は次のとおりです。
- 時々
- 折に触れて
- たまに
- 場合によっては
I work from home on occasion.
私は時々、自宅で仕事をします。
We eat out on occasion.
私たちはたまに外食します。
Even close friends disagree on occasion.
親しい友人同士でも、時には意見が合わないことがあります。
「いつもではないが、そういうこともある」と、例外的な出来事を穏やかに付け加えるときにも便利です。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜon occasionで「時々」になるのか
occasionには「機会」「時」「特定の出来事」という意味があります。前置詞onは、特定の日や機会と結びつくときに使われます。
- on Monday:月曜日に
- on that occasion:その機会に、その時に
- on occasion:機会がある時には、時折
つまりon occasionは、もともと「ある機会に」という発想から、機会が巡ってきた時には=時々という頻度表現になっています。
on occasionの語順とよく使う位置
文末に置く
最も分かりやすく、会話でも使いやすい位置です。
I still talk to my former boss on occasion.
私は今でも時々、以前の上司と話します。
She travels alone on occasion.
彼女は時々、一人で旅行します。
文頭に置く
文全体に「時には」という枠を作りたいときは、文頭にも置けます。通常は後ろにコンマを置きます。
On occasion, we need to change our plans at the last minute.
時には、直前に予定を変更しなければならないこともあります。
一般動詞の前に置くこともある
We on occasion receive requests from overseas clients.
私たちは時折、海外の顧客から依頼を受けます。
この位置はやや書き言葉的です。自分で話すときは、まず文末か文頭に置けば十分です。
on occasionとon occasionsの違い
頻度を表す定型表現としては、通常on occasionを使います。
He can be impatient on occasion.
彼は時々、せっかちになることがあります。
on occasionsという複数形も誤りではありませんが、「いくつかの具体的な機会に」という響きが強く、特にon several occasionsやon rare occasionsのように修飾語を伴う形が自然です。
I’ve met her on several occasions.
私は何度か彼女に会ったことがあります。
On rare occasions, the store closes early.
ごくまれに、その店は早く閉まります。
sometimes・from time to timeとの違い

sometimes:最も広く使える「時々」
sometimesは日常会話で最も基本的な表現です。出来事の頻度を単純に伝えます。
I sometimes take a taxi to work.
私は時々、タクシーで通勤します。
from time to time:時間をおいて時々
from time to timeは、連続的ではなく、間を置いて繰り返す感じがあります。
I check in with my old colleagues from time to time.
私は時々、以前の同僚たちに連絡します。
on occasion:機会がある時には
on occasionは、回数そのものより「そういう機会もある」という見せ方です。sometimesよりやや改まった響きを持つことがあります。
Our manager joins us for lunch on occasion.
私たちのマネージャーも時々、昼食に参加します。
同じ「時々」を表す表現については、at timesの意味と類似表現との違いも参考になります。
occasionallyとの違い
occasionallyも「時々・たまに」という意味で、on occasionとかなり近い表現です。
We occasionally hold meetings on Saturdays.
私たちは時々、土曜日に会議を開きます。
We hold meetings on Saturdays on occasion.
私たちは時々、土曜日に会議を開きます。
意味の差は小さいですが、occasionallyは一語の副詞なので一般動詞の前に置きやすく、on occasionは文末や文頭に置きやすいという語順上の違いがあります。
日常会話・仕事で使える例文
日常・暮らし
I cook elaborate meals on occasion.
私は時々、手の込んだ料理を作ります。
On occasion, I just need a quiet evening alone.
時には、一人で静かに過ごす夜が必要です。
仕事
We may ask you to work late on occasion.
時折、残業をお願いする場合があります。
Technical problems occur on occasion.
技術的な問題が時々発生します。
人間関係
My sister and I argue on occasion, but we’re very close.
姉(妹)とは時々口論しますが、とても仲が良いです。
Everyone needs encouragement on occasion.
誰でも時には励ましが必要です。
日本人が間違えやすいポイント
- × in occasionではなく、頻度表現はon occasion
- 基本形は単数のoccasion
- on an occasionは「ある特定の機会に」で、頻度表現とは異なる
- 毎週・月に2回など明確な頻度にはusually、every week、twice a monthなどを使う
On one occasion, I missed the last train.
ある時、私は終電を逃しました。
この文は「時々」ではなく、過去の一回の出来事を導入しています。
しゅみすけ(大山俊輔)
簡単な英語で言い換えるなら
on occasionを思い出せないときは、次のような基本英語で言い換えられます。
- sometimes:時々
- not often, but sometimes:頻繁ではないが、時々
- There are times when …:〜する時もある
There are times when I need help.
私にも助けが必要な時があります。
It doesn’t happen often, but it does happen.
頻繁ではありませんが、起こることはあります。
まとめ
on occasionは、「時々」「折に触れて」「たまに」を表す定型表現です。単なる回数ではなく、「そういう機会が巡ってくることもある」というニュアンスがあります。
- 基本形はon occasion
- 文末または文頭が使いやすい
- on several occasionsは「何度か」という具体的な機会
- sometimesより少し落ち着いた表現
- 難しければsometimesで言い換えられる
ほかの英熟語や定型表現もまとめて確認したい方は、英熟語・定型表現の総合ガイドをご覧ください。









