
quite somethingは、「大したものだ」「本当にすごい」「かなり印象的だ」という意味で使われる会話表現です。人、出来事、成果、景色、経験などが普通の範囲を超えていて、強く印象に残ったときに使います。
多くの場合は感心や称賛を表しますが、文脈や声の調子によっては「いやはや、すごかった」「かなり大変だった」のように、驚きや戸惑いを含むこともあります。この記事では、quite somethingのニュアンス、自然な使い方、something special・something elseとの違い、簡単な言い換えまで解説します。
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quite somethingの意味は「大したもの・本当にすごい」
quite somethingは、直訳すると「かなりの何か」です。実際の会話では、言葉で簡単に分類できないほど目立つもの、印象的なものを指して、「大したもの」「すごいもの」と評価します。
- That performance was quite something.
あの演技は本当にすごかったです。 - Your new office is quite something.
あなたの新しいオフィスは大したものですね。 - She’s quite something.
彼女はただ者ではありません。
somethingが特定の名詞を避けているため、「うまく一言では言えないが、とにかく普通ではない」という余韻が残ります。
しゅみすけ(大山俊輔)
quiteとsomethingからニュアンスを理解する
quiteは、ここでは「かなり・実に」という強調です。somethingは、名前を言わずに「何か特別なもの」「注目すべきもの」として扱っています。
つまり、quite somethingは次のような感覚です。

- 簡単には説明できないほど印象的
- 予想を超えていて驚いた
- 人や物が普通のレベルではない
基本的には肯定的ですが、評価の方向は周囲の文脈で決まります。
良い意味だけではない?文脈で変わるquite something
称賛・感心:「本当にすごい」
Building this app by yourself is quite something.
このアプリを一人で作ったなんて大したものです。
The view from the top was quite something.
頂上からの眺めは本当に見事でした。
驚き・強烈さ:「かなりのものだった」
That storm was quite something.
あの嵐は本当にすごかったです。
嵐を褒めているのではなく、その激しさが普通ではなかったことを表しています。
含みのある評価:「ただ者ではない」
Your new manager is quite something.
あなたの新しい上司、なかなかの人ですね。
この文だけでは称賛にも皮肉にもなります。表情、声の調子、その後に続く説明で意味が決まるため、人について使うときは注意が必要です。
よく使う形と語順
主語+be quite something
最も基本的な形です。過去の出来事ならwas、複数ならare/wereを使います。
- The concert was quite something.
そのコンサートは本当にすごかったです。 - Those decorations are quite something.
あの飾り付けはかなり見事ですね。 - His recovery has been quite something.
彼の回復ぶりは大したものです。
It was quite something to+動詞
「〜するのは、なかなかの経験だった」という形でも使えます。
- It was quite something to see everyone working together.
全員が協力している姿は本当に見事でした。 - It was quite something to meet her in person.
彼女に直接会えたのは、とても印象的な体験でした。
quite something to+動詞/quite something for+名詞
- That’s quite something to achieve at twenty.
20歳で成し遂げるとは大したものです。 - That’s quite something for a small team.
小さなチームとしては大した成果です。
日常会話で使える例文
仕事・成果を褒める
A: We finished the project two weeks early.
A:予定より2週間早くプロジェクトを終えました。
B: Wow, that’s quite something.
B:わあ、それは大したものですね。
Managing three stores at once is quite something.
3店舗を同時に管理するなんて大したものです。
旅行や景色について話す
The sunrise over the desert was quite something.
砂漠から見た日の出は本当に見事でした。
That train ride was quite something—the scenery was beautiful.
あの列車の旅は格別でした。景色がきれいだったんです。
大変な経験を振り返る
The flight through the storm was quite something.
嵐の中のフライトは、いやはや大変なものでした。
Yesterday’s meeting was quite something.
昨日の会議は、なかなかすごかったですね。
最後の文は、良かったとも荒れたとも解釈できます。話し手同士が状況を共有しているときに、あえて詳しく言わず含みを持たせる表現です。
something special・something elseとの違い
| 表現 | 中心の意味 | ニュアンス |
|---|---|---|
| quite something | 大したもの・かなり印象的 | 良くも悪くも普通ではない |
| something special | 特別なもの | 価値・魅力・大切さを肯定的に評価 |
| something else | 別のもの/ものすごいもの | 文脈により字義どおりの「別物」と強い称賛に分かれる |
| impressive | 印象的・見事 | 褒める方向が明確 |
誤解なく褒めたいなら、That’s impressive.やThat’s amazing.のほうが直接的です。quite somethingは、驚きや余韻を残したいときに向いています。
日本人が間違えやすいポイント
quiteを「完全に」と機械的に訳さない
quiteには文脈によって「かなり」「完全に」などの幅があります。quite somethingでは通常、「かなり大したもの」「実に印象的」という強調です。
人に使うと含みが出やすい
You’re quite something.は「あなたってすごいね」と褒めることもできますが、言い方次第では「あきれた人だね」に近づきます。親しい相手以外には、褒める内容を具体的に加えると安全です。
Your presentation was really impressive.
あなたのプレゼンは本当に見事でした。
quite a somethingとはしない
この定型表現では、通常quite somethingと冠詞なしで使います。
○ That was quite something.
× That was quite a something.
この表現が出てこないときの簡単な言い換え
quite somethingを思い出せなくても、何がすごかったのかを基本語で直接言えば十分です。
- That was amazing.
あれはすごかったです。 - I was very impressed.
私はとても感心しました。 - I didn’t expect it to be so good.
あんなに良いとは思いませんでした。 - It was a very difficult experience.
とても大変な経験でした。 - She can do things most people can’t.
彼女は多くの人にできないことができます。
しゅみすけ(大山俊輔)
関連表現
- out of the ordinaryの意味と使い方:普通とは違うことを表す
- quite the oppositeの意味と使い方:「まったく逆」と強く訂正する
- quite a whileの意味と使い方:「かなり長い間」を表す
- 英熟語・定型表現の一覧
まとめ
quite somethingは、「大したもの」「本当にすごい」「かなり印象的」という意味です。成果や景色を称賛するほか、強烈な経験を振り返ったり、人を「ただ者ではない」と評価したりできます。
ただし、良い意味か悪い意味かは文脈や声の調子で変わります。まずは明確に褒められる場面で、That’s quite something.やThe view was quite something.から使ってみましょう。









