
The crowd urged the runners on.
観客はランナーたちに声援を送り、走り続けるよう励ましました。
urge on は、人を「励ましてさらに前へ進ませる」「続けるよう駆り立てる」という句動詞です。単に「頑張って」と声をかけるだけでなく、その励ましが相手を次の行動へ押し出すイメージがあります。
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urge onの意味と基本の語順
基本の形は次のとおりです。
urge + 人 + on
urge は「強く促す」、on は「その先へ・続けて」という感覚です。そのため、urge someone on で「人を励まし、前進や継続を促す」という意味になります。
- Her friends urged her on.
友人たちは彼女を励まして先へ進ませました。 - The coach urged the team on.
コーチはチームを鼓舞しました。 - His early success urged him on.
初期の成功が、彼をさらに前進させました。
人だけでなく、成功・期待・怒りなどが主語になり、「それが原動力となって人を突き動かす」と表すこともできます。
しゅみすけ(大山俊輔)
urge onは目的語を間に置く句動詞
urge on someone ではなく、通常は urge someone on と言います。目的語は urge と on の間です。
- ○ We urged Maya on.
私たちはマヤを励ましました。 - ○ We urged her on.
私たちは彼女を励ましました。 - × We urged on her.
特に目的語が him / her / them などの代名詞なら、必ず間に置いて urge him on、urge them on とします。
どんな場面で使われる?
スポーツや競争で応援する
- We stood near the finish line and urged her on.
私たちはゴール付近に立ち、彼女を励ましました。 - The fans urged their team on to victory.
ファンはチームを勝利へと鼓舞しました。 - His teammates urged him on during the final lap.
最後の一周で、チームメートたちは彼を励ましました。
仕事や学習で、続ける力を与える
- My manager’s feedback urged me on.
上司からのフィードバックが、私をさらに前進させてくれました。 - Her teacher urged her on when the project became difficult.
課題が難しくなったとき、先生は彼女を励まして続けさせました。 - Small improvements urged us on.
小さな改善が、私たちの原動力になりました。
感情や状況が人を駆り立てる
- Curiosity urged him on.
好奇心が彼をさらに先へと駆り立てました。 - The hope of seeing her again urged me on.
また彼女に会えるという希望が、私を前へ進ませました。
この用法では、日本語の「励ます」より「突き動かす」「原動力になる」が自然です。
urge A on・urge A to do・egg A onの違い

urge A on:Aを励まして続けさせる
すでに行動している人や、進もうとしている人に力を与えます。何をするかは文脈から分かることが多く、後ろに具体的な動作を置く必要はありません。
The audience urged the speaker on.
聴衆は話し手を励まし、話を続けさせました。
urge A to do:Aに〜するよう強く促す
具体的に何をするよう求めるのかを to + 動詞の原形 で示します。
I urged him to see a doctor.
私は彼に病院へ行くよう強く勧めました。
語順や encourage / advise / persuade との違いは、urge A to doの意味と使い方で詳しく解説しています。
egg A on:Aをけしかける
egg A on も「人を行動へ駆り立てる」という意味ですが、無謀なこと・けんか・悪ふざけなどをさせる否定的な場面でよく使われます。
His friends egged him on to jump into the river.
友人たちは彼をけしかけて川へ飛び込ませました。
urge A on は肯定的な励ましにも中立的な「駆り立て」にも使えますが、egg A on には「余計なことをさせる」という批判的な響きが出やすい点が違います。
urge on・cheer on・encourageの違い
- urge A on:強く後押しして、先へ進ませる
- cheer A on:声援を送って応援する
- encourage A:勇気・自信・意欲を与える
We cheered the runners on.
私たちはランナーたちに声援を送りました。
We urged the tired runners on.
私たちは疲れたランナーたちに、さらに走り続けるよう強く声をかけました。
cheer on は応援する行為、urge on はその応援で相手をさらに前へ進ませる点に焦点があります。「励ます」の基本表現については、encourage・cheer up・supportの違いも参考にしてください。
日本人が間違えやすいポイント
onの後ろに動詞を置かない
× I urged her on to study harder. とすると、文脈によっては理解できますが、単に「もっと勉強するよう強く促した」なら、次が明確です。
○ I urged her to study harder.
私は彼女にもっと勉強するよう強く促しました。
urge her on は「彼女を励まして続けさせる」、urge her to study は「勉強するよう促す」です。
urge oneself onも使える
I urged myself on by thinking about the finish line.
私はゴールのことを考え、自分を奮い立たせました。
自分自身を励ます場合は urge myself / yourself / herself on の形にできます。
いつでも「応援する」になるわけではない
Anger urged him on. は「怒りが彼を駆り立てた」という意味です。人が温かく励ます場面だけでなく、強い感情が行動を加速させる場面にも使われます。
表現が出てこないときの簡単な言い換え
- We told her to keep going.
私たちは彼女に、そのまま続けてと言いました。 - We encouraged him.
私たちは彼を励ましました。 - We said, “You can do it!”
私たちは「あなたならできるよ!」と言いました。 - Her support helped me continue.
彼女の支えのおかげで、私は続けられました。 - That gave me the energy to go on.
それが、私に続ける力を与えてくれました。
しゅみすけ(大山俊輔)
関連表現
- keep going:そのまま続ける
- push someone forward:人を前へ押し進める
- spur someone on:人を刺激して奮い立たせる
- motivate someone:人に意欲を持たせる
- root for someone:人を応援する
ほかの句動詞や定型表現は、英熟語・定型表現の専門記事一覧から確認できます。
まとめ
urge A on は「Aを励まして、さらに前へ進ませる」「Aを続けるよう駆り立てる」という句動詞です。目的語は urge と on の間に置きます。
具体的に「何をするよう促す」なら urge A to do、悪い行動などを「けしかける」なら egg A on が自然です。迷ったときは、encourage A や tell A to keep going と簡単に言い換えましょう。









