
veer offは、車や人などが「進んでいた方向からそれる」「急に方向を変える」という意味の句動詞です。道や進路だけでなく、会話・計画・テーマが本筋から外れるときにも使えます。
たとえば、The car veered off the road. は「その車は道路からそれた」、The conversation veered off topic. は「会話が話題からそれた」という意味です。この記事では、veerとoffから意味をつかむ考え方、自然な語順、swerveやgo off courseとの違いまで例文で整理します。
Contents
veer offの意味
veer offの中心的な意味は、「それまで進んでいた方向・流れから外れる」です。
- 車・自転車・船・人などが進路を変える
- 道路やコースから外れる
- 会話や議論が本題からそれる
- 計画や方針が当初の方向から外れる
The cyclist suddenly veered off.
自転車に乗っていた人が突然進路を変えました。
Our discussion veered off topic.
私たちの話し合いは本題からそれました。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜ「それる」という意味になる?veer+offの感覚
veer:進んでいる向きが変わる
veerは、進んでいるものが方向を変えることを表します。特に、車・船・飛行機などがまっすぐな進路から別の方向へ動く場面でよく使われます。
off:元の線・場所から離れる
offには、接していた場所や基準となる線から「離れる」感覚があります。veerにoffが加わることで、単に向きが変わるだけでなく、元の道路・コース・話題から外れていくイメージになります。
veer(向きが変わる)+off(元の線から離れる)
→ 進路や本筋からそれる
よく使われる形と語順
1.veer off:進路を変える・それる
何から外れたかを言わなくても、文脈で分かる場合はveer offだけで使えます。
The bus veered off without warning.
バスは前触れなく進路を変えました。
2.veer off the road:道路からそれる
veer off+場所・線で、「その場所や線から外れる」と表せます。
A dog ran out, and the driver veered off the road.
犬が飛び出し、運転手は道路からそれました。
The boat veered off its original route.
その船は当初の航路からそれました。
3.veer off course:進路・方針から外れる
courseは「進路・コース」です。物理的な航路にも、計画や方針にも使えます。冠詞を付けずにveer off courseという形が一般的です。
The plane began to veer off course.
飛行機は予定の航路から外れ始めました。
The project veered off course after the budget was cut.
予算が削減されたあと、プロジェクトは当初の方針から外れました。
4.veer off topic:話題からそれる
会話・会議・文章が本題から外れるときはveer off topicが便利です。
We veered off topic and started talking about our vacations.
私たちは話題からそれて、休暇の話を始めました。
Sorry, I’m veering off topic.
すみません、話がそれていますね。
日常会話・仕事で使えるveer offの例文
運転・移動
The taxi veered off to avoid a cyclist.
タクシーは自転車を避けるために進路を変えました。
Be careful not to veer off the path.
道から外れないように気をつけてください。
会話・会議
Let’s not veer off topic.
本題からそれないようにしましょう。
The meeting veered off into a discussion about hiring.
会議はそれて、採用についての議論になりました。
仕事・計画
We need clear goals so the project doesn’t veer off course.
プロジェクトが方針から外れないよう、明確な目標が必要です。
The campaign veered away from its original message.
そのキャンペーンは当初のメッセージから離れていきました。
veer offとswerve・go off courseの違い

| 表現 | 中心となる感覚 | よく使う場面 |
|---|---|---|
| veer off | 進んでいた線や流れから方向がそれる | 車・道・会話・計画 |
| swerve | 危険などを避けるため急に横へ動く | 運転・衝突回避 |
| go off course | 予定されたコースや方針から外れた状態になる | 航路・計画・プロジェクト |
| turn | 単に向きを変える | 曲がる・方向転換全般 |
The car swerved to avoid the child.
その車は子どもを避けるため急ハンドルを切りました。
The ship went off course during the storm.
その船は嵐の中で航路から外れました。
Turn left at the next light.
次の信号を左に曲がってください。
swerveは「急な横移動」に焦点があり、go off courseは「予定のコースから外れた結果・状態」に焦点があります。veer offは、その途中の方向がそれていく動きを自然に描ける表現です。
veer offとveer awayの違い
veer away fromも「〜からそれる・離れる」という意味ですが、awayは対象との距離が広がっていく感覚を強く出します。
The conversation veered away from the main issue.
会話は主要な問題から離れていきました。
The car veered off the road.
車は道路からそれました。
道路・コース・話題という「線」から外れるならveer offが特に自然です。特定の考え・対象から離れていくことを強調するならveer away fromが合います。
日本人が間違えやすいポイント
veer offは目的語を直接取らない
veer offは基本的に自動詞として使います。「車をそれさせた」というつもりでveer off the carとは言いません。
○ The car veered off the road.
車が道路からそれました。
× The driver veered off the car.
運転手を主語にするなら、The driver veered off the road.のように「運転手が進路をそれた」と表せます。
「off of」を必ず使う必要はない
「道路からそれる」はveer off the roadが簡潔で自然です。会話ではoff ofが聞かれることもありますが、学習者はまずoffだけの形を覚えれば十分です。
veer offが出てこないときの簡単な言い換え
veer offを思い出せないときは、難しく考えず次のように言えます。
- change direction(方向を変える)
- leave the road(道路から外れる)
- go the wrong way(違う方向へ行く)
- change the subject(話題を変える)
- get away from the main point(要点から離れる)
The car suddenly changed direction.
車は突然方向を変えました。
We’re getting away from the main point.
話が要点から離れています。
しゅみすけ(大山俊輔)
短い会話で使い方を確認
A: Why did the driver veer off the road?
B: He was trying to avoid a fallen branch.
A: Was everyone okay?
B: Yes, thankfully.
A:どうして運転手は道路からそれたの?
B:落ちていた枝を避けようとしたんだよ。
A:みんな無事だった?
B:うん、幸いね。
A: We’re veering off topic again.
B: You’re right. Let’s get back to the budget.
A: Okay. Where were we?
B: We were discussing next month’s costs.
A:また話がそれていますね。
B:そうですね。予算の話に戻りましょう。
A:分かりました。どこまで話しましたっけ?
B:来月の費用について話していました。
まとめ
veer offは「それまで進んでいた方向・流れからそれる」という表現です。
- veerは「進んでいる向きが変わる」
- offは「元の線や場所から離れる」
- veer off the roadで「道路からそれる」
- veer off courseで「進路・方針から外れる」
- veer off topicで「話題からそれる」
- swerveより広く、物理的な進路にも会話や計画にも使える
ほかの英熟語も意味だけでなく使い方・ニュアンスまで知りたい方は、英熟語・定型表現のまとめもご覧ください。仕事の計画や進行に関連する表現は、on time・on schedule・as plannedの違いも参考になります。









