「釈放する」は英語で?release・let go・set freeの違い

「釈放する」は英語で?release・let go・set freeの違い

「釈放する」は英語で、法律やニュースでは release が基本です。ただし、警察が取り調べ後に人を帰す日常的な言い方なら let go、拘束されていた人を「自由の身にする」と強調するなら set free も使えます。

この記事では、release・let go・set free の違いに加えて、「保釈される」「無罪になる」「仮釈放される」との違いも、初心者向けの短い例文で整理します。

「釈放する」の基本はrelease

release は、警察・裁判所・刑務所などが人を拘束状態から正式に解放することを表す、最も標準的な言葉です。ニュースや公的な説明でもよく使われます。

  • The police released him without charge.
    警察は彼を起訴せずに釈放しました。
  • She was released from custody yesterday.
    彼女は昨日、拘束を解かれて釈放されました。
  • The prisoner will be released next month.
    その受刑者は来月釈放される予定です。

簡単な英語に言い換えると、release = officially allow someone to leave(正式に、その人が出ていくことを認める)です。

release someone from custody は「人を拘束から解放する」、be released from prison は「刑務所から釈放される」という形です。

let goは「警察が帰してくれる」

let someone go は、拘束していた人を「行かせる」「帰す」という会話的な表現です。警察が事情を聞いたあと、逮捕や起訴をせず帰す場面などで自然です。

  • The police questioned me and then let me go.
    警察は私に事情を聞き、その後帰してくれました。
  • Why did they let him go?
    なぜ警察は彼を釈放したのですか。
  • They let her go after a few hours.
    数時間後、彼女は解放されました。

簡単に言えば、let go = allow someone to leave(人が立ち去るのを許す)です。releaseより口語的で、正式な法的判断そのものより「もう帰ってよい」という状況に焦点があります。

なお、let goには「手を放す」「解雇する」「執着を手放す」という別の意味もあります。誰を、どの状況で let go したのかを文脈で判断します。

set freeは「自由の身にする」

set someone free は、拘束・監禁・支配などから人を解放し、「自由の身にする」ことを強調します。法律記事でも使えますが、releaseより感情や自由の回復が伝わりやすい表現です。

  • The court ordered that he be set free.
    裁判所は彼を釈放するよう命じました。
  • The hostages were finally set free.
    人質はついに解放されました。
  • She hoped that the innocent man would be set free.
    彼女は、その無実の男性が自由の身になることを願いました。

初心者向けの言い換えは、set free = make someone free again(人を再び自由にする)です。

release・let go・set freeで「釈放する」を使い分ける図

release・let go・set freeの違い

表現 中心イメージ よく使う場面
release 正式に拘束を解く 警察・裁判所・刑務所、ニュース
let go もう帰ってよいとする 警察での事情聴取後など、日常会話
set free 自由の身にする 拘束・監禁・不当な収容からの解放

迷ったときは、正式な「釈放」なら release を選べば大きく外しません。会話で「警察が帰してくれた」と言うなら let me go、自由を取り戻したことを強調するなら set free が自然です。

「保釈される」はbe released on bail

裁判前などに保釈金や条件を伴って釈放されることは、be released on bail と言います。

  • He was released on bail.
    彼は保釈されました。
  • She was granted bail and released.
    彼女は保釈を認められ、釈放されました。
  • The judge denied bail.
    裁判官は保釈を認めませんでした。

bail は「釈放」全般ではなく、裁判への出廷などを条件とした保釈の制度・保証を指します。そのため、単に取り調べ後に帰された場合は released on bail とは限りません。

「無罪になる」と「釈放される」は別

無罪判決を受けることは be acquitted、釈放されることは be released です。結果として両方が続くことはありますが、意味は同じではありません。

  • He was acquitted and released.
    彼は無罪となり、釈放されました。
  • She was released, but the investigation continued.
    彼女は釈放されましたが、捜査は続きました。

releaseされたからといって、必ず無罪が確定したとは限りません。証拠不足、保釈、拘束期限、刑期満了など、さまざまな理由があります。

「仮釈放される」はbe released on parole

刑期の途中で一定の条件を守ることを前提に社会へ戻る「仮釈放」は、be released on parole と言います。

  • He was released on parole after ten years.
    彼は10年後に仮釈放されました。
  • She is eligible for parole next year.
    彼女は来年、仮釈放の対象になります。

bail は主に裁判前の保釈、parole は服役中の仮釈放です。この違いを覚えておくと、ニュース英語が分かりやすくなります。

釈放について尋ねる短い英語

  • When will she be released?
    彼女はいつ釈放されますか。
  • Has he been released yet?
    彼はもう釈放されましたか。
  • Was she released without charge?
    彼女は起訴されずに釈放されましたか。
  • Can I go now?
    もう帰ってもいいですか。
  • Am I free to leave?
    私はここを出てもよいですか。
  • Why am I being held?
    なぜ私は拘束されているのですか。

「私は釈放されますか」の難しい表現が出てこなくても、Can I go now?Am I free to leave? なら基本単語だけで確認できます。

しゅみすけ(大山俊輔)

正式な釈放ならreleaseが基本です。とっさの場面では、Can I go now? や Am I free to leave? のように、知っている単語で「もう帰ってよいですか」と確認できれば十分伝わります。

関連する法律英語も整理しよう

「釈放する」は、拘束する側の表現と一緒に覚えると理解しやすくなります。「逮捕する」は英語で?arrest・take into custody・detainの違いでは、逮捕と一時拘束の違いを解説しています。

また、釈放後も捜査や裁判が続く場合があります。「起訴する」は英語で?prosecute・indict・chargeの違い「判決を下す」は英語で?rule・deliver a verdict・sentenceの違いもあわせて確認してみてください。

まとめ

「釈放する」の基本は release です。警察が事情聴取後に「帰す」という会話なら let go、拘束から「自由の身にする」ことを強調するなら set free が使えます。

保釈は be released on bail、仮釈放は be released on parole、無罪になることは be acquitted。似た場面でも、それぞれ指している法律上の出来事が違います。

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この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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