
while awayは、「暇な時間や待ち時間を、何かをしながらのんびり過ごす」という意味です。空港で本を読む、休日の午後に音楽を聴く、カフェで人を眺めるといった、急がず心地よく時間を過ごす場面によく合います。
この記事では、while awayの意味とニュアンス、whileが動詞になる仕組み、語順、自然な例文、そしてkill time・pass the timeとの違いを分かりやすく解説します。
Contents
while awayの意味とニュアンス
while awayは、直訳的には「時間をゆっくり経過させる」という表現です。日本語では、文脈に応じて次のように訳せます。
- のんびり時間を過ごす
- 暇な時間を楽しく過ごす
- 退屈しのぎをする
- 時間をつぶす
ただし、単なる「時間の無駄」ではありません。多くの場合、特に急ぐ用事のない時間を、楽しみながら穏やかに過ごすニュアンスがあります。
We whiled away the afternoon at a small café.
私たちは小さなカフェで午後をのんびり過ごしました。
なぜwhile awayで「のんびり過ごす」になる?
whileは「〜している間」という接続詞や、「しばらくの時間」という名詞でよく知られています。しかし、while awayでは「時間を過ごす」という動詞です。
awayには、「その状態が続いていく」という感覚があります。talk awayなら「話し続ける」、work awayなら「せっせと働き続ける」です。whileとawayが合わさることで、「時間をゆるやかに先へ進ませる」というイメージになります。
しゅみすけ(大山俊輔)
while awayの語順と文法
while away+時間
最も基本的な形は、while away+時間を表す名詞です。
- while away the afternoon
- while away a few hours
- while away the evening
- while away the time
I whiled away a few hours browsing a bookstore.
私は本屋を見て回りながら数時間をのんびり過ごしました。
while+時間+awayも可能
while awayは目的語を間に置くこともできる、分離可能な句動詞です。
- while away the evening
- while the evening away
どちらも正しいですが、現代の一般的な文章ではwhile away+時間が分かりやすく使いやすい形です。
while away+時間+doing
何をしながら過ごしたかは、後ろにdoingを続けて表せます。
She whiled away the train ride listening to podcasts.
彼女はポッドキャストを聴きながら、列車での時間をのんびり過ごしました。
by doingを使う形もあります。
We whiled away the time by playing cards.
私たちはトランプをして時間を過ごしました。
過去形・進行形
過去形はwhiled away、進行形はwhiling awayです。日常では、過去の休日や待ち時間を振り返る文で過去形がよく使われます。
場面別の自然な例文
海外旅行・待ち時間
We whiled away the delay with coffee and conversation.
私たちはコーヒーを飲みながら話をして、遅延の待ち時間を過ごしました。
I whiled away the time before boarding by reading a novel.
搭乗までの時間を、小説を読みながら過ごしました。
休日・家庭
They whiled away a rainy Sunday watching old movies.
彼らは昔の映画を見ながら、雨の日曜日をのんびり過ごしました。
I could happily while away an evening on this balcony.
このベランダなら、夕方の時間を楽しくのんびり過ごせそうです。
恋愛・人間関係
We whiled away the afternoon talking about our first trip together.
私たちは初めて一緒に旅行したときの話をしながら、午後をのんびり過ごしました。
仕事の合間
I whiled away the hour before the meeting in the hotel lounge.
会議までの1時間をホテルのラウンジで過ごしました。
仕事ではやや悠長に聞こえるため、忙しく働いている時間ではなく、予定と予定の間に空いた時間について使うのが自然です。
while away・kill time・pass the timeの違い

3つとも「時間を過ごす」場面で使えますが、話し手の気分と場面が異なります。
| 表現 | 中心のニュアンス | 自然な場面 |
|---|---|---|
| while away | 暇な時間を楽しく、のんびり過ごす | 休日、読書、会話、穏やかな待ち時間 |
| kill time | 次の予定までの余った時間をつぶす | 空港、待ち合わせ、予約までの空き時間 |
| pass the time | 退屈しないよう何かをして時を過ごす | 移動中、待機中、長い夜 |
I walked around the airport to kill time.
時間をつぶすために空港内を歩き回りました。
We played a game to pass the time.
時間を過ごしやすくするためにゲームをしました。
while awayは、この2つより少し文学的で、ゆったりした響きがあります。会話で単に「時間をつぶした」と言うならkill timeのほうが一般的です。
spend timeとの違い
spend timeは、よい時間にも忙しい時間にも使える中立的な表現です。一方、while awayは、余裕のある時間を心地よく過ごす場面に寄ります。
I spent the afternoon answering emails.
午後はメールの返信をして過ごしました。
I whiled away the afternoon reading by the window.
窓辺で本を読みながら、午後をのんびり過ごしました。
spendの語順を詳しく確認したい方は、spend A on Bとspend time doingの使い方も参考になります。
日本人が間違えやすいポイント
while awayだけで終わらせない
通常は、何の時間を過ごすのかを目的語で示します。
- We whiled away the afternoon.(自然)
- We whiled away.(何を過ごしたのか分かりにくい)
場所を直接目的語にしない
while awayが目的語に取るのは基本的に時間です。「カフェで過ごす」なら場所はatやinで加えます。
- We whiled away the morning at a café.
- We whiled away the café.(誤り)
whileとawayを一語にしない
while awayは二語です。whileawayとは書きません。また、名詞のwhileと混同してfor a while awayのようにつなげないようにしましょう。
「しばらくの間」を表すfor a whileについては、for a while・after a while・in a whileの違いで詳しく解説しています。
簡単な英語で言い換えるなら
while awayが出てこなければ、次の基本表現で十分に伝わります。
- spend some time reading(本を読んで少し過ごす)
- relax and read for a few hours(数時間くつろいで本を読む)
- do something while I wait(待つ間に何かをする)
- enjoy a quiet afternoon(静かな午後を楽しむ)
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ
while awayは、「暇な時間や待ち時間を、何かを楽しみながらのんびり過ごす」という表現です。ここでのwhileは接続詞ではなく、「時間を過ごす」という動詞です。
- 基本形はwhile away+時間
- 過去形はwhiled away、進行形はwhiling away
- 何をしたかはdoingまたはby doingで加えられる
- 余った時間をつぶすならkill time
- 退屈しないよう過ごすならpass the time
- 中立的に「時間を過ごす」ならspend time
ほかの表現も、英熟語・定型表現の親記事からまとめて確認できます。









