
regard A as B は、「AをBとみなす」「AをBだと考える」という意味の定型表現です。人・物・行動などを、ある立場や評価の枠に入れて捉えるときに使います。
I regard her as a trusted friend.
私は彼女を信頼できる友人だと思っています。
実際の英語では、能動態だけでなく A is regarded as B という受動態が非常によく使われます。
She is regarded as an expert in the field.
彼女はその分野の専門家とみなされています。
この記事では、AとBの語順、as の役割、受動態、see A as B・consider A B・describe A as B などとの違いを、自然な例文で整理します。
Contents
regard A as B の意味は「AをBとみなす」
regard + A + as + B の形で、Aに対して「Bという存在・性質・役割である」という評価や認識を持つことを表します。
- regard the plan as realistic:その計画を現実的だと考える
- regard him as a mentor:彼を指導者だと思う
- regard the mistake as serious:その間違いを重大だとみなす
regard には、対象を見て、ある考え方で評価する感覚があります。ただ目に入るという意味の「見る」ではなく、どのような存在として認識・評価しているかを表す動詞です。
しゅみすけ(大山俊輔)
as は「Bとして」という見方の枠
as はここで「Bとして」「Bという立場で」という関係を作ります。
I regard her as a leader. を順番に見ると、次のようになります。
- regard:〜を見なす・評価する
- her:評価される対象A
- as a leader:どのように見るかを示すB
つまり、AをそのままBと断定するというより、AをBという観点・立場で捉える表現です。

- ○ People regard her as a leader.
- × People regard her a leader.
- × People regard as a leader her.
regard ではAとBの間にasが必要です。似た意味の consider とは語順が異なるため、注意しましょう。
Bには名詞・形容詞・動名詞などが入る
名詞:役割・立場としてみなす
Many people regard her as a role model.
多くの人が彼女をお手本とみなしています。
I regard this book as a useful introduction to economics.
私はこの本を経済学への有用な入門書だと考えています。
形容詞:性質・状態を評価する
We regard customer privacy as essential.
私たちは顧客のプライバシーを不可欠なものと考えています。
He regarded the situation as hopeless.
彼はその状況を絶望的だとみなしました。
動名詞・名詞句:行為をどのように捉えるか示す
Some people regard working from home as isolating.
在宅勤務は孤立感を生むと考える人もいます。
She regards learning English as an investment in herself.
彼女は英語学習を自分への投資だと考えています。
この文ではAが learning English、Bが an investment in herself です。AもBも長くなり得ますが、Aのあとにas、そのあとにBという骨格は変わりません。
受動態 A is regarded as B がよく使われる
regard A as B は、「誰がそう見ているか」よりも「一般にどう評価されているか」を伝えたい場面が多いため、受動態が非常によく使われます。
- 能動態:People regard Kyoto as one of Japan’s most beautiful cities.
- 受動態:Kyoto is regarded as one of Japan’s most beautiful cities.
受動態では、能動態のAが文頭に移動します。as B はそのまま残ります。
This novel is widely regarded as a modern classic.
この小説は現代の名作として広く認められています。
She is regarded as one of the best doctors in the region.
彼女は地域で最も優れた医師の一人とみなされています。
The decision was regarded as a major turning point.
その決定は大きな転機とみなされました。
widely regarded as は「広く〜とみなされている」、generally regarded as は「一般に〜とみなされている」という定番の組み合わせです。
場面別の自然な例文
仕事・人事評価
Her colleagues regard her as a reliable leader.
同僚たちは彼女を信頼できるリーダーだと考えています。
The company regards employee training as a long-term investment.
その会社は社員研修を長期的な投資と捉えています。
人間関係・恋愛
I’ve always regarded him as a close friend.
私はずっと彼を親しい友人だと思ってきました。
She regarded his silence as a sign that something was wrong.
彼女は彼の沈黙を、何かがおかしい兆候だと受け取りました。
後者のように、行動や出来事を「〜の表れ・証拠」と解釈する場面にも使えます。
教育・学習
Mistakes should be regarded as part of the learning process.
間違いは学習過程の一部と考えるべきです。
Many students regard grammar as the hardest part of English.
多くの学習者は文法を英語で最も難しい部分だと考えています。
社会・文化
The festival is regarded as an important part of local culture.
その祭りは地域文化の重要な一部とみなされています。
What is regarded as polite varies from culture to culture.
何が礼儀正しいとみなされるかは、文化によって異なります。
regard A as B と似た表現の違い
| 表現 | 中心のニュアンス | 語順 |
|---|---|---|
| regard A as B | やや改まった評価・認識 | asが必要 |
| see A as B | 個人的な見方・捉え方 | asが必要 |
| think of A as B | 日常的にAをBと思う | ofとasが必要 |
| consider A (to be) B | 検討・判断の結果Bだと考える | 通常asを使わない |
| describe A as B | 言葉でAをBと表現する | asが必要 |
| refer to A as B | AをBという名称で呼ぶ | toとasが必要 |
regard A as B と see A as B
意味は近いですが、see A as B は会話でも使いやすく、話し手個人の見方を素直に表します。regard A as B は少し改まっており、評価・社会的認識・文章でよく使われます。
- I see this as a good opportunity.
私はこれをよい機会だと見ています。 - The organization regards this as a serious risk.
その組織はこれを重大なリスクとみなしています。
see A as Bの意味と使い方では、より会話的な「〜と見る」の感覚を詳しく解説しています。
regard A as B と consider A B
consider は通常、AとBの間に as を置きません。
- ○ We regard the plan as risky.
- ○ We consider the plan risky.
- × We regard the plan risky.
- △ We consider the plan as risky.
consider A as B が使われる文脈もありますが、「AをBだと判断する」という基本形では consider A (to be) B が自然です。
regard・describe・refer to の違い
regard は心の中でどう評価するか、describe は言葉でどう描写するか、refer to はどの名称で呼ぶかが中心です。
- I regard him as honest.:彼を誠実な人だと思う
- She described him as quiet.:彼を物静かな人だと説明した
- They refer to him as “the Professor.”:彼を「教授」と呼ぶ
describe A as Bと、refer to A as Bも、語順ごと比較すると違いが定着します。
日本人が間違えやすいポイント
1.asを抜かす
- × I regard her a good leader.
- ○ I regard her as a good leader.
consider の語順につられて、as を抜かさないようにしましょう。
2.受動態でasまで消す
- × She is regarded a good leader.
- ○ She is regarded as a good leader.
受動態でも as B は必要です。
3.regard to A as B とする
refer to A as B と混同して、regard の後ろに to を入れないようにします。
- × They regard to him as an expert.
- ○ They regard him as an expert.
4.regardを「よろしく伝える」のregardsと混同する
メール末尾の Best regards, は「よろしくお願いします」に近い結びの言葉です。また、with regard to は「〜に関して」。どちらも形は似ていますが、regard A as Bとは別の用法です。
中学英語で簡単に言い換えるなら
regard A as B が出てこなくても、think や believe を使えば伝えられます。
- I think she is a good leader.
彼女はよいリーダーだと思います。 - People think this book is important.
人々はこの本が重要だと考えています。 - Many people believe he is an expert.
多くの人が彼を専門家だと思っています。 - For me, mistakes are part of learning.
私にとって、間違いは学習の一部です。
しゅみすけ(大山俊輔)
関連表現
- see A as B:AをBと見る・捉える
- describe A as B:AをBだと表現する
- refer to A as B:AをBと呼ぶ
- define A as B:AをBと定義する
- 英熟語・定型表現の総合ガイド
まとめ
regard A as B は、「AをBとみなす・考える」という意味です。as B が、Aをどのような立場・性質・評価の枠で見るかを示します。
語順は regard + A + as + B。受動態では A is regarded as B となり、「AはBとみなされている」という一般的な評価を表すため、非常によく使われます。
regard はやや改まった評価、see は個人的な見方、consider は判断、describe は言葉での描写、refer to は呼び名が中心です。会話で難しければ、I think A is B. と言い換えても十分伝わります。








