be about toの意味は?be going to・willとの違いと使い方

be about toの意味 まさに〜するところを表すアイキャッチ

be about to+動詞の原形は、「まさに〜するところ」「今にも〜しそう」という意味です。単なる未来の予定ではなく、出来事が起こる直前まで近づいていることを表します。

I’m about to leave.
私は今まさに出かけるところです。

The meeting is about to start.
会議がまもなく始まります。

It’s about to rain.
今にも雨が降りそうです。

この記事では、be about toのコアイメージと文法、過去形・否定形での意味、will・be going to・be on the verge ofとの違い、仕事・恋愛・日常会話で使える例文を詳しく解説します。

しゅみすけ(大山俊輔)

aboutには「およそ」だけでなく、ある出来事の周辺まで来ている感覚があります。be about toは、行動の周りを準備している段階ではなく、もう境界線のすぐ手前。次の瞬間に動き出しても不思議ではない距離感です。

be about toの意味とコアイメージ

be about toは、予定表に書かれた未来ではなく、出来事が始まる直前の位置を示します。

  • コートを着て、ドアに手をかけている → I’m about to leave.
  • 参加者がそろい、司会者が話し始める → The meeting is about to start.
  • 空が真っ暗になり、雨粒が落ちそう → It’s about to rain.

日本語では「もうすぐ」と訳すこともありますが、数時間後や数日後の予定ではなく、原則として目の前に迫った未来です。

be about toの基本文法

形は次のとおりです。

主語+be動詞+about to+動詞の原形

主語と時制に合わせてbe動詞を変えます。

主語・時制 例文
I・現在 am about to I’m about to call her.
he / she / it・現在 is about to She is about to speak.
you / we / they・現在 are about to We are about to begin.
過去 was / were about to I was about to leave.

toの後ろは名詞ではなく動詞の原形です。

She is about to start.
彼女はまさに始めるところです。

× She is about to starting.

現在形のbe about to:「今まさに〜するところ」

話している時点のすぐ後に起こる行動や変化を表します。

  • I’m about to eat dinner.
    今から夕食を食べるところです。
  • The train is about to depart.
    電車がまもなく出発します。
  • She’s about to make an announcement.
    彼女はまさに発表しようとしています。
  • The battery is about to die.
    バッテリーがもうすぐ切れそうです。
  • The baby is about to fall asleep.
    赤ちゃんは今にも眠りそうです。

人の意図だけでなく、雨、電池切れ、機械の停止など、兆候から見て直前に迫った出来事にも使えます。

just about toで「本当に今ちょうど」

justを加えると、直前であることをさらに強調できます。

I was just about to call you.
ちょうど今、あなたに電話しようとしていたところです。

We’re just about to start.
本当に今から始めるところです。

特にI was just about to…は、相手から連絡が来たときに「ちょうど私もそうしようと思っていた」と伝える定番表現です。

過去形was / were about to:「〜するところだった」

過去のある時点で、行動の直前だったことを表します。

I was about to leave when you called.
あなたが電話してきたとき、私はちょうど出かけるところでした。

She was about to say something, but she stopped.
彼女は何か言いかけましたが、やめました。

We were about to sign the contract when a problem came up.
問題が持ち上がったとき、私たちは契約書に署名する寸前でした。

was about to A when Bは、「Aしようとしたまさにそのとき、Bが起きた」という形でよく使われます。実際にAをしたとは限りません。むしろ、別の出来事によって中断された文脈が多くなります。

be about toの否定形は意味に注意

be not about toは、単に「まだ直前ではない」という意味より、会話では「〜するつもりはまったくない」「絶対に〜しない」という強い意志を表すことがあります。

I’m not about to apologize for telling the truth.
本当のことを言っただけで謝るつもりはありません。

She’s not about to give up now.
彼女は今さら諦めるつもりなどありません。

これはかなり強い表現です。仕事で柔らかく断るなら、I don’t think we can agree to that.(それに同意するのは難しいと思います)のほうが無難です。

しゅみすけ(大山俊輔)

I’m not about to do that.は「今はまだしない」ではなく、「そんなことをする気はない」と聞こえやすい表現です。否定形になると、時間的な直前より話し手の強い拒否に焦点が移る点が落とし穴です。

be about toとwillの違い

willは、その場の判断、意志、予測など、広い未来に使えます。be about toは、今すぐ起こる直前の未来に限定されます。

表現 中心となる意味 例文
will その場の判断・意志・予測 I’ll call her.
be about to すでに行動の直前 I’m about to call her.

I’ll call her.
彼女に電話します。
→ 今決めた場合も、少し先に電話する場合もあります。

I’m about to call her.
今まさに彼女へ電話するところです。
→ 電話をかける直前です。

be about toとbe going toの違い

be going toは予定・意図、または目に見える兆候に基づく予測です。時間の幅はbe about toより広く、明日や来月の予定にも使えます。

I’m going to visit Osaka next month.
来月、大阪を訪れる予定です。

I’m about to visit Osaka next month.
× 通常は不自然です。

next monthのような遠い時を示す語は、「直前」を表すbe about toと合いません。

ただし、目の前の兆候を表す場合は両方使えることがあります。

It’s going to rain.
雨が降りそうです。
→ 空模様などから予測しています。

It’s about to rain.
今にも雨が降りそうです。
→ 雨が降り始める直前まで迫っています。

will・be going to・be about to・on the verge ofの距離感の違い

be about toとon the verge ofの違い

on the verge ofも「〜する寸前」「瀬戸際」という意味ですが、重大な変化や劇的な出来事に使われやすく、be about toより重い響きがあります。

表現 ニュアンス 後ろの形
be about to 日常的な行動を含む、直前の未来 動詞の原形
be on the verge of 重大な変化・限界・瀬戸際 名詞/動名詞

I’m about to cry.
今にも泣きそうです。

I’m on the verge of tears.
涙が出る寸前です。

The company is on the verge of bankruptcy.
その会社は倒産の瀬戸際にあります。

日常的に「今から昼食を食べる」ならbe about toが自然です。on the verge of eating lunchでは大げさで不自然です。

be about toとbe ready toの違い

be ready toは「準備ができている」状態です。直後に必ず行動するとは限りません。

I’m ready to leave.
出かける準備はできています。

I’m about to leave.
今まさに出かけるところです。

準備完了がready to、動き出す直前がabout toです。

仕事で使えるbe about toの例文

  • We’re about to begin the meeting.
    まもなく会議を始めます。
  • I’m about to send you the revised proposal.
    今、修正版の提案書をお送りするところです。
  • The system is about to restart.
    システムがまもなく再起動します。
  • We were about to finalize the agreement when the client requested a change.
    クライアントから変更依頼があったとき、合意を最終決定する寸前でした。
  • The presentation is about to start. Shall we take our seats?
    プレゼンが始まりそうです。席に着きましょうか。

I’m about to send it.は「まだ送っていないが、すぐ送る」という意味です。すでに送信済みならI’ve just sent it.(たった今送りました)を使います。

恋愛・人間関係で使えるbe about toの例文

  • I was just about to text you.
    ちょうどあなたにメッセージしようとしていました。
  • Are you about to leave?
    もう帰るところですか?
  • She looked like she was about to cry.
    彼女は今にも泣きそうに見えました。
  • I was about to tell him how I felt, but I lost my nerve.
    彼に自分の気持ちを伝える寸前でしたが、怖くなってしまいました。
  • We’re about to have dinner. Can I call you later?
    今から夕食なので、あとで電話してもいいですか?

相手から電話が来たときにI’m about to have dinner.と言うと、遠回しに「今は長く話せない」と伝えられます。冷たく聞こえないように、Can I call you later?を添えると自然です。

日常会話でよく使うbe about toの例文

  • Hurry! The movie is about to start.
    急いで!映画が始まるよ。
  • Watch out! That glass is about to fall.
    気をつけて!そのグラス、落ちそうです。
  • My phone is about to die.
    スマホの充電が切れそうです。
  • I’m about to go to bed.
    もう寝るところです。
  • Dinner is about to be ready.
    夕食がもうすぐできあがります。

be about toの強さ・丁寧さ

be about to自体は、丁寧でも失礼でもない中立的な表現です。ただし、相手の依頼に対する返答では語調によって温度が変わります。

I’m about to do it.
今やるところです。

普通に言えば状況説明ですが、強く発音すると「今やろうとしてたのに」と苛立って聞こえることがあります。仕事では次のようにすると柔らかくなります。

I’m just about to take care of it.
ちょうど今、対応するところです。

I’ll send it in a moment.
すぐにお送りします。

日本人が間違えやすいポイント

遠い未来の予定には使わない

× I’m about to travel to Canada next year.
I’m going to travel to Canada next year.
来年、カナダへ旅行する予定です。

be about toは目の前の未来なので、next yearとは意味がぶつかります。

toの後ろを動名詞にしない

× I’m about to leaving.
I’m about to leave.
今まさに出かけるところです。

ここでのtoは不定詞のtoなので、後ろは動詞の原形です。

「たった今した」と混同しない

  • I’m about to call her.:これから電話する
  • I’ve just called her.:たった今電話した

about toは実行前、have just+過去分詞は実行後です。

「〜について」と訳さない

aboutには「〜について」という意味もありますが、be about to+動詞は一まとまりで「まさに〜しようとしている」です。

be about toの意味と使い方まとめ

  • be about to+動詞の原形は「まさに〜するところ・今にも〜しそう」
  • 予定ではなく、出来事が始まる直前を表す
  • was / were about toで「〜するところだった」
  • I was just about to…は「ちょうど〜しようとしていた」の定番表現
  • be not about toは「絶対に〜するつもりはない」という強い拒否になることがある
  • be going toは広い予定・兆し、be about toは目の前の直前
  • on the verge ofは重大な変化や瀬戸際に使われやすい

be about toを見たら、出来事が始まる境界線のすぐ手前に立っている場面を思い浮かべてみましょう。単なる「未来」ではなく、今と次の出来事の距離がほとんど残っていないことを伝える表現です。

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この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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