
be bound to+動詞の原形は、「きっと〜する」「〜するに違いない」「(成り行きとして)〜するはず」という意味です。単なる可能性ではなく、話し手が状況や経験からかなり高い確率でそうなると見ているときに使います。
The new café is bound to be popular.
その新しいカフェは、きっと人気が出ます。
If you keep avoiding the issue, it’s bound to cause problems.
その問題を避け続ければ、いずれ問題になるに決まっています。
この記事では、be bound toのコアイメージ、会話での温度感、be likely to・be sure to・willとの違い、仕事・恋愛・日常で使える例文を詳しく解説します。英熟語全体の分類や覚え方は、英熟語とは?句動詞・イディオム・定型表現・重要構文の違いと覚え方もあわせてご覧ください。
Contents
be bound toの基本的な意味
形は主語+be動詞+bound to+動詞の原形です。
- 肯定:She is bound to notice.(彼女はきっと気づきます)
- 過去:It was bound to happen.(それは起こるべくして起こりました)
- 否定:It is not bound to work.(必ずうまくいくとは限りません)
ここでのboundは、bind(縛る・結びつける)の過去分詞に由来します。「ある結果に向かって結びつけられている」イメージから、避けにくい成り行きや高い確信を表します。ただし、日常会話では語源を意識せず、“almost certainly”に近い定型表現として使われます。
しゅみすけ(大山俊輔)
be bound toが表す2つのニュアンス
1.根拠のある強い予測「きっと〜する」
目の前の状況、相手の性格、過去の経験などを根拠に、高い確率で起こると予測します。
She’s bound to love this place.
彼女はきっとこの場所を気に入ります。
With that much experience, he’s bound to do well.
あれだけ経験があれば、彼はきっとうまくやります。
2.避けにくい結果「〜するのは当然だ」
原因と結果のつながりが強く、「そのまま進めば当然そうなる」という含みを持ちます。日本語では「いずれ〜する」「〜して当然」「起こるべくして起こる」が自然なこともあります。
Mistakes are bound to happen when we rush.
急げば、ミスはどうしても起こります。
They were bound to find out sooner or later.
遅かれ早かれ、彼らは知ることになっていました。
be bound toとmay・likely・willの違い

- may:可能性がある。起こるかどうかはまだ開かれている
- be likely to:可能性が高い。比較的客観的で、分析や説明にも向く
- be bound to:話し手にはほぼ確実に思える。成り行きの避けにくさを感じさせる
- definitely will:話し手が明確に断言する
be bound toとbe likely to
Sales are likely to increase.は、データや傾向から「売上が伸びる可能性が高い」と述べる、比較的中立的な表現です。
Sales are bound to increase.は、「この条件なら売上はきっと伸びる」と話し手が強く確信している響きです。ビジネス文書で慎重さが必要なら、likely toの方が安全です。
be bound toとbe sure to
どちらも「きっと〜する」ですが、be sure toは高い確信に加え、命令文で「必ず〜してください」という意味にもなります。
She is sure to call.
彼女はきっと電話してきます。
Be sure to call me.
必ず電話してください。
一方、Be bound to call me.を「必ず電話して」の意味では使いません。
be bound toとwill
willは未来の予測・意思・その場の判断など幅広く使えます。be bound toは、未来一般ではなく、高い確信や避けにくい結果を加えたいときの表現です。
It will rain tomorrow.
明日は雨が降るでしょう。
With clouds like these, it’s bound to rain.
こんな雲なら、きっと雨になります。
文中での位置と文法
toの後ろには名詞ではなく、動詞の原形を置きます。主語や時制に合わせて変化するのはbe動詞です。
- I am bound to forget.
- She is bound to understand.
- They are bound to disagree.
- It was bound to happen.
「〜行き」を表すbe bound for+場所とは別の表現です。
This train is bound for Kyoto.
この列車は京都行きです。
be bound to Tokyoとは通常言わず、目的地にはforを使う点に注意しましょう。
仕事で使えるbe bound toの例文
The change is bound to affect our schedule.
その変更は、きっと私たちのスケジュールに影響します。
If we launch without testing, we’re bound to receive complaints.
テストせずに公開すれば、苦情が来るのは避けられません。
Her presentation is bound to impress the client.
彼女のプレゼンは、きっと顧客に好印象を与えます。
There are bound to be a few questions.
いくつか質問が出るのは当然でしょう。
The first few weeks are bound to be challenging.
最初の数週間は、どうしても大変になるでしょう。
仕事では、ポジティブな励ましにもリスクの警告にも使えます。ただし、相手の計画をThat’s bound to fail.(それは失敗するに決まっている)と言い切ると、かなり強く無遠慮に響きます。
恋愛・人間関係で使える例文
He’s bound to notice how much you care.
あなたがどれだけ大切に思っているか、彼はきっと気づきます。
If you keep checking her phone, it’s bound to damage the trust between you.
彼女のスマホを確認し続ければ、二人の信頼関係はきっと傷つきます。
We’re bound to disagree sometimes.
私たちも、ときには意見が合わないことがあります。
She’s bound to feel hurt if you cancel again.
またキャンセルしたら、彼女はきっと傷つきます。
You’re bound to meet someone who appreciates you.
あなたを大切にしてくれる人に、きっと出会えますよ。
しゅみすけ(大山俊輔)
日常会話でよく使う形
It was bound to happen.
「それは起こるべくして起こった」「やっぱりそうなった」という定番表現です。悪い結果について使われることが多いものの、必ずしも否定的とは限りません。
They worked together every day and eventually fell in love. It was bound to happen.
二人は毎日一緒に働き、やがて恋に落ちました。そうなるのも自然でした。
There are bound to be…
「〜は必ずいくつかある」「〜が出てくるのは避けられない」という形です。
There are bound to be differences at first.
最初は違いがあって当然です。
You’re bound to…
相手を励ますときにも便利です。
Keep practicing. You’re bound to improve.
練習を続けて。きっと上達します。
強さ・丁寧さと失礼になる場面
be bound toは、確信度が高いぶん、言い方によっては「決めつけ」に聞こえます。特に相手の失敗、感情、将来を断定するときは注意が必要です。
- 強い:You’re bound to regret it.(あなたは絶対後悔するよ)
- やわらかい:You might regret it later.(あとで後悔するかもしれないよ)
- 仕事向き:This is likely to create delays.(遅延につながる可能性が高いです)
親しい相手への励ましでは自然ですが、正式な報告書や慎重な予測ではlikely to、may、couldなどで確信度を調整するとよいでしょう。
日本人が間違えやすいポイント
toの後ろを動名詞にしない
× She is bound to succeeding.
○ She is bound to succeed.
「必ず〜してください」の命令には使わない
× Be bound to send the file today.
○ Be sure to send the file today.
○ Please make sure to send the file today.
100%の事実とは限らない
be bound toは非常に高い確信を表しますが、あくまで話し手の判断です。実際に起こることを保証する表現ではありません。
まとめ
- be bound to+動詞の原形は「きっと〜する」「〜するのは避けにくい」
- 状況や経験から、結果がほぼ確実だと感じるときに使う
- be likely toより主観的で強く、definitely willほど直接的な断言ではない
- 励ましには便利だが、失敗や感情の断定は決めつけに聞こえることがある
- 目的地を表すbe bound forとは区別する
近い「be+語+to」の表現として、直前の予定を表すbe about toの意味と使い方や、情報の根拠を示すbe based onの意味と使い方も参考にしてください。
英熟語・定型表現を体系的に確認したい方は、英熟語とは?句動詞・イディオム・定型表現・重要構文の違いと覚え方へ戻って確認できます。









