attribute A to Bの意味は?語順・受動態とdue to・contribute toとの違い

attribute A to Bの意味・語順と類似表現の違いを解説するアイキャッチ

attribute A to B は、「AをBのせい・おかげだと考える」「Aの原因はBだとする」という意味です。Aには結果や性質、Bにはその原因・理由・人物などが入ります。

たとえば、They attributed the success to teamwork. は「彼らは、その成功はチームワークのおかげだと考えました」。成功のようなよい結果にも、失敗や問題のような悪い結果にも使えます。

しゅみすけ(大山俊輔)

Aは結果、Bはその原因です。「AをBへ結びつける」と捉えると、語順を覚えやすくなります。

attribute A to Bの意味と基本構造

attribute A to B = believe that A was caused or created by B。結果・変化・特徴などのAを、その原因や源であるBに結びつける表現です。

  • A:結果・出来事・性質・作品・発言
  • B:原因・理由・人物・出典

Many people attribute her success to hard work.
多くの人は、彼女の成功は努力のおかげだと考えています。

この文では、her success が結果A、hard work が原因Bです。

前置詞 to は、結果Aを原因Bへ結びつける方向を示しています。toの基本イメージをパーツから確認したい場合は、be-rize.comのtoのコアイメージは「到達点を含む矢印」もあわせてご覧ください。

attribute A to Bの4つの使い方

1.よい結果を「〜のおかげ」と考える

成功、成長、改善などの原因を説明します。

  • She attributes her success to her team.
    彼女は自分の成功をチームのおかげだと考えています。
  • The company attributed the increase in sales to its new campaign.
    会社は売上増加を新しいキャンペーンの効果だとしました。
  • He attributes his recovery to regular exercise.
    彼は回復できたのは定期的な運動のおかげだと考えています。

2.悪い結果を「〜が原因」と考える

失敗、減少、遅延、問題などの原因にも使えます。

  • They attributed the delay to bad weather.
    彼らは遅延の原因を悪天候だとしました。
  • The manager attributed the mistake to poor communication.
    マネージャーは、そのミスは意思疎通不足が原因だと考えました。
  • Analysts attribute the decline to rising costs.
    アナリストは、その減少をコスト上昇によるものだと考えています。

attribute自体には「よい」「悪い」という評価はありません。AとBの内容によって、日本語では「おかげ」「せい」「原因」と訳し分けます。

3.作品・発言をある人物のものとする

絵画、文章、発言などの作者・発言者を特定するときにも使います。

  • The painting is attributed to a student of Rembrandt.
    その絵はレンブラントの弟子の作品だとされています。
  • This quote is often attributed to Einstein.
    この言葉は、しばしばアインシュタインの発言とされています。

この用法では、作者や出典が完全に確定しているというより、証拠や伝承をもとに「〜のものとされる」という慎重な言い方になることがあります。

4.性質・特徴を人や物に帰する

ある特徴や態度を、人の性格・経験・文化などに結びつける用法です。

  • She attributed his calmness to years of experience.
    彼女は彼の落ち着きを長年の経験によるものだと考えました。
  • Some researchers attribute the difference to cultural factors.
    一部の研究者は、その違いを文化的要因によるものと考えています。

受動態A is attributed to Bの使い方

attribute A to B は、受動態の A is attributed to B でも非常によく使われます。

能動態:Experts attribute the change to several factors.
専門家は、その変化をいくつかの要因によるものと考えています。

受動態:The change is attributed to several factors.
その変化は、いくつかの要因によるものとされています。

受動態では、「誰がそう考えているか」よりも、結果Aと原因Bの関係に焦点を当てられます。そのため、ニュース、報告書、論文、ビジネス文書でよく見られます。

  • The improvement was attributed to better training.
    その改善は、研修の向上によるものとされました。
  • The error can be attributed to human oversight.
    その誤りは、人為的な見落としが原因だと考えられます。
  • Much of the growth is attributed to overseas demand.
    成長の大部分は、海外需要によるものとされています。

attribute A to Bと類似表現の違い

attribute A to B、受動態、be due to、contribute toの語順と意味の違い

attribute A to B:Aの原因をBだと判断する

誰かが結果Aと原因Bを結びつけている、という判断・分析を含みます。

Researchers attribute the change to warmer temperatures.
研究者は、その変化を気温上昇によるものと考えています。

A is due to B:AはBが原因である

be due to は原因関係を直接述べます。誰がそう判断したかには焦点を当てません。

The delay was due to bad weather.
遅延は悪天候が原因でした。

The delay was attributed to bad weather. なら、「遅延は悪天候によるものと判断・説明された」という響きです。

B contributes to A:BはAの一因となる

contribute to は、BがAを生む複数の要因の一つであることを示します。Bだけが唯一の原因だとは限りません。

Lack of sleep contributes to poor concentration.
睡眠不足は集中力低下の一因となります。

credit A to B:よい結果AをBのおかげとする

credit A to B は、成功や功績など、主によい結果をBのおかげだと認めます。

She credits her confidence to her mentor.
彼女は自信を持てたのは指導者のおかげだと考えています。

attribute A to Bはよい結果にも悪い結果にも中立的に使えますが、creditは功績や感謝のニュアンスを伴いやすい表現です。

blame A on B:悪い結果AをBのせいにする

blame A on B は、失敗や問題の責任をBに負わせる、より感情的・批判的な表現です。

He blamed the mistake on the software.
彼はそのミスをソフトウェアのせいにしました。

attributeは分析的で比較的中立、blameは責任追及の響きがあります。

ascribe A to B:AをBに帰する

ascribe A to B はattribute A to Bに近い、ややフォーマルな表現です。性質、原因、作品の出典などに使われます。

She ascribed his behavior to stress.
彼女は彼の行動をストレスによるものだと考えました。

attributeの発音と名詞・動詞の違い

attribute は、動詞と名詞でアクセントの位置が変わります。

  • 動詞 attribute:第2音節にアクセント。意味は「〜に帰する」
  • 名詞 attribute:第1音節にアクセント。意味は「属性・特質」

attribute A to Bでは動詞なので、後ろ寄りの音を強く発音します。音だけでなく、動詞ならAとBをtoで結ぶという型ごと覚えるのがおすすめです。

仕事で使えるattribute A to Bの例文

  • We attribute the strong results to improved customer service.
    私たちは、好調な業績を顧客サービスの改善によるものと考えています。
  • The drop in productivity was attributed to system issues.
    生産性の低下は、システム上の問題によるものとされました。
  • Management attributed the high retention rate to flexible working conditions.
    経営陣は、高い定着率を柔軟な勤務条件のおかげだと考えました。
  • The discrepancy may be attributed to a data-entry error.
    その不一致は、データ入力ミスが原因かもしれません。
  • Analysts attribute the company’s growth to overseas expansion.
    アナリストは、会社の成長を海外展開によるものと考えています。
  • Part of the success can be attributed to careful planning.
    成功の一部は、綿密な計画によるものと考えられます。

日常で使えるattribute A to Bの例文

attribute A to Bは日常会話ではややフォーマルですが、健康、性格、習慣の原因を説明するときに使えます。

  • He attributes his energy to a healthy diet.
    彼は元気なのは健康的な食事のおかげだと考えています。
  • I attributed her silence to tiredness.
    私は、彼女が黙っていたのは疲れていたからだと思いました。
  • She attributes her patience to raising three children.
    彼女は忍耐強くなったのは3人の子どもを育てた経験のおかげだと考えています。
  • They attributed the strange noise to the wind.
    彼らは、その奇妙な音は風のせいだと考えました。

しゅみすけ(大山俊輔)

会話で簡単に言いたいときは because of でも十分です。attribute A to B は、原因を分析したり説明したりする文章で特に役立ちます。

よくある間違い

AとBを逆にする

Aは結果、Bは原因です。

They attributed the success to teamwork.
彼らは、成功をチームワークのおかげだと考えました。

語順を逆にすると、「チームワークという結果を成功が原因だと考える」という不自然な関係になります。

attribute to BとAを省略しすぎる

能動態では通常、何を原因に結びつけるのかを示す目的語Aが必要です。

× They attributed to bad weather.
They attributed the delay to bad weather.

受動態でbe動詞を忘れる

受動態は A + be attributed to B です。

× The delay attributed to bad weather.
The delay was attributed to bad weather.

contribute toと同じ語順にする

attribute A to B は「結果A→原因B」、B contributes to A は「原因B→結果A」です。

  • They attributed the problem to stress.
    彼らは、その問題をストレスが原因だと考えました。
  • Stress contributed to the problem.
    ストレスがその問題の一因となりました。

ミニクイズ

空欄に最も自然な語を入れてください。

  1. They attributed the improvement _____ better training.
    彼らは、その改善をよりよい研修によるものと考えました。
  2. The delay was attributed _____ a technical problem.
    遅延は技術的な問題によるものとされました。
  3. Poor communication contributed _____ the mistake.
    意思疎通不足がそのミスの一因となりました。
  4. The cancellation was _____ to bad weather.
    中止は悪天候が原因でした。

答え:1. to 2. to 3. to 4. due

まとめ

  • attribute A to B は「AをBが原因だと考える」
  • Aには結果、Bには原因・人物・出典が入る
  • 受動態の A is attributed to B は報告書やニュースで頻出
  • be due to は原因関係を直接述べる
  • contribute to は複数ある原因の一つを示す
  • credit A to B はよい結果、blame A on B は悪い結果と責任に焦点を当てる

直前のA熟語を復習するなら、attend toの意味とattend・deal with・take care ofとの違いもあわせてどうぞ。

Aから始まる熟語を体系的に探すには、英熟語・イディオム・定型表現の総合ガイド、前置詞句をまとめて確認するには前置詞句一覧をご活用ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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