
「近所の人に挨拶する」「初対面で挨拶する」「式典で挨拶する」「退職前に挨拶する」。日本語ではすべて「挨拶する」ですが、英語では実際に何をしたのかによって表現が変わります。
人を迎えるなら greet、声をかけるなら say hello、自分の名前や立場を伝えるなら introduce yourself、壇上で挨拶するなら give a speech が自然です。
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「挨拶する」は5つの行為に分けよう
- greet:人を迎えて挨拶する
- say hello:「こんにちは」と声をかける
- introduce yourself:自己紹介をする
- give a speech:人前で挨拶・スピーチをする
- say goodbye:別れや退職の挨拶をする

greet:人を迎えて挨拶する
greet + 人 は、人に会ったとき言葉や動作で挨拶する表現です。受付、玄関、イベント会場などで、人を迎える場面によく合います。
She greeted us with a smile.
彼女は笑顔で私たちに挨拶しました。
The manager greeted the guests at the entrance.
マネージャーは入口で来客に挨拶しました。
greet to someone とはせず、通常は人を直接続けて greet someone とします。
say hello:気軽に声をかける
say hello to + 人 は、近所の人や同僚などへ「こんにちは」と声をかける日常的な表現です。日本語の「ちょっと挨拶してくる」にもよく合います。
I stopped to say hello to my neighbor.
立ち止まって近所の人に挨拶しました。
Go and say hello to everyone.
みんなに挨拶しておいで。
誰かによろしく伝えるときも Say hello to your family for me.(ご家族によろしくお伝えください)と言えます。
introduce yourself:初対面で自己紹介する
初対面の「まず挨拶してください」が、名前・所属・役割を伝える意味なら introduce yourself が自然です。
Let me introduce myself.
まず自己紹介させてください。
Please introduce yourself to the team.
チームの皆さんに挨拶してください/自己紹介してください。
introduce myself は「自分を紹介する」、introduce A to B は「AをBに紹介する」です。
give a speech:式典や会議で挨拶する
結婚式・式典・会議などでまとまった言葉を述べる「挨拶」は、give a speech や make a few remarks と言います。
The president gave a short welcome speech.
社長が短い歓迎の挨拶をしました。
I’d like to make a few opening remarks.
開会にあたり、一言ご挨拶申し上げます。
speech はある程度まとまったスピーチ、remarks は短い所感や挨拶に向いています。
say goodbye:別れ・退職の挨拶をする
帰り際や退職前の「挨拶」は、別れを告げる行為なので say goodbye が中心です。
I went around the office to say goodbye.
退職前に社内を回って挨拶しました。
I wanted to say goodbye before I left.
帰る前に挨拶しておきたかったんです。
フォーマルな退職の挨拶なら give a farewell speech、メールなら send a farewell message と具体化できます。
場面別:「挨拶する」の使い分け
| 日本語の場面 | 自然な英語 | ポイント |
|---|---|---|
| 来客に挨拶する | greet the guest | 迎える |
| 近所の人に挨拶する | say hello to a neighbor | 気軽に声をかける |
| 初対面で挨拶する | introduce yourself | 名前・所属を伝える |
| 式典で挨拶する | give a speech / make remarks | 人前で言葉を述べる |
| 退職の挨拶をする | say goodbye / give a farewell speech | 個別か壇上か |
| メールで挨拶する | send a greeting / introduce yourself by email | 目的を具体化する |
「挨拶に行く」は目的まで英語にする
日本語では「挨拶に行く」だけで通じますが、英語では何のためかを加えると自然です。
- I’ll go and introduce myself.(自己紹介の挨拶に行きます)
- I’ll go and thank them in person.(お礼の挨拶に行きます)
- I’ll stop by to say goodbye.(別れの挨拶に立ち寄ります)
- I’ll go and welcome the new team member.(新しいメンバーに歓迎の挨拶をします)
初心者なら実際に言う言葉を英語にしよう
- I said hello.(挨拶しました)
- I told them my name.(名前を伝えました)
- I welcomed everyone.(皆さんに歓迎の挨拶をしました)
- I thanked everyone.(皆さんにお礼の挨拶をしました)
- I said goodbye.(別れの挨拶をしました)
実際に口にした内容へ分解すれば、難しい単語を使わなくても「挨拶する」を自然に伝えられます。
しゅみすけ(大山俊輔)
初心者なら、これでOK!
英会話では、難しい単語を思い出すことより、伝えたい中身を分けることが大切です。「挨拶する」も、まずは I said hello. や I told them my name. のような短い文で言ってみましょう。
よくある間違い
× I greeted to him.
greet は他動詞なので、to は不要です。I greeted him. とします。一方、say hello なら I said hello to him. です。
× I did a greeting at the ceremony.
式典で言葉を述べたなら I gave a speech at the ceremony. や I made a few remarks. が自然です。
△ I greeted everyone before leaving the company.
間違いではありませんが、退職の別れを告げたなら I said goodbye to everyone before leaving the company. のほうが意図が明確です。
ミニ会話で覚えよう
A: Have you met our new manager?
A:新しいマネージャーには会った?
B: Not yet. I’ll go and introduce myself.
B:まだ。挨拶してくるよ。
A: Who’s giving the welcome speech?
A:歓迎の挨拶は誰がするの?
B: Ms. Tanaka is.
B:田中さんだよ。
A: Are you leaving already?
A:もう帰るの?
B: Yes, but I want to say goodbye to everyone first.
B:うん。でも先にみんなへ挨拶したいんだ。
よくある質問
Q1. greet と say hello の違いは?
greet は人を迎えて挨拶する行為全体、say hello は実際に「こんにちは」と声をかけることです。日常会話では say hello が使いやすいです。
Q2. 「一言ご挨拶します」は英語で?
I’d like to say a few words. または I’d like to make a few remarks. が自然です。短い挨拶に向いています。
Q3. 「挨拶回りをする」は英語で?
目的を加えます。退職なら go around the office to say goodbye、着任なら visit each department to introduce yourself と言えます。
Q4. ビジネス英語の具体的な挨拶例はどこで学べますか?
初対面・社内・取引先・オンライン会議などの表現は「ビジネス英語の挨拶フレーズ」で場面別に紹介しています。
まとめ:「挨拶」の目的を具体化しよう
- 人を迎える:greet
- 気軽に声をかける:say hello
- 自己紹介する:introduce yourself
- 人前で言葉を述べる:give a speech / make remarks
- 別れを告げる:say goodbye
英語では「挨拶した」とまとめず、こんにちはと言ったのか、名前を伝えたのか、感謝や別れを述べたのかまで具体化するのがコツです。









