「忠告する」は英語で?advise・warn・cautionの違いと簡単な言い換え

「忠告する」は英語で?先輩女性が後輩へ助言する場面

「忠告する」は英語で、一般的には advise と言えます。相手のためを思い、「こうしたほうがよい」と伝える表現です。

ただし、危険や悪い結果を避けるよう強く忠告するなら warn、注意深く行動するようやや硬く忠告するなら caution が自然です。日本語では同じ「忠告する」でも、英語では助言なのか、危険への警告なのかで動詞が変わります。

「忠告する」を表す主な英語表現

英語 中心的な意味 使う場面 代表例文
advise 相手のために助言する 仕事、健康、進路、判断 I advised her to wait.
warn 危険や悪い結果を警告する 事故、問題、リスク I warned him not to go.
caution 慎重にするよう注意する 公的・専門的・硬い場面 She cautioned us against rushing.
recommend 方法や選択肢を勧める 商品、行動、解決策 I recommend taking a break.

日常会話で一番自然なのは?

相手に「こうしたほうがいい」と伝えるなら advise が基本ですが、日常会話では動詞 advise よりも、I think you should …If I were you, I’d … のほうが柔らかく自然なことも多くあります。

  • I think you should talk to your manager.
    上司に相談したほうがいいと思います。
  • If I were you, I’d wait a little longer.
    私なら、もう少し待ちます。

しゅみすけ(大山俊輔)

advise は正しい英語ですが、会話では I think you should … のように、意見として柔らかく伝えるほうが自然な場面もあります。

日本語の「忠告する」と英語の意味のズレ

日本語の「忠告する」には、相手のために注意や助言を与えるという意味があります。しかし英語では、伝える内容の性質によって分かれます。

  • よりよい判断を助ける:advise
  • 危険や悪い結果を知らせる:warn
  • 慎重な行動を促す:caution
  • よい選択肢を勧める:recommend

忠告するをadvise、warn、cautionに分けた図

各表現の使い方と語順

advise:相手のために助言する

人に何かするよう忠告する場合は、advise+人+to do を使います。

  • I advised her to see a doctor.
    私は彼女に医師の診察を受けるよう忠告しました。
  • They advised us to leave early.
    彼らは私たちに早く出発するよう助言しました。

行動そのものを勧める場合は advise doing、文で内容を続けるなら advise that+主語+動詞 も使えます。

The lawyer advised waiting.
弁護士は待つよう助言しました。

warn:危険や悪い結果を警告する

warn+人+to do は「人に〜するよう警告する」、warn+人+not to do は「人に〜しないよう警告する」です。

  • I warned him not to drive in the storm.
    嵐の中で運転しないよう彼に忠告しました。
  • She warned me that the road was dangerous.
    彼女はその道が危険だと警告してくれました。

危険の対象には warn someone about/of something を使えます。

caution:慎重になるよう忠告する

caution は warn より硬く、公的・専門的な場面でよく使われます。

  • The doctor cautioned me against working too much.
    医師は働きすぎないよう私に忠告しました。
  • Investors were cautioned to remain careful.
    投資家は慎重でいるよう注意を促されました。

caution+人+against doing で「人に〜しないよう忠告する」という形になります。

recommend:選択肢を勧める

recommend は危険への忠告ではなく、「これがよい選択です」と勧める表現です。

  • I recommend talking to a specialist.
    専門家に相談することをお勧めします。
  • She recommended that I take a break.
    彼女は私に休憩を取るよう勧めました。

場面別に使える例文

仕事で忠告する

  • I’d advise you to check the figures again.
    数字をもう一度確認することをお勧めします。
  • I think you should speak to the client first.
    まず顧客と話したほうがいいと思います。
  • She warned us not to miss the deadline.
    彼女は締め切りに遅れないよう私たちに忠告しました。

友人に忠告する

  • If I were you, I wouldn’t reply right away.
    私なら、すぐには返信しません。
  • You might want to think about it again.
    もう一度考えたほうがいいかもしれません。
  • I’m only saying this because I care about you.
    あなたのことを思って言っているだけです。

英語日記・独り言で使う

  • My friend advised me to slow down.
    友人は私に少しペースを落とすよう忠告しました。
  • I should have listened to her warning.
    彼女の忠告を聞くべきでした。
  • I tried to warn him, but he didn’t listen.
    彼に忠告しようとしましたが、聞いてくれませんでした。

advise・adviceの違い

advise は「助言する」という動詞、advice は「助言」という名詞です。

  • She advised me to wait.:彼女は待つよう私に助言しました。
  • She gave me some advice.:彼女は私に助言をくれました。

advice は数えられない名詞なので、通常は an advice とは言いません。「一つの助言」は a piece of advice です。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

advise や caution が出てこなくても、相手にしてほしいことと、その理由を基本語で伝えれば十分です。

  • I think you should wait.
    待ったほうがいいと思います。
  • Please be careful.
    気をつけてください。
  • Don’t do it. It may cause problems.
    それはしないでください。問題になるかもしれません。
  • I did the same thing, and it didn’t go well.
    私も同じことをしましたが、うまくいきませんでした。
  • If I were you, I’d talk to her first.
    私なら、まず彼女と話します。

してほしい行動+その理由や経験に分けると、「忠告する」という難しい単語を使わなくても伝えられます。

しゅみすけ(大山俊輔)

忠告の単語が出ないときは、Please be careful. や I think you should … から始めてください。短い基本語のほうが、かえって気持ちが伝わることもあります。

よくある間違い

adviseの後ろに直接that節だけを置く形に注意

advise は advise 人 to doadvise doingadvise that 文 の形を使います。

○ I advised him to wait.
○ I advised waiting.
○ I advised that he wait.

adviseとadviceを混同しない

× She adviced me.
○ She advised me.
名詞は advice、動詞は advise です。

warnとadviseを同じ強さで使わない

warn は危険や悪い結果が想定される表現です。単なるおすすめに warn を使うと、必要以上に強く聞こえます。

FAQ

「忠告を聞く」は英語で?

take someone’s advicelisten to someone’s advice と言えます。I should have taken your advice. は「あなたの忠告を聞くべきでした」です。

「忠告を無視する」は英語で?

ignore someone’s adviceignore a warning が使えます。助言なら advice、危険への警告なら warning が自然です。

「忠告しておくよ」は英語で?

柔らかく言うなら Just a word of advice.Here’s my advice. が使えます。

目上の人に忠告してもよい?

直接 You should … と言うより、You might want to …May I suggest …? のように控えめにすると丁寧です。

関連する英語表現

まとめ

  • 相手のために助言する:advise
  • 危険や悪い結果を警告する:warn
  • 慎重に行動するよう注意する:caution
  • よい選択肢を勧める:recommend

難しい表現が出ないときは、I think you should … や Please be careful. に理由を一言足せば、知っている英語だけでも忠告できます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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