advise A to doの意味は?advise doing・adviceとの違いと使い方

advise A to doはAに〜するよう助言するという意味

advise A to do は、「Aに〜するよう助言する」「Aに〜したほうがよいと忠告する」という意味です。

たとえば My doctor advised me to get more sleep. なら、「医師は私に、もっと睡眠を取るよう助言した」。ポイントは、adviseの直後に助言を受ける人Aを置き、その人にしてほしい行動をto doで続けることです。

一方、英語には advise doingadvise that S do という形もあります。また、つづりがよく似た名詞 advice と混同しやすいのも注意点です。この記事では、advise A to doの意味と使い方を中心に、これらの違いを自然な例文で整理します。

この記事で分かること
  • advise A to doの基本構造とニュアンス
  • advise doing・advise thatとの使い分け
  • recommend・suggest・warnとの違い
  • adviseとadviceの発音・文法上の違い
  • 会話で使える例文と簡単な言い換え

advise A to doの意味と基本構造

advise A to do = Aに〜するよう助言する/忠告するです。

部分 役割
advise 助言する・忠告する advised
A 助言を受ける人 me / you / customers
to do 勧める行動 to wait / to book early

They advised us to leave before rush hour.
彼らは私たちに、ラッシュアワー前に出発するよう勧めました。

I advised him to talk to his manager first.
私は彼に、まず上司と話すよう助言しました。

adviseは、単に「私はこれが好き」と好みを伝える語ではありません。経験・知識・状況判断に基づいて、相手にとってよいと思う行動を示す語です。医師、弁護士、上司、旅行会社など、専門性や責任のある場面でもよく使われます。

しゅみすけ(大山俊輔)

adviseは少しかしこまった響きがありますが、日常会話でも使えます。大切なのは「誰に」をadviseの直後に置くことです。

なぜ「advise A to do」でこの意味になる?

adviseは「助言する」、Aはその助言を受け取る相手です。後ろのto不定詞は、相手がこれから取るべき行動を示します。

advise + 人 + to + 動詞の原形

この並びを、「人をある行動の方向へ導く」と考えると理解しやすくなります。

The staff advised me to keep my passport with me.
スタッフは私に、パスポートを身につけておくよう助言しました。

ここでは、助言を受けるのは me、勧められた行動は keep my passport with me です。日本語では「パスポートを持っておくよう、私に助言した」と語順が変わりやすいので、英語では相手を先に置くと覚えましょう。

adviseの4つの型を使い分けよう

advise A to do、advise doing、advise that S do、advise A against doingの違い

1. advise A to do:人に行動を勧める

誰への助言かを明確にし、その人に具体的な行動を勧める形です。

The consultant advised us to revise the schedule.
コンサルタントは私たちに、日程を見直すよう助言しました。

She advised me to be honest with him.
彼女は私に、彼に正直に話すよう勧めました。

2. advise doing:行為一般を勧める

advise doing は「〜することを勧める」。助言を受ける特定の人を置かず、行動そのものをおすすめするときに使います。

We advise booking at least two weeks in advance.
少なくとも2週間前に予約することをおすすめします。

I wouldn’t advise driving in this weather.
この天候で運転することはおすすめしません。

advise you to book なら「あなたに予約するよう勧める」、advise booking なら「予約することを勧める」です。

3. advise that S do:Sが〜するよう勧告する

advise that + 主語 + 動詞の原形 は、ややフォーマルな形です。規則、医療、法律、業務上の勧告などでよく見られます。

The doctor advised that he rest for a few days.
医師は、彼が数日休むよう助言しました。

We advise that all passengers arrive early.
すべてのお客様に早めの到着をおすすめします。

特にアメリカ英語では、主語が he でも rests ではなく、動詞の原形 rest が使われます。イギリス英語では should rest も自然です。

4. advise A against doing:人に〜しないよう忠告する

advise A against doing は、危険・損失・トラブルを避けるために「Aに〜しないよう忠告する」という形です。

My lawyer advised me against signing the contract immediately.
弁護士は私に、その契約書へすぐ署名しないよう忠告しました。

We advised them against traveling at night.
私たちは彼らに、夜間は移動しないよう忠告しました。

場面別:advise A to doの自然な例文

日常生活

I advised my brother to save some money every month.
私は弟に、毎月いくらか貯金するよう勧めました。

She advised me to take an umbrella.
彼女は私に、傘を持っていくよう言いました。

仕事

My manager advised me to keep the email short and clear.
上司は私に、メールを短く分かりやすくするよう助言しました。

We advise new employees to ask questions early.
新入社員には、早めに質問するよう勧めています。

旅行

The hotel advised us to take a taxi after midnight.
ホテルは私たちに、深夜0時以降はタクシーを使うよう勧めました。

The guide advised everyone to carry enough water.
ガイドは全員に、十分な水を持つよう助言しました。

恋愛・人間関係

My friend advised me to give her some space.
友人は私に、彼女と少し距離を置くよう助言しました。

I advised him not to send the message while he was angry.
私は彼に、怒っている間はそのメッセージを送らないよう忠告しました。

健康

The dentist advised me to cut down on sugary drinks.
歯科医は私に、甘い飲み物を減らすよう助言しました。

My doctor advised me to get more sleep.
医師は私に、もっと睡眠を取るよう助言しました。

否定はadvise A not to do

「Aに〜しないよう助言する」は、advise A not to do とします。否定の not はto不定詞の直前です。

She advised me not to make a decision too quickly.
彼女は私に、あまり急いで決断しないよう助言しました。

The police advised residents not to go outside.
警察は住民に、外出しないよう呼びかけました。

advise A against doing も似た意味ですが、こちらは「その行動には問題や危険があるので避けたほうがよい」という警告寄りの響きが出やすい表現です。

advise・recommend・suggest・warnの違い

表現 中心的な意味 よく使う形
advise 知識や判断に基づいて助言する advise A to do
recommend 良い選択肢として勧める recommend doing / recommend that
suggest 案や可能性を提案する suggest doing / suggest that
warn 危険や悪い結果を警告する warn A not to do / warn A about

adviseとrecommend

advise は相手の状況を考えた「助言」、recommend は良いと思う物・方法・選択肢の「推薦」に向いています。

I advised her to see a specialist.
私は彼女に、専門医に診てもらうよう助言しました。

I recommend seeing this movie.
この映画を見ることをおすすめします。

なお、標準的な英語では recommend her to see より、recommend that she seerecommend seeing が自然です。

adviseとsuggest

suggest は「こういう案はどう?」という提案で、adviseより軽く柔らかいことがあります。

He suggested taking an earlier train.
彼は、もっと早い電車に乗ることを提案しました。

He advised me to take an earlier train.
彼は私に、もっと早い電車に乗るよう助言しました。

adviseとwarn

warn は危険や悪い結果への注意が中心です。adviseでも強い忠告はできますが、warnのほうが切迫感があります。

They warned us not to swim there.
彼らは私たちに、そこで泳がないよう警告しました。

adviseとadviceの違い

もっとも多い間違いの一つが、adviseadvice の混同です。

品詞 意味 発音の目安
advise 動詞 助言する アドヴァイズ(最後はz音)
advice 名詞 助言 アドヴァイス(最後はs音)

She advised me to wait.
彼女は私に待つよう助言しました。

She gave me some good advice.
彼女は私に良い助言をしてくれました。

advice は数えられない名詞なので、通常は an adviceadvices とは言いません。「一つの助言」は a piece of advice と表します。

日本人が間違えやすいポイント

間違い1:advise to doと人を抜く

× I advised to wait.
○ I advised him to wait.
私は彼に待つよう助言しました。

特定の人に行動を勧めるなら、その人をadviseの直後に置きます。人を置かず行動一般を勧めるなら、I advised waiting. と動名詞にします。

間違い2:advise A doingにする

× She advised me taking a taxi.
○ She advised me to take a taxi.

「人+行動」は advise A to do です。

間違い3:adviceを動詞として使う

× Please advice me.
○ Please advise me.
助言してください。

advice は名詞なので、動詞が必要な場所では advise を使います。

間違い4:命令のように聞こえる場面で多用する

I advise you to… は文法的に正しくても、友人同士では少しかしこまったり、上から目線に聞こえたりすることがあります。柔らかく言いたいときは次の言い換えが便利です。

中学英語で簡単に言い換えるなら

adviseがすぐに出てこなくても、次の表現なら十分伝わります。

  • You should…:〜したほうがいいよ
  • I think it’s better to…:〜するほうがいいと思います
  • It’s a good idea to…:〜するのは良い考えです
  • Why don’t you…?:〜したらどう?

I advise you to book early.
早めに予約することをおすすめします。

You should book early.
早めに予約したほうがいいですよ。

I think it’s better to book early.
早めに予約するほうがいいと思います。

意味の中心は近いですが、advise はやや客観的・専門的、You should… はより直接的、I think… は自分の意見として柔らかく伝える響きがあります。

しゅみすけ(大山俊輔)

会話では、難しい単語にこだわる必要はありません。まずはYou should…やI think it’s better to…で伝え、adviseは少し改まった助言に使うと自然です。

adviseを使う関連表現

  • advise A on/about B:AにBについて助言する
    She advises clients on financial planning.
  • be advised to do:〜するよう勧められる
    Passengers are advised to arrive early.
  • please be advised that…:〜をご了承ください/お知らせします
    ビジネス通知で使われる非常にフォーマルな表現です。
  • seek advice:助言を求める
  • take someone’s advice:人の助言に従う

まとめ:adviseの後ろの形で意味を整理しよう

  • advise A to do:Aに〜するよう助言する
  • advise doing:〜することを勧める
  • advise that S do:Sが〜するよう勧告する
  • advise A not to do / against doing:Aに〜しないよう忠告する
  • advise は動詞、advice は名詞

まずは「誰に、何をするよう勧めるか」を表す advise A to do を軸に覚えましょう。相手を置かずに行動そのものを勧めるなら advise doing です。この違いが分かれば、旅行・仕事・健康など幅広い場面で正確に使えます。

ほかの重要表現も体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現の総合ガイドもあわせてご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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