
「歓待する」は英語で、場面に応じて welcome someone warmly、host someone、entertain guests などと表します。
到着した客を温かく迎えるなら welcome warmly、自宅などへ招いて滞在中の世話をするなら host、食事や会話を用意して楽しくもてなすなら entertain が中心です。「歓待する=英語一語」と考えず、客に何をしたのかで選び分けましょう。
Contents
「歓待する」の主な英語表現を比較
| 英語 | 中心的な意味 | 使う場面 | 代表例文 |
|---|---|---|---|
| welcome someone warmly | 温かく迎える | 到着時の歓迎・再会 | They welcomed us warmly. |
| host someone | 客として受け入れ、世話をする | 自宅・会社・滞在 | We hosted our overseas guests. |
| entertain guests | 食事や会話などでもてなす | 会食・ホームパーティー・接待 | She entertained the guests at home. |
| treat someone to a meal | 食事をごちそうする | 食事による具体的な歓待 | They treated us to a wonderful dinner. |
一番自然な表現は?
日常会話で「友人を家で歓待した」と言いたいなら、We hosted our friends at our home. や We had our friends over and made dinner for them. が自然です。
「地元の人たちが温かく歓待してくれた」なら、The local people welcomed us warmly. がぴったりです。食事や会話によるもてなしを強調する文章では、They entertained us with dinner and music. と言えます。
しゅみすけ(大山俊輔)
日本語の「歓待する」と英語の意味のズレ
日本語の「歓待する」には、「喜んで迎える」「手厚くもてなす」「食事や会話を楽しんでもらう」といった複数の行為がまとまっています。英語では次のように分けます。
- 客が到着したときに喜んで迎えた:welcome
- 自分が客を受け入れ、全体の世話をした:host
- 食事や会話などで客を楽しませた:entertain
- 特定の食事をごちそうした:treat
「歓迎する」との違いも重要です。歓迎は迎え入れる態度や瞬間に焦点がありますが、歓待はその後の世話や飲食まで含みやすい言葉です。詳しくは、「歓迎する」のwelcome・greet・receiveの違いも参照してください。

各表現の使い方と語順
welcome someone warmly:人を温かく迎える
語順は welcome + 人 + warmly です。welcome は他動詞なので、動詞として使うときは welcome to someone とはしません。
- They welcomed us warmly.(彼らは私たちを温かく迎えてくれました)
- We warmly welcomed the new members.(私たちは新しいメンバーを温かく迎えました)
host someone:客を受け入れて世話をする
host + 人、または host + 行事 の形です。人を目的語にすると「その人を客としてもてなす」、行事を目的語にすると「行事を主催する」になります。
- We hosted two guests from Canada.(カナダから来た客二人を歓待しました)
- My family hosted me for the weekend.(家族が週末、私を泊めてもてなしてくれました)
host a conference のような「開催する」との違いは、「開催する」のhold・host・organizeの違いで確認できます。
entertain guests:客を食事や会話でもてなす
entertain + 人 が基本です。何によってもてなしたかは、with + 名詞 で加えられます。
- She entertained the guests with food and music.(彼女は料理と音楽で客をもてなしました)
- We entertained some clients at dinner.(私たちは夕食の席で取引先をもてなしました)
entertain は「芸を見せる」だけではありません。客に食事や会話を提供する場合にも使えます。ただし日常会話では、have people over や make dinner for them のほうが気軽です。
treat someone to a meal:食事をごちそうする
語順は treat + 人 + to + 食事・物 です。to を忘れないようにしましょう。
- They treated us to lunch.(彼らは私たちに昼食をごちそうしてくれました)
- Our hosts treated us to a traditional meal.(迎えてくれた方々は伝統料理をごちそうしてくれました)
場面別の例文
独り言・英語日記
- We had some friends over for dinner tonight.(今夜は友人を夕食に招いてもてなしました)
- I cooked several dishes for our guests.(お客さまのために何品か料理しました)
- I hope they felt at home.(くつろいでくれていたらいいなと思います)
日常会話
- They welcomed us so warmly.(彼らは本当に温かく迎えてくれました)
- My aunt hosted us for three days.(叔母が三日間泊めてもてなしてくれました)
- We had a wonderful time at their home.(彼らの家で素晴らしい時間を過ごしました)
仕事
- We hosted the visiting team at our office.(来訪したチームをオフィスで歓待しました)
- The company entertained its overseas clients at dinner.(会社は海外の顧客を夕食でもてなしました)
- They treated us to a local specialty.(彼らは地元の名物をごちそうしてくれました)
類似表現との違い
welcome と host の違い
welcome は迎えるときの態度、host は客を受け入れて滞在や会合全体の世話をすることです。玄関で迎えるだけなら welcome、食事・座席・宿泊などを整えるなら host が合います。
host と entertain の違い
host は受け入れる側の役割を示します。entertain は客が楽しく過ごせるように食事や会話などを提供する行為に焦点があります。
serve との違い
serve food は「料理を出す」です。歓待の一部にはなりますが、客を温かく迎えたり世話したりする意味までは含みません。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
host や entertain が出てこなくても、「誰を招いたか」「何を用意したか」「相手がどう過ごしたか」に分ければ伝えられます。
- We invited them to our home.(私たちは彼らを家に招きました)
- We made dinner for them.(彼らのために夕食を作りました)
- We gave them food and drinks.(食事と飲み物を出しました)
- We spent the evening together.(一緒に夜を過ごしました)
- We wanted them to feel comfortable.(くつろいでほしいと思いました)
We invited them to our home and made dinner for them. と言えば、「家に招いて食事でもてなした」という中心的な内容が基本語だけで十分伝わります。
しゅみすけ(大山俊輔)
家へ招くときの定番表現は、家に人を招く・もてなす英語にもまとめています。
よくある間違い
× welcome to our guests
welcome を動詞で使うなら、We welcomed our guests. とします。Welcome to our home. の to は、行き先・場所を示しています。
× enjoy our guests
enjoy は自分が楽しむ側です。「客を楽しませる・もてなす」なら entertain our guests を使います。
× treat someone a meal
「人に食事をごちそうする」は treat someone to a meal です。to が必要です。
host は行事にしか使えないと思う
host a meeting のように行事にも使えますが、host guests、host someone for the weekend のように人も目的語にできます。
FAQ
「手厚く歓待する」は英語で?
give someone a warm welcome、treat someone very generously、または具体的に take very good care of someone と言えます。
「歓待を受ける」は英語で?
be warmly welcomed や be treated very well が自然です。例:We were treated very well by our hosts.
「自宅で客を歓待する」は英語で?
host guests at home、会話では have people over が使えます。
「食事で歓待する」は英語で?
entertain someone at dinner や treat someone to a meal と言います。前者は会食全体、後者はごちそうすることに焦点があります。
hospitality は使えますか?
hospitality は「歓待・もてなし」という名詞です。Thank you for your hospitality. は「温かくもてなしていただき、ありがとうございました」という定番表現です。
まとめ
「歓待する」は、温かく迎えるなら welcome someone warmly、客として受け入れて世話をするなら host someone、食事や会話でもてなすなら entertain guests が中心です。
難しい表現が出なければ、We invited them to our home. We made dinner for them. のように、「招いた」「料理した」と実際の行動へ分解しましょう。これが、知っている英語で「歓待した」を伝える一番確実な方法です。








