
「会議を開催する」「イベントを開催する」「セミナーが開催される」——日本語ではどれも「開催する」ですが、英語では主催者・準備・当日の運営・イベント自体の発生など、焦点によって表現が変わります。
基本は hold です。主催者として参加者を迎えるなら host、準備や段取りを行うなら organize、当日の運営なら run が自然です。主催者を言わず「開催される」と伝える take place も必須表現です。
Contents
「開催する」の英語表現・早見表
| 英語表現 | 主なニュアンス | よく使う場面 |
|---|---|---|
| hold | 会議・式典などを開催する | 会議、セミナー、式典 |
| host | 主催者として人を迎える | イベント、会食、国際会議 |
| organize | 企画して準備を整える | イベント、研修、ツアー |
| run | 当日の進行・運営を担う | 講座、ワークショップ、イベント |
| put on | 公演や催しを実施する | ショー、演劇、展示 |
| take place | イベントが開催される | 日時・場所の案内 |

1. hold:会議や式典を「開催する」
hold は「開催する」の最も基本的な表現です。会議・セミナー・式典・選挙など、予定された行事を実施するときに幅広く使えます。
- We will hold a meeting tomorrow.
明日、会議を開催します。 - The company held a training session for new employees.
会社は新入社員向けの研修を開催しました。 - The ceremony will be held at the hotel.
式典はそのホテルで開催されます。
案内文では、受け身の be held(開催される)が特によく使われます。
2. host:主催者として「開催する」
host は、主催者や開催地として参加者を迎え、もてなすことに焦点があります。名詞では「主催者」「司会者」という意味です。
- We are hosting a networking event next week.
来週、交流イベントを開催します。 - Tokyo hosted an international conference.
東京で国際会議が開催されました。 - She hosted the awards ceremony.
彼女は授賞式の司会・進行を務めました。
単に会議を実施するなら hold、主催側として参加者を迎える点を強調するなら host が自然です。
3. organize:企画・準備して「開催する」
organize は、会場・参加者・日程・内容などを計画し、イベントを実現できるよう準備する表現です。
- She organized a charity event.
彼女はチャリティーイベントを企画・開催しました。 - We are organizing a workshop for beginners.
初心者向けのワークショップを企画しています。 - Who organized the conference?
誰がその会議を企画したのですか?
何をどう行うか考える段階は plan、具体的な段取りを整える段階は organize と考えると分かりやすいです。計画表現は「計画する」は英語で?も参考になります。
4. run:イベントを「運営する」
run は、当日の進行・スタッフ管理・参加者対応など、イベントや講座を実際に動かすことに焦点があります。
- Our team will run the event.
私たちのチームがイベントを運営します。 - She runs an English workshop every month.
彼女は毎月、英語ワークショップを開催・運営しています。 - Who is running today’s session?
今日のセッションは誰が進行しますか?
一度の開催だけでなく、講座やプログラムを継続的に運営するときにも使えます。
5. put on:公演・ショーなどを「開催する」
put on は、演劇・コンサート・ショー・展示など、観客に見せる催しを実施するときの自然な句動詞です。
- The school put on a Christmas show.
学校はクリスマスショーを開催しました。 - They are putting on an art exhibition.
彼らは美術展を開催しています。 - We plan to put on a small concert.
小さなコンサートを開催する予定です。
put onには「服を着る」「音楽をかける」などの意味もあります。詳しくはPut onの意味と使い分けで紹介しています。
6. take place:イベントが「開催される」
take place は、主催者を主語にせず、出来事やイベントそのものが「行われる」「開催される」と言う表現です。
- The event will take place on Saturday.
イベントは土曜日に開催されます。 - The meeting took place online.
会議はオンラインで開催されました。 - Where will the ceremony take place?
式典はどこで開催されますか?
take placeは受け身にしません。 will be taken place ではなく、will take place が正しい形です。
hold・host・take placeの違い
| 文 | 焦点 |
|---|---|
| We will hold the event. | 私たちがイベントを実施する |
| We will host the event. | 私たちが主催者として迎える |
| The event will take place. | イベント自体が開催される |
難しい単語を使わない簡単な言い方
holdやorganizeが出てこなくても、have・do・welcome・happenなどの基本語に分ければ伝えられます。
| 簡単な英語 | 意味 |
|---|---|
| We’ll have a meeting tomorrow. | 明日、会議を開きます |
| We’re having an event next week. | 来週、イベントを開催します |
| We’ll welcome 50 guests. | 50人の参加者を迎えます |
| Our team will do everything. | 私たちのチームがすべて担当します |
| The event will happen on Sunday. | イベントは日曜日に行われます |
よくある間違い
× open a meeting(会議を開催する)
open a meeting は「会議を開始する・開会する」という意味です。会議そのものを開催するなら hold または have を使います。
○ hold a meeting / have a meeting
× The event will be taken place tomorrow.
take placeは自動詞の句なので、受け身にしません。
○ The event will take place tomorrow.
イベントは明日開催されます。
holdとhostを混同する
会議を実施する事実なら hold、主催者として参加者を迎える役割まで含めるなら host が適しています。
organizeとrunを混同する
organize an event は開催前の企画・準備、run an event は当日の進行や運営に焦点があります。同じ人やチームが両方を担うこともあります。
会話例1:社内セミナーを開催する
A: We’re planning to hold a seminar next month.
来月、セミナーを開催する予定です。
B: Who will organize it?
誰が企画・準備を担当しますか?
A: Our HR team will organize and run it.
人事チームが準備と運営を担当します。
会話例2:イベントの案内をする
A: When will the event take place?
イベントはいつ開催されますか?
B: It will take place on September 10.
9月10日に開催されます。
A: Who is hosting it?
誰が主催しますか?
B: The local business association is hosting it.
地元の商工会が主催します。
まとめ:開催のどの部分に焦点を当てるかで選ぼう
- 会議や式典を実施する:hold
- 主催者として参加者を迎える:host
- 企画・準備を整える:organize
- 当日の進行・運営を担う:run
- 公演や展示を実施する:put on
- イベント自体が開催される:take place
迷ったら、主催者を主語にするなら hold、イベントを主語にするなら take place を基本にしましょう。会話では We’ll have a meeting. のような簡単な英語でも自然に伝えられます。










