
けんかした相手と「仲直りした」と英語で伝えたいとき、まず覚えたいのが make up です。ただし、ぎくしゃくした関係を修復するなら patch things up、やや改まった「和解する」なら reconcile が合うこともあります。
この記事では、恋人・友人・家族との自然な会話を中心に、3つの表現の違いと使い方をわかりやすく整理します。
Contents
「仲直りする」の英語をまず整理

- make up:けんかの後に仲直りする。日常会話で最も自然
- patch things up:悪化した関係を修復する
- reconcile:和解する。やや改まった表現
日本語の「仲直りする」は広い言葉です。英語では、単発のけんかが収まったのか、傷ついた関係を立て直したのか、正式に和解したのかで表現が変わります。
1. make up:けんかの後に仲直りする
make up は、口論やけんかをした二人が仲直りするときの定番表現です。恋人だけでなく、友人や家族にも使えます。
We argued last night, but we made up this morning.
昨夜けんかしたけど、今朝仲直りしたよ。
誰と仲直りしたかを言うときは、make up with+人 の形にします。
I finally made up with my sister.
やっと姉(妹)と仲直りしました。
Have you made up with Ken yet?
もうケンとは仲直りした?
二人を主語にするなら We made up. や They made up. だけで自然に通じます。
makeup/make-upとの混同に注意
スペースのない makeup は名詞で「化粧」を表すのが一般的です。「仲直りする」は動詞なので、make up と2語で書きます。なお make up には「作り上げる」「埋め合わせる」など別の意味もあり、意味は文脈で決まります。
2. patch things up:ぎくしゃくした関係を修復する
patch things up は、問題のある関係を「繕って、うまくいく状態に戻す」という感覚です。単なる口げんかよりも、しばらく関係が悪化していた場面によく合います。
We talked for hours and managed to patch things up.
何時間も話して、なんとか関係を修復できました。
She wants to patch things up with her best friend.
彼女は親友と仲直りしたがっています。
この表現は「問題が全部消えた」とまでは限りません。まず関係を立て直した、歩み寄った、というニュアンスでも使えます。
3. reconcile:和解する(やや改まった表現)
reconcile は「和解する」「関係を修復する」という意味で、make up よりも硬めです。文章、報道、家族間の深刻な対立などで見かけます。
The two brothers reconciled after years of conflict.
その兄弟は何年もの対立を経て和解しました。
He hopes to reconcile with his father.
彼は父親と和解したいと思っています。
「人と和解する」は reconcile with+人、または双方を主語にして They reconciled. と言えます。日常の軽いけんかなら、reconcile より make up のほうが自然です。
初心者はこの3フレーズから
We made up.
「私たち、仲直りしたよ」。短く、最も使いやすい一言です。
I’m sorry. Can we talk?
「ごめん。話せる?」。仲直りへの入口として自然で、相手に話し合う余地を残せます。
I want to make things right.
「きちんと関係を修復したい」。自分の非を認め、状況を正したい気持ちを表せます。
場面別の自然な会話例
恋人と口論したあと
A: Are you two still fighting?
A:まだ二人はけんか中?
B: No, we talked it out and made up.
B:ううん、話し合って仲直りしたよ。
talk it out は「とことん話し合って解決する」。make up と相性のよい表現です。
友人との関係を修復したい
A: I miss talking to Maya.
A:マヤと話せなくて寂しいな。
B: Why don’t you call her and try to patch things up?
B:電話して、仲直りしてみたら?
家族との長い対立が終わった
A: Did your uncles ever speak again?
A:叔父さんたちはまた話すようになったの?
B: Yes. They eventually reconciled.
B:うん。最終的には和解したよ。
仲直りにつながる英語フレーズ
- I shouldn’t have said that.(あんなこと言うべきじゃなかった)
- I understand why you’re upset.(あなたが腹を立てている理由はわかる)
- Can we start over?(もう一度やり直せる?)
- Let’s put this behind us.(このことは水に流そう)
- I don’t want to fight anymore.(もうけんかしたくない)
早く終わらせようとして Forget it. とだけ言うと、「もういい」「どうでもいい」のように冷たく聞こえることがあります。謝罪や相手の気持ちへの理解を添えるほうが安全です。
「仲直りする」と「復縁する」は違う
make up は、けんかをしても基本的には関係が続いている二人が仲直りするイメージです。一方、別れた恋人同士が再び交際する「復縁する」は get back together が基本です。
We had a fight, but we made up.
けんかしたけど、仲直りした。
We broke up last month, but now we’re back together.
先月別れたけど、今は復縁している。
詳しい違いは、「復縁する」の英語表現もあわせて確認してみてください。reconcile が復縁を含む場合もありますが、日常会話では文脈が必要です。
よくある間違い
人には make up with を使う
誰かと仲直りするなら I made up with Alex. が自然です。make up with の後ろには、問題そのものではなく相手の人を置きます。
reconcile us としない
自分たちが和解したなら We reconciled. または We reconciled with each other. とします。We reconciled us. とは通常言いません。
apologizeは「謝る」であって「仲直りする」ではない
apologize は謝罪する行為です。謝っても、まだ仲直りできていないことはあります。結果まで伝えるなら I apologized, and we made up. と言えます。
よくある質問
「けんかの後に仲直りした」は?
We made up after the fight. が自然です。口論なら after the argument も使えます。
「仲直りしたい」は?
日常的には I want to make up.、相手を明示するなら I want to make up with you.。関係を直したい気持ちを丁寧に示すなら I want to make things right. も自然です。
友人や家族にも make up を使える?
はい。make up は恋人専用ではありません。友人、きょうだい、親子など、けんかをした人同士に広く使えます。
split up や break up の反対は make up?
必ずしも同じ対ではありません。break up は恋愛関係を終えること、make up はけんかを収めることです。別れた後によりを戻すなら get back together を使います。別れの表現は「破局する」の英語表現で整理しています。
まとめ
- 普段の「仲直りする」は make up
- 傷ついた関係を修復するなら patch things up
- 深刻な対立からの正式な「和解」は reconcile
- 別れた恋人との「復縁」は get back together
まずは We made up. と I want to make up with you. を声に出して覚えましょう。恋愛や人間関係の表現をまとめて学びたい方は、恋愛・交際・別れの英語表現まとめもどうぞ。









