「応酬する」は英語で?exchange・trade・fire backの違いと簡単な言い換え

「応酬する」は英語で?と話し合う二人のイラスト

「応酬する」は、英語では場面に応じて exchangetradefire back などを使います。

落ち着いて意見や言葉を交わすなら exchange、非難・侮辱・批判などを互いにぶつけるなら trade、相手の言葉にすぐ強く言い返すなら fire back が自然です。

日本語では「応酬する」の一語でまとめられますが、英語では何を交わしたのか、そしてどのくらい対立的だったのかによって表現が変わります。

「応酬する」の主な英語表現

英語 中心的な意味 使う場面 代表例文
exchange 互いに交わす 言葉・意見・視線など They exchanged a few sharp words.
trade 互いにぶつけ合う 非難・侮辱・批判など The two sides traded accusations.
fire back すぐ強く言い返す 反論・反撃的な返答 She fired back at his criticism.
go back and forth やり取りが続く メール・議論・質問と回答 The emails went back and forth all day.

一番自然な表現は場面で変わる

言葉や意見を交わすなら exchange

exchange は、双方が何かを「交換する」という中立的な表現です。意見交換にも、少し険悪な言葉の応酬にも使えます。

  • We exchanged opinions about the new plan.
    私たちは新しい計画について意見を交わしました。
  • They exchanged a few angry words.
    彼らは怒った言葉を少し応酬しました。
  • The two leaders exchanged views on the issue.
    両首脳はその問題について意見を交わしました。

exchange + 名詞の形が基本です。よく続く名詞には wordsopinionsviewsremarks などがあります。

非難や侮辱を応酬するなら trade

trade は「取引する」だけでなく、言葉や非難を互いにぶつけ合う意味でも使われます。trade accusationstrade insultstrade blame のように、対立的な内容と相性がよい表現です。

  • The candidates traded accusations during the debate.
    候補者たちは討論中に非難を応酬しました。
  • They started trading insults online.
    彼らはネット上で侮辱を応酬し始めました。
  • Both teams traded criticism after the game.
    両チームは試合後に批判を応酬しました。

すぐに言い返すなら fire back

fire back は、相手から向けられた批判や質問に「即座に強く言い返す」イメージです。二者が継続的に応酬する全体よりも、片方の鋭い返答に焦点があります。

  • She fired back at the reporter’s question.
    彼女は記者の質問に強く言い返しました。
  • He fired back with a sharp reply.
    彼は鋭い返答ですぐに応酬しました。
  • I wanted to fire back, but I stayed calm.
    言い返したかったのですが、冷静さを保ちました。

形は fire back at + 人・発言、または fire back with + 返答内容 が基本です。

やり取りが何度も続くなら go back and forth

go back and forth は、言葉・メール・提案などが行ったり来たりする状態を表します。対立的とは限らず、長いやり取りや調整にも使えます。

  • We went back and forth by email for a week.
    私たちは1週間メールの応酬を続けました。
  • The discussion went back and forth for hours.
    議論は何時間も行き来しました。

しゅみすけ(大山俊輔)

日本語の「応酬する」だけを英語一語に置き換えようとせず、何を交わしたのか、言い方は穏やかだったのか激しかったのかを先に考えると選びやすくなります。

日本語の「応酬する」と英語の意味のズレ

「応酬」には、相手の言葉や行為に対してこちらも返す、という双方向性があります。しかし英語では、双方向のやり取りを表す語と、一方が言い返す動作を表す語が分かれます。

  • exchange / trade:双方のやり取り全体を見る
  • fire back:一方が素早く反応する瞬間を見る
  • go back and forth:やり取りが繰り返される流れを見る

また、「質問と回答の応酬」なら a rapid exchange of questions and answers、「激しい舌戦」なら a heated exchange のように、名詞の exchange を使うことも多くあります。

exchange・trade・fire backで応酬する場面の違い

場面別に使える例文

仕事・会議

  • We exchanged several ideas in the meeting.
    会議でいくつかの意見を交わしました。
  • The managers traded criticism over the failed project.
    管理職たちは失敗したプロジェクトをめぐって批判を応酬しました。
  • The questions and answers went back and forth quickly.
    質問と回答が素早く応酬されました。

ニュース・政治

  • The two parties traded accusations.
    両党は非難を応酬しました。
  • The leaders had a heated exchange.
    首脳たちは激しい応酬を繰り広げました。
  • She fired back at the opposition’s claim.
    彼女は野党の主張に強く反論しました。

日常会話・英語日記

  • We exchanged a few angry words this morning.
    今朝、私たちは怒った言葉を少し応酬しました。
  • I didn’t want to keep going back and forth.
    いつまでも言い合いを続けたくありませんでした。
  • I almost fired back, but I took a breath.
    言い返しそうになりましたが、一呼吸置きました。

類似表現との違い

argue は「口論する・議論する」で、やり取りの内容より、意見が対立している状態を表します。詳しくは「口論する」の英語表現で解説しています。

counterrefute は、相手の主張に反論することに焦点があります。使い分けは「反論する」の英語表現も参考にしてください。

criticize は相手や物事を批判することで、必ずしも相手から返事が来るとは限りません。詳しくは「批判する」の英語表現で確認できます。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

exchangetradefire back が出てこなくても、「誰が何を言い、その後どうなったか」に分ければ基本語で伝えられます。

  • They both said bad things about each other.
    二人とも、お互いについて悪いことを言いました。
  • He said something, and she answered right away.
    彼が何か言うと、彼女はすぐ答えました。
  • They kept saying angry things to each other.
    彼らは怒った言葉を互いに言い続けました。
  • We sent many emails to each other.
    私たちは互いに何通もメールを送りました。
  • They asked and answered many questions.
    彼らはたくさん質問し、答えました。

しゅみすけ(大山俊輔)

難しい単語が出てこないときは、「Aが言った→Bが返した→それが続いた」と出来事の順番に分けてみましょう。中学英語だけでも十分伝えられます。

よくある間違い

exchangeを自動詞のように使わない

× We exchanged about the plan.

○ We exchanged ideas about the plan.

exchange の後ろには、何を交わしたかを表す名詞が必要です。「話し合った」と言いたいだけなら We discussed the plan. が自然です。

fire backの後ろに人を直接置かない

× She fired back him.

○ She fired back at him.

相手を示すときは at、返答内容を示すときは with を使います。

tradeは内容によって険しい響きになる

trade ideas と言えないわけではありませんが、穏やかな意見交換なら通常は exchange ideas が自然です。trade insultstrade accusations は強い対立を表します。

FAQ

「非難の応酬」は英語で何と言いますか?

trade accusationsexchange accusations、名詞なら an exchange of accusations が使えます。ニュースでは The two sides traded accusations. が自然です。

「言葉の応酬」は英語で何と言いますか?

an exchange of words が基本です。険悪なやり取りなら a heated exchangean angry exchange とも言えます。

「メールの応酬」は英語で何と言いますか?

an exchange of emails、または emails going back and forth が自然です。単に複数回やり取りしたなら We emailed each other several times. でも十分です。

「質問の応酬」は英語で何と言いますか?

a rapid exchange of questionsquestions going back and forth と表現できます。質問と回答なら an exchange of questions and answers が分かりやすいでしょう。

exchangeとtradeはどう違いますか?

exchange は中立的で幅広く、trade は非難・侮辱・批判などを互いにぶつける場面で特に自然です。

まとめ

  • 言葉や意見を互いに交わす:exchange
  • 非難や侮辱をぶつけ合う:trade
  • すぐ強く言い返す:fire back
  • やり取りが何度も続く:go back and forth

表現が思い出せないときは、They both said bad things.He said something, and she answered right away. のように、実際に起きたことを基本語で順番に説明すれば大丈夫です。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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