
「再考する」は英語で、まず reconsider が代表的です。いったん決めたことや考えたことを、もう一度検討して結論を変える可能性があるときに使います。
ただし、考え方や戦略そのものを組み直すなら rethink、計画や決定を正式に見直すなら review、日常会話で「もう一度考える」なら think again が自然です。「再考する=英語一語」ではなく、何を、どの程度まで考え直すのかで選びましょう。
Contents
「再考する」を表す主な英語表現
| 英語 | 中心的な意味 | 使う場面 | 代表例文 |
|---|---|---|---|
| reconsider | 決定・提案などを再検討する | 結論を変える可能性があるとき | We should reconsider our decision. |
| rethink | 考え方や方法を根本から考え直す | 戦略・方針・やり方の再設計 | We need to rethink our strategy. |
| review | 内容を確認し、見直す | 計画・制度・判断の正式な点検 | The committee will review the policy. |
| think again | もう一度考える | 日常会話でのやわらかい言い方 | I’ll think again before I decide. |
一番自然な表現はどれ?
仕事で「その決定を再考してください」と伝えるなら、Please reconsider the decision. がまっすぐです。やや強く聞こえることもあるので、丁寧に頼むなら Would you reconsider the decision? と言えます。
結果だけでなく方法そのものを変えたいなら、We need to rethink our approach. が自然です。一方、会議や制度上の手続きとして「見直す」だけなら review が合います。結論が変わるとは限りません。
友人との会話や独り言では、難しく考えず Let me think again. や I’ll think about it one more time. でも十分に伝わります。
しゅみすけ(大山俊輔)
日本語の「再考する」だけを英語に置き換えようとせず、「決定を変えるか」「方法を作り直すか」「確認するだけか」に分けると、自然な英語を選びやすくなります。
日本語の「再考する」と英語の意味のズレ
日本語では、決定の変更も、方針の見直しも、単なる再確認も「再考する」と表せます。しかし英語では、行動の中身が違えば動詞も変わります。
- 結論を変える可能性を含む:reconsider
- 考え方や方法を組み直す:rethink
- 正式に点検・評価する:review
- 単純にもう一度考える:think again

各表現の使い方と語順
reconsider:決定や選択を再検討する
reconsider + 名詞 が基本です。前置詞 about は入れません。
- reconsider the plan(計画を再考する)
- reconsider my decision(自分の決定を再考する)
- reconsider moving abroad(海外移住を考え直す)
- reconsider whether we should continue(続けるべきか再考する)
I’m reconsidering my decision to quit.
辞めるという決断を再考しています。
rethink:考え方・戦略を組み直す
rethink + 名詞 の形で使います。過去形・過去分詞は不規則変化の rethought です。
We rethought how we communicate with customers.
私たちは顧客とのコミュニケーション方法を考え直しました。
review:内容を点検して見直す
review + 名詞 で、資料、計画、方針、判断などを確認します。必ずしも変更を意味しません。
We’ll review the proposal next week.
来週、その提案を見直します。
think again:会話で「もう一度考える」
think again about + 名詞 や、think again before + 文 の形が使えます。
Please think again before you say no.
断る前に、もう一度考えてください。
場面別:「再考する」の例文
独り言
Maybe I should reconsider.
もしかしたら再考したほうがいいかも。
I need to think about this one more time.
これについて、もう一度考える必要があるな。
英語日記
I reconsidered my plan after talking with my friend.
友人と話したあと、計画を再考した。
I decided to rethink how I spend my weekends.
週末の過ごし方を考え直すことにした。
日常会話
A: Are you still going to turn down the offer?
まだその申し出を断るつもり?
B: I’m not sure. I’m starting to reconsider.
わからない。考え直し始めているところ。
仕事
Could we reconsider the deadline?
締め切りを再検討できますか。
We need to rethink our marketing strategy.
マーケティング戦略を考え直す必要があります。
Management will review the decision.
経営陣がその決定を見直します。
reconsider・rethink・reviewの違い
reconsider は「決定や意見をもう一度検討する」、rethink は「考え方や方法を組み立て直す」、review は「内容を確認・評価する」です。
たとえば、新商品の発売を中止するかどうか考え直すなら reconsider the decision。販売方法をゼロから見直すなら rethink the sales strategy。現在の計画を定期点検するなら review the plan が自然です。
決断に迷いが生まれた状態には have second thoughts も使えます。じっくり考える行為そのものを表したい場合は、「熟考する」の使い分けも参考になります。また、「改めて考える」などの幅広い表現は「改めて」の記事で確認できます。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
reconsider や rethink が出てこなくても大丈夫です。「もう一度考える」「決定を見る」「計画を変えるかもしれない」と、実際にすることへ分解します。
- I’ll think about it one more time.
もう一度考えます。 - I want to look at the decision again.
その決定をもう一度見たいです。 - We may need to change our plan.
計画を変える必要があるかもしれません。 - Let’s check everything before we decide.
決める前に全部確認しましょう。
「再考する」という難しい日本語をそのまま訳せなくても、何をもう一度するのか、何が変わる可能性があるのかを基本語で言えば、意味はきちんと伝わります。
しゅみすけ(大山俊輔)
難しい動詞が出てこないときは、I’ll think about it one more time. で十分です。「英単語を思い出す」より先に、「結局、何をするのか」を短い英語で言い切ってみましょう。
よくある間違い
× reconsider about the plan
reconsider は他動詞なので、目的語を直接続けます。
× We reconsidered about the plan.
○ We reconsidered the plan.
rethinkの過去形をrethunkにしない
過去形・過去分詞は rethought です。
○ We rethought our approach.
reviewを「変更した」の意味で使わない
review は確認・評価までを表し、変更したかどうかは別です。変更まで言うなら、We reviewed and changed the plan. のように結果を加えます。
think againの語順に注意
対象を続けるなら、通常は think again about the idea とします。think the idea again とは言いません。
FAQ
Q1. 「考え直してください」は英語で?
Please reconsider. または Please think again. です。丁寧に言うなら Would you reconsider? が使えます。
Q2. 「決定を再考する」は?
reconsider the decision が最も直接的です。正式に見直すだけなら review the decision も使えます。
Q3. 「方針を再考する」は?
結論を再検討するなら reconsider the policy、方針そのものを組み直すなら rethink the policy が自然です。
Q4. reconsiderとhave second thoughtsの違いは?
reconsider は再検討する行為、have second thoughts は決断に迷いや疑いが出ている状態を表します。
Q5. 「再考の余地がある」は英語で?
It may be worth reconsidering. や、簡単に We may need to think about it again. と言えます。
まとめ
「再考する」の代表表現は reconsider です。決定や提案を考え直すときに使います。考え方や方法を組み直すなら rethink、正式に点検するなら review、会話で簡単に言うなら think again が自然です。
単語が出てこないときは、I’ll think about it one more time. と言えば十分です。「再考する」という日本語からではなく、何をもう一度考え、何を変えるかもしれないのかから英語を作ってみましょう。








