
海外ドラマや英会話で、突然 Turns out, … という言葉が聞こえてきたことはありませんか?turn は「回る」、out は「外」と覚えていると、「外に回る?」と意味がつかみにくい表現です。
turns out は、ひとことで言えば「あとになって分かる」「ふたを開けてみると〜だと判明する」という意味です。最初に思っていたことや予想とは違う事実が、あとから明らかになったときによく使われます。
たとえば、雨だと思って傘を持って出たのに、実際には一日中晴れていた。そんな「予想していた世界」から「判明した現実」へクルッと切り替わる感覚が turns out です。
30秒で分かる turns out
- Turns out, …:実は〜だった/ふたを開けてみると〜だった
- It turns out that …:〜ということが分かる・判明する
- turned out:あとになって〜だと分かった
- turn out to be …:〜であることが判明する
- as it turns out:実をいうと/結果的に分かったことだが
Contents
turns outの意味は「あとになって分かる」
turn out には複数の意味がありますが、会話で It turns out that … や Turns out, … と使われる場合は、主に「〜だと判明する」「結局〜だと分かる」という意味です。
- Turns out, she already knew.
実は、彼女はもう知っていました。 - It turns out that we went to the same school.
私たちは同じ学校に通っていたことが分かりました。 - The rumor turned out to be true.
その噂は本当だと判明しました。
日本語訳は「判明する」だけではありません。会話では「実は」「結局」「ふたを開けてみると」「あとで分かったんだけど」など、前後の文脈に合わせて訳すと自然です。
turnとoutからコアイメージをつかもう
turn の中心には「向きや状態が変わる」、out には「中から外へ出る」「見える状態になる」という感覚があります。
この2つが合わさった turn out は、隠れていた事実が外へ出てきて、ものごとの見え方が変わるイメージです。頭の中では「きっとAだろう」と思っていたのに、情報が出てきて「実際はBだった」と分かる。だから「あとになって判明する」という意味になります。
ここでは、turn=「クルッと向き・状態が切り替わる」、out=「内側にあったものが外へ出て、見える状態になる」という2つのコアイメージが重なっています。turnそのものの意味の広がりは、be:RIZEのturnのコアイメージ解説で詳しく紹介しています。また、このように基本動詞と前置詞・副詞を重ねて理解する方法は、英語の句動詞をコアイメージで理解する方法も参考にしてください。

単純に新しい情報を知っただけなら I found out … も使えます。一方、turns out には、予想とのズレや意外な展開を振り返る感じがあります。
- I found out that the store was closed.
その店が閉まっていると知りました。 - It turned out that the store had moved.
ふたを開けてみると、その店は移転していたのでした。
Turns outとIt turns out thatの違い
結論からいうと、表す内容に大きな違いはありません。Turns out, … は It turns out that … の It と that を省いた、くだけた会話表現です。
| 形 | ニュアンス | 向いている場面 |
|---|---|---|
| Turns out, … | 実はね/なんと | 日常会話、SNS、くだけた文章 |
| It turns out that … | 〜ということが判明する | 会話から説明文まで幅広い |
| It turned out that … | 〜ということが判明した | 過去の出来事を振り返る |
Turns out, …は会話でよく使う
Turns out, … は、友達に意外な結末を伝えるような響きがあります。文法的に主語を省略したカジュアルな形なので、正式な報告書やかしこまったメールでは完全な形を使うほうが安心です。
- Turns out, he wasn’t angry at all.
実は、彼は全然怒っていませんでした。 - Turns out, I had the wrong address.
結局、私が住所を間違えていました。 - Turns out, the meeting is tomorrow.
なんと、会議は明日でした。 - Turns out, we have a mutual friend.
実は、私たちには共通の友達がいました。
It turns out that …は完全な基本形
It turns out that+文 が基本の形です。現在形の turns out は、今分かったことや、話の結論として明らかになる事実を伝えます。
- It turns out that she speaks Japanese.
彼女は日本語を話せることが分かりました。 - It turns out that the problem is quite simple.
その問題は実はかなり簡単だと分かりました。 - It turns out that they live nearby.
彼らは近所に住んでいることが分かりました。 - It turns out that I don’t need a visa.
私はビザが必要ないことが分かりました。
that は会話で省略されることもあります。
It turns out I was right.
結局、私が正しかったと分かりました。
過去形turned outは「結果的に〜だった」
すでに起きた出来事の結末を話すなら turned out を使います。日本語では「あとになって分かった」「結局〜だった」と訳すことが多い形です。
- It turned out that the email was fake.
そのメールは偽物だったと判明しました。 - It turned out that she was right.
結局、彼女が正しかったと分かりました。 - It turned out that no one had booked the room.
誰もその部屋を予約していなかったことが分かりました。 - I thought I had lost my phone, but it turned out that it was in my bag.
スマホをなくしたと思ったのですが、実はバッグの中にありました。
英語では、予想を先に伝えてから but it turned out that … と続ける形がとてもよく使われます。
I thought A, but it turned out that B.
私はAだと思っていたけれど、実際はBだと分かりました。
I thought the test would be difficult, but it turned out to be easy.
そのテストは難しいと思っていましたが、実際は簡単でした。
turn out to beの意味と使い方
A turns out to be B は「AがBであることが判明する」という形です。that節ではなく、判明した正体・性質・状態を to be の後ろに置きます。
- The story turned out to be true.
その話は本当だと分かりました。 - He turned out to be a doctor.
彼が医師だと分かりました。 - The job turned out to be harder than I expected.
その仕事は予想以上に大変だと分かりました。 - The restaurant turned out to be closed.
そのレストランは閉まっていることが分かりました。 - She turned out to be an old friend of my sister’s.
彼女は姉の昔からの友人だと分かりました。
It turned out that he was a doctor. と He turned out to be a doctor. は、伝えている事実はほぼ同じです。前者は「判明した事実全体」、後者は「彼の正体」に焦点があります。
as it turns outの意味は「実をいうと」
as it turns out は、判明した事実を補足するときに使う表現です。「実をいうと」「結果的に分かったことですが」「ふたを開けてみると」のように訳せます。
- As it turns out, we didn’t need to hurry.
結果的には、急ぐ必要はありませんでした。 - As it turns out, she had already met him.
実をいうと、彼女はすでに彼に会っていました。 - As it turns out, the two events are connected.
ふたを開けてみると、その2つの出来事はつながっていました。
文頭に置くことが多く、話の方向を「最終的に分かったこと」へ切り替える合図になります。
How did it turn out?は「結果どうだった?」
How did it turn out? は「それ、どういう結果になった?」「うまくいった?」という意味です。ここでは turn out が「結果として〜になる」という意味で使われています。
- How did your interview turn out?
面接、結果はどうだった? - How did the cake turn out?
ケーキ、うまくできた? - It turned out great!
すごくうまくいったよ! - It didn’t turn out the way I expected.
思っていたような結果にはなりませんでした。
料理、仕事、イベント、交渉など、途中では結果が分からないものについて幅広く使えます。
turn outとfind outの違い
| 表現 | 中心の意味 | 焦点 |
|---|---|---|
| turn out | 結果として判明する | 事実や結果が明らかになる |
| find out | 調べて知る・発見する | 人が情報を得る |
- I found out that he was married.
私は、彼が結婚していると知りました。 - It turned out that he was married.
実は、彼が結婚していることが判明しました。
find out の主語は「知った人」です。一方、turn out では「事実が明らかになること」に視点があります。
turn outのその他の意味
turn outには「判明する」以外にも意味があります。文脈によって見分けましょう。
人が集まる・参加する
A lot of people turned out for the event.
そのイベントには大勢の人が集まりました。
明かりなどを消す
Please turn out the lights before you leave.
帰る前に明かりを消してください。
製品などを生産する
The factory turns out hundreds of cars a day.
その工場は一日に何百台もの車を生産します。
ただし、検索や海外ドラマでよく見かける It turns out that … は「判明する」の意味だと考えて大丈夫です。
turns outを使った短い会話例
予定を勘違いしていた
A: I thought the party was tonight.
パーティーは今夜だと思っていました。
B: Me too. Turns out, it’s next Friday.
私も。実は、来週の金曜日でした。
心配していた問題が簡単だった
A: Was the computer broken?
パソコンは壊れていたの?
B: No. It turned out that the battery was dead.
ううん。バッテリーが切れていただけだと分かりました。
新しく会った人に共通点があった
A: How do you know Emma?
エマとはどういう知り合い?
B: Turns out, we grew up in the same town.
実は、同じ町で育ったんです。
よくある質問
turns outだけで文を始めても正しい?
日常会話やSNSでは自然です。Turns out, I was wrong. のように使えます。ただし、正式な文章では It turns out that I was wrong. のように主語を含む形が無難です。
turns outは現在なのに、なぜ「分かった」と訳すの?
英語の現在形は「今明らかになっている事実」や「話の結論」を示せます。そのため日本語では、文脈に合わせて「分かった」「判明した」と過去形で訳すほうが自然な場合があります。
turn out wellとはどういう意味?
「うまくいく」「よい結果になる」という意味です。Everything turned out well. なら「すべてうまくいきました」です。
turns outの意味まとめ
Turns out, …:実は〜だった/ふたを開けてみると
It turns out that …:〜ということが判明する
It turned out that …:〜ということが判明した
A turned out to be B:AがBであることが分かった
As it turns out, …:実をいうと/結果的に分かったことだが
How did it turn out?:結果はどうだった?
turns outを「判明する」という日本語一語だけで覚えるより、予想していたことから、あとで明らかになった現実へ見え方がクルッと変わる場面を思い浮かべてみてください。
I thought …, but it turned out that … の形で自分の経験を一つ英文にしてみると、会話でも使いやすくなります。たとえば「難しいと思っていたけれど、実は簡単だった」「怒っていると思ったけれど、実は疲れていただけだった」など、日常の小さな予想外を英語にしてみましょう。
「なるほど」「筋が通っている」と相手の話に反応したいときは、make senseの意味と使い方もあわせて読んでみてください。
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