
『オルランド』『フィクサー』『ナルニア国物語』『グランド・ブダペスト・ホテル』など、作品ごとに性別も年齢も存在感も変えてきたティルダ・スウィントン。彼女の言葉には、決まった形に自分を閉じ込めず、奇妙さや混沌さえ創作の味方にする姿勢があります。
ここでは本人インタビューから、個性・変化・仕事・人生に響く英語の名言を7つ紹介します。自然な和訳、背景、英語ポイント、初心者向けの簡単な英語も添えました。
Contents
ティルダ・スウィントンの英語の名言7選
1.奇妙さを歓迎する
I am all for strangeness.
Tilda Swinton
和訳:私は奇妙さを大いに歓迎します。
人と違うことを直すべき欠点ではなく、可能性として受け入れる言葉です。型にはまらない役や表現を選び続けてきた彼女の姿勢が、短い一文に凝縮されています。
英語ポイント:be all for は「〜に大賛成である」。strangeness は「奇妙さ・普通ではないこと」です。
かんたん英語:Being different is good.(人と違うのはよいことです。)
2.変わり続けることを大切にする
Changing all the time is very important to me.
Tilda Swinton
和訳:いつも変わり続けることは、私にとってとても大切です。
同じイメージを繰り返すより、作品ごとに新しい姿へ移る。変化は自分を失うことではなく、自分の中にある別の可能性を試すことなのでしょう。
英語ポイント:all the time はここでは「絶えず・いつも」。動名詞 Changing が文の主語です。
かんたん英語:Keep changing and learning.(変わり、学び続けましょう。)

3.自分の炎を守る
Keep your flame safe.
Tilda Swinton
和訳:自分の中の炎を、安全に守ってください。
時間も資金も足りない若い芸術家への言葉です。創作を続けるには、無理を重ねるだけでなく、作品を生み出すための心身や感性を守ることも必要です。
英語ポイント:flame は「炎」ですが、ここでは情熱や創造力の比喩。keep A safe は「Aを安全に守る」です。
かんたん英語:Protect what you love.(自分の大切なものを守りましょう。)
4.疑いから、気づきが生まれる
Through doubt comes insight.
Tilda Swinton
和訳:疑いを通して、洞察が生まれます。
「うまくできた」と確信した瞬間より、迷いながら考え続ける時間のほうが、新しい理解へつながることがあります。自信がないことを、失敗と決めつけなくてよいのです。
英語ポイント:through は「〜を通して」、insight は物事の本質を見抜く「洞察・気づき」です。語順を入れ替えた印象的な表現です。
かんたん英語:Doubt can teach us.(疑いから学べます。)
5.混沌と友達になる
You’re going to have to make friends with chaos.
Tilda Swinton
和訳:混沌と友達にならなければなりません。
予算も時間も限られた映画作りでは、天気も計画も思いどおりになりません。その予測不能さと戦うのではなく、起きたことを作品へ取り込む柔軟さを語っています。
英語ポイント:make friends with は「〜と友達になる」。人以外の chaos に使うことで、「受け入れて味方にする」という比喩になります。
かんたん英語:Work with the unexpected.(予想外のことを生かしましょう。)
6.人は変われるという可能性
There is the possibility of transformation.
Tilda Swinton
和訳:変わる可能性はあります。
どれほど行き詰まった人にも、別の方向へ変わる余地がある。彼女が惹かれる物語の奥には、人間を固定された存在として見ない希望があります。
英語ポイント:possibility of は「〜の可能性」、transformation は姿や状態が大きく変わる「変容」です。
かんたん英語:People can change.(人は変われます。)
7.最初からスターを目指したわけではない
I only ever intended to do one film.
Tilda Swinton
和訳:もともとは、映画を一本だけ作るつもりでした。
彼女が望んでいたのは、海辺の家と犬、子どもたち、友人との共同制作でした。肩書や有名になることを目的にせず、面白い人と面白い仕事を続けた結果が、独自のキャリアになったのです。
英語ポイント:intend to は「〜するつもりである」。only ever が「最初からそれだけ」という限定を強めています。
かんたん英語:I followed what interested me.(私は興味のあることを追いました。)
まとめ|決まった形を持たない強さ
ティルダ・スウィントンの名言は、自分らしさを一つの完成形に固定しません。奇妙さを歓迎し、変化し、疑い、混沌を利用しながら、それでも自分の炎は守る。その柔らかく自由な姿勢が、年齢や周囲の期待に縛られない生き方を教えてくれます。
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出典:The Observer:Tilda Swinton Q&A、The Guardian:Tilda Swinton interview、The Guardian:Winner takes it all、The Guardian:My ambition was always…










