
a feather in your cap は、「誇りに思える実績」「自分の評価を高める功績」を表す英語イディオムです。
直訳は「あなたの帽子の羽根」。実際に帽子へ羽根を挿す話ではなく、何かを成し遂げた結果として、自分の帽子に新しい飾りが一つ加わるようなイメージです。
この記事では、a feather in your cap の意味・ニュアンス・語順・自然な例文を整理し、something to be proud of や a badge of honor との違いも分かりやすく解説します。
Contents
a feather in your capの意味は「誇れる実績・功績」
a feather in your cap の基本的な意味は、次のとおりです。
- 誇りに思える実績
- 評価を高める功績
- 名誉になる出来事
たとえば、難しい資格に合格した、新しい顧客を獲得した、地域の大会で優勝した、といった「達成した人のプラス評価になること」に使えます。
Winning that contract was a feather in her cap.
その契約を獲得したことは、彼女にとって誇れる実績でした。
Finishing your first marathon is a real feather in your cap.
初めてのマラソンを完走したのは、本当に誇れることですよ。
日本語では文脈に応じて「勲章」「手柄」「箔がつくこと」と訳すこともできます。ただし、文字どおりの勲章ではなく、本人の実績や評価を表す比喩です。
直訳「帽子の羽根」から、なぜこの意味になる?

この表現は、帽子につけた羽根を名誉や達成の印として見るイメージから理解すると覚えやすくなります。
帽子に新しい羽根が一本加わるたびに、その人が成し遂げたことが一つ増える。そこから、「その人の誇りになる新たな実績」を表すようになったと考えると自然です。
なお、細かな歴史的起源については複数の説明があります。会話で使うためには、特定の由来を丸暗記するよりも、羽根=目に見える名誉の印という比喩を押さえておけば十分です。
しゅみすけ(大山俊輔)
ネイティブが感じるニュアンス
a feather in your cap には、単に「成功した」だけでなく、その成功が本人の評価や自信につながるというニュアンスがあります。
そのため、相手の達成を称えるときにも、自分や第三者の実績を説明するときにも使えます。
Getting selected for the program is quite a feather in your cap.
そのプログラムに選ばれたのは、かなり誇れる実績ですよ。
The award will be another feather in the company’s cap.
その賞は、会社にとって新たな名誉になるでしょう。
やや比喩的で、少し洒落た響きがあります。日常会話でも使えますが、ただ「よかったね」と軽く言うより、相手が努力して得た成果を評価する場面によく合います。
よく使う形と語順
It is a feather in 人の cap
最も基本的なのは、達成したことを主語にして「それは人にとって誇れる実績だ」と述べる形です。
That promotion is a feather in his cap.
その昇進は、彼にとって誇れる実績です。
Publishing her first novel was a feather in her cap.
初めての小説を出版したことは、彼女にとって誇れる功績でした。
another feather in 人の cap
すでに実績のある人に「また一つ新しい実績が加わった」と言うときは、another feather が自然です。
This successful launch is another feather in your cap.
今回の発売成功で、あなたの実績がまた一つ増えましたね。
a real/quite a feather in 人の cap
real や quite a を添えると、「本当に誇れる」「かなり大きな実績だ」と強調できます。
Being invited to speak there is quite a feather in her cap.
そこで講演に招かれたのは、彼女にとってかなり名誉なことです。
日常・仕事で使える自然な例文
You organized the whole event by yourself? That’s a feather in your cap.
イベントを全部一人でまとめたの?それは誇っていい実績だね。
Landing an overseas client would be a feather in our team’s cap.
海外の顧客を獲得できれば、私たちのチームにとって大きな実績になります。
Her scholarship was another feather in her cap.
奨学金の獲得で、彼女にまた一つ誇れる実績が加わりました。
Cooking the entire holiday dinner was a feather in my cap.
祝日の夕食を全部作り上げたことは、私にとって誇れる経験でした。
Learning enough Japanese to handle the trip alone was a feather in his cap.
一人旅をこなせるほど日本語を身につけたことは、彼にとって誇れる成果でした。
似た表現との違い
something to be proud of
something to be proud of は「誇りに思ってよいこと」という、より直接的で分かりやすい表現です。
That’s something to be proud of.
それは誇りに思っていいことですよ。
a feather in your cap は比喩を使って「あなたの評価に加わる実績」という感じを出します。迷ったときは something to be proud of のほうが作りやすく、幅広い場面で通じます。
a badge of honor
a badge of honor は、経験や特徴を「名誉の印」として誇る表現です。普通なら苦労や欠点と見られそうなものを、本人が誇りとして受け止める文脈でも使われます。
She wears those early failures as a badge of honor.
彼女は初期の失敗を、むしろ誇りの印として受け止めています。
一方、a feather in your cap は、資格・受賞・成功などの具体的な達成を指すのが基本です。
go the extra mile
go the extra mileの意味・使い方は「求められた以上に努力する」という行動を表します。a feather in your cap は、その努力などによって得られた実績や評価に焦点があります。
日本人が間違えやすいポイント
冠詞aを忘れない
数えられる「一本の羽根」を使うため、基本形は a feather です。
× It was feather in my cap.
○ It was a feather in my cap.
yourは主語に合わせて変える
決まり文句として your で覚えることが多いものの、実際には所有者に合わせて変えます。
- a feather in my cap
- a feather in her cap
- a feather in the team’s cap
単なる幸運より「本人の評価になる達成」に使う
偶然いい天気だった、たまたま席が空いていた、といった出来事には通常使いません。努力・能力・判断などが関わり、その人の評価を高める成果に使うと自然です。
しゅみすけ式:出てこなければ簡単な英語で言い換える
a feather in your cap がすぐに出なくても、会話は止めなくて大丈夫です。次の短い英語で意味を直接伝えられます。
- You should be proud of that.
それは誇りに思っていいですよ。 - That’s a great achievement.
それはすばらしい実績です。 - That will make you look good.
それであなたの評価が上がります。
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ
a feather in your cap は、「誇りに思える実績」「評価を高める功績」を表すイディオムです。
- 直訳は「帽子の羽根」
- 羽根を名誉の印として帽子に加えるイメージ
- another feather in your cap で「新たな実績」
- 所有格は my/her/the company’s などに変えられる
- 簡単に言うなら something to be proud of
ほかの表現もまとめて確認したい方は、英熟語・定型表現の一覧も活用してください。











