英語で割り込む・発言を譲る・会話を終える表現|場面別フレーズと使い分け

割り込む・発言を譲る・会話を終える英語表現のアイキャッチ

英語の会話では、文法的に正しい文を作るだけでなく、いつ話し始め、いつ相手に順番を渡し、どう終えるかも大切です。とくに割り込みや会話の終了は、言葉を直訳すると強すぎたり、反対に丁寧すぎて不自然になったりします。

この記事では、会議・雑談・電話などで使う表現を「割り込む」「発言を譲る」「話を整理する」「会話を終える」の順に整理します。各表現の詳しい意味や例文は、個別記事でも確認できます。

まず覚えたい会話の3ステップ

丁寧に割り込み、発言を譲り、自然に会話を終える3ステップ

  1. 割り込む前に合図する:Sorry to interrupt, but …
  2. 相手に発言権を渡す:Go ahead.
  3. 理由や締めの言葉を添えて終える:I’d better get going.

ポイントは、英語表現を単独で暗記するのではなく、会話をどう動かす言葉なのかを理解することです。

英語で丁寧に割り込む表現

Sorry to interrupt, but …:お話し中すみませんが

Sorry to interrupt, but … は、相手の話を遮ることへの配慮を先に示す定番表現です。緊急の連絡、誤解の修正、時間に関する確認など、「今入る理由」がある場面に向いています。

Sorry to interrupt, but we only have five minutes left.
お話し中すみませんが、残り5分しかありません。

Can I jump in?:ちょっと入ってもいいですか

jump in は、進行中の会話へすばやく加わるイメージです。会議やグループ会話で自然ですが、改まった場では May I add something? のほうが落ち着いた印象になります。

Can I jump in for a second?
ちょっとだけ入ってもいいですか。

If I may, …:よろしければ一言

If I may, … は控えめでフォーマル寄りです。会議や目上の人との会話で、発言の許可を穏やかに求めます。

If I may, I’d like to clarify one point.
よろしければ、一点明確にしたいと思います。

Can I add something?:一つ付け加えてもいいですか

Can I add something? は、反論よりも補足を予告する表現です。相手の意見を否定せず、自分の情報を足したいときに使いやすい言い方です。

Can I add something to that?
それに一つ付け加えてもいいですか。

Before you go on, …:続ける前に

Before you go on, … は、相手の話をいったん止めて確認や質問を入れます。内容によっては制止する響きがあるため、could I ask …?just を添えるとやわらかくなります。

Before you go on, could I ask one quick question?
続ける前に、簡単な質問を一つしてもいいですか。

しゅみすけ(大山俊輔)

割り込み表現では、最初のひと言だけでなく声の調子も大切です。語尾を強く落とすより、短く穏やかに許可を求めると自然に聞こえます。

割り込んだあとに謝る・発言を守る

意図せず相手を遮ったら、I didn’t mean to cut you off.(遮るつもりはありませんでした)が使えます。相手と同時に話し始めたときにも便利です。

I didn’t mean to cut you off. Please continue.
遮るつもりはありませんでした。続けてください。

反対に、自分が何度も遮られて最後まで話したいときの Let me finish. はかなり直接的です。仕事では次のように理由を添えると角が立ちにくくなります。

Could I finish this point first?
まずこの点を最後まで説明してもよろしいですか。

相手に発言権を渡す・続きを促す表現

Go ahead.:どうぞ

Go ahead. は、相手が話し始める許可を求めたときや、同時に話し始めたときに「どうぞ」と順番を渡す表現です。短くても失礼ではありませんが、明るい声で言うとより親切に聞こえます。

After you.:お先にどうぞ

After you. は、会話の順番だけでなく、ドアや列で相手を先に通すときにも使います。「私はあなたのあとに」という控えめな譲り方です。

Please continue.:どうぞ続けてください

Please continue. は、話を中断させたあとに相手へ再開を促す、丁寧でややフォーマルな表現です。日常会話なら Go on.You were saying? も自然です。

What do you think? / How about you?:相手の意見へ渡す

What do you think? は意見を求め、How about you? は直前の質問や話題を相手へ返します。

  • I prefer the morning. How about you?
    私は午前がいいです。あなたは?
  • That’s my suggestion. What do you think?
    それが私の提案です。どう思いますか。

話題や会議の流れを整える表現

We’re getting off topic.:話がそれています

We’re getting off topic. は、脱線を指摘して本題へ戻す表現です。we を使うことで特定の人を責めません。さらに穏やかにするなら、I think we may be getting a little off topic. と言えます。

Let’s move on.:次へ進みましょう

Let’s move on to the next point. は議題を切り替える明確な合図です。相手がまだ話したそうなときは、Is there anything else before we move on?(次へ進む前にほかにありますか)と確認すると丁寧です。

Shall we wrap up?:そろそろまとめましょうか

wrap up は「終わらせる」だけでなく、残った点をまとめて締めるイメージです。Shall we …? にすると、全員の同意を求めながら終了へ進められます。

We’re almost out of time. Shall we wrap up?
そろそろ時間です。まとめに入りましょうか。

自分の発言を締める表現

That’s all from me. は、会議や発表で「私からは以上です」と発言権を返す表現です。会話そのものを終了するとは限らず、次の人へ渡す合図にもなります。

That’s all from me. Maya, over to you.
私からは以上です。マヤさん、お願いします。

雑談・電話を自然に終える表現

I’d better get going.:そろそろ行かないと

I’d better get going. は、自分の事情を理由に別れを切り出す自然な表現です。突然の Goodbye. よりも、終了へ向かう流れを作れます。

I’ll let you go.:そろそろ切るね

I’ll let you go. は、電話や長い会話で「これ以上あなたの時間を取らない」という気遣いを示します。上から目線の「行かせてあげる」ではありません。

It was nice talking to you.:お話しできてよかったです

It was nice talking to you. は、初対面の雑談、イベント、電話などで使える温かい締めの言葉です。終了を切り出す文というより、別れ際の好印象を残す文です。

Let’s catch up soon.:また近いうちに話そう

Let’s catch up soon. は、近況を話すためにまた会おうというカジュアルな別れの言葉です。本当に予定を決めたいなら、Are you free next week? のように具体的な提案を続けます。

しゅみすけ(大山俊輔)

会話は一文で急に終えるより、「終了を切り出す→感謝や感想を伝える→次につなげる」の順にすると、相手に冷たい印象を与えにくくなります。

場面別の短い会話例

会議で割り込み、相手へ戻す

A: We could launch the campaign in October—
B: Sorry to interrupt, but have we confirmed the budget?
A: Not yet. We’ll do that today.
B: Thanks. Please continue.

A:キャンペーンは10月に始められそうで——
B:お話し中すみません。予算は確認済みですか。
A:まだです。今日確認します。
B:ありがとうございます。続けてください。

電話を気持ちよく終える

A: I’d better get going. I have a meeting at three.
B: Of course. It was nice talking to you.
A: You too. Let’s catch up soon.

A:そろそろ行かないと。3時から会議なんです。
B:もちろん。お話しできてよかったです。
A:こちらこそ。また近いうちに話しましょう。

強さと場面で選ぶ早見表

目的 使いやすい表現 印象・場面
丁寧に割り込む Sorry to interrupt, but … 日常・仕事ともに使える
会議で控えめに入る If I may, … 丁寧・フォーマル
補足する Can I add something? 協力的で穏やか
発言を譲る Go ahead. / After you. 短く自然
続きを促す Please continue. 丁寧・ややフォーマル
発言を守る Could I finish this point? Let me finish.より穏やか
会議を締める Shall we wrap up? 同意を求める
雑談を終える I’d better get going. 理由を自分側に置く
電話を終える I’ll let you go. 相手への気遣い

まとめ

英語で割り込み、発言を譲り、会話を終えるときは、表現の直訳よりも会話上の役割を意識しましょう。

  • 割り込む前に、謝罪・許可・補足の合図を置く
  • 自分の発言後は、相手や次の話者へ明確に渡す
  • 話題を締めるときは、残り時間や次の議題を示す
  • 雑談や電話では、終了の合図と温かい締めの言葉を組み合わせる

まずは Sorry to interrupt, but …Go ahead.I’d better get going. の3つから、実際の会話で使ってみてください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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