save for a rainy dayの意味は?「万一に備えて貯める」の使い方と例文

save for a rainy dayの意味・使い方・ニュアンスを解説するアイキャッチ画像

save for a rainy day は、「将来困ったときに備えて、お金などを取っておく」という英語イディオムです。

rainy day は文字どおりの「雨の日」ではなく、急な出費、失業、故障などの思いがけない困難を表します。日本語の「いざというときのために蓄える」に近い表現です。

save for a rainy dayの意味

基本の意味は、今使い切らず、将来必要になるときのために蓄えておくことです。お金について使うのが最も一般的ですが、時間、食料、休暇、体力などにも応用できます。

  • 急な修理代のために貯金する
  • 収入が減ったときに備えて資金を残す
  • 忙しい時期に備えて休暇や時間を取っておく
  • 後で必要になる食料や資源を保存する

直訳から実際のニュアンスを理解しよう

save は「取っておく・蓄える」、for は「〜のために」、a rainy day は「雨の日」です。

天気のよい日に準備しておけば、雨が降ったときにも困りません。この身近な感覚が、将来の不運や予想外の出費に備える意味へ広がっています。

save for a rainy dayの直訳イメージと実際の意味を比較した解説図

ポイントは、特定の計画を実現するための貯金ではなく、何が起きるかは分からないけれど、困ったときに使える余裕を残すことです。

しゅみすけ(大山俊輔)

旅行や新しいパソコンなど目的が決まっている貯金なら save for a trip のように言います。save for a rainy day は、まだ特定できない将来の困りごとへの備えです。

よく使われる形と語順

save for a rainy day

何を蓄えるかを明示せず、一般的な習慣として言う形です。

I try to save for a rainy day every month.
私は毎月、いざというときのために貯金するようにしています。

save money for a rainy day

目的語の money は save の直後に置きます。

We’re saving money for a rainy day.
私たちは万一に備えてお金を貯めています。

set something aside for a rainy day

set aside を使うと、「使わずに別に取っておく」という動作がよりはっきりします。

She sets aside part of her salary for a rainy day.
彼女は給料の一部を、いざというときのために取っておきます。

a rainy-day fund

名詞では a rainy-day fund と言い、「緊急時のための蓄え・予備資金」を表します。rainy-day は名詞 fund を前から修飾するため、ハイフンを入れるのが一般的です。

Our rainy-day fund covered the repair.
予備資金でその修理代をまかなえました。

場面別の自然な例文

家庭・暮らし

Let’s save a little more for a rainy day.
いざというときのために、もう少し貯めておこう。

仕事・収入

Freelancers need to save for a rainy day.
フリーランスは収入が不安定なときに備えて貯えておく必要があります。

買い物

I wanted the new phone, but I decided to save the money for a rainy day.
新しいスマホが欲しかったけれど、そのお金はいざというときのために残すことにしました。

時間について

I’m saving a few vacation days for a rainy day.
いざというときのために、有給休暇を数日残しています。

この例では文字どおりの雨の日ではなく、家族の事情や体調不良など、後で休みが必要になる状況を想定しています。

save up・put byとの違い

表現 中心となる意味
save for a rainy day 予想外の困難に備えて蓄える 緊急資金を残す
save up 必要な額まで少しずつ貯める 旅行や車の資金を貯める
put by 将来のために物やお金を取っておく 給料の一部を取っておく
set aside 別に分けて確保する 予算や時間を確保する

save up は目標額に向けて貯める過程が中心です。save for a rainy day は、予期しない問題への備えという目的を強調します。

「将来のために取っておく」という句動詞の語順は、put byの意味・使い方でも詳しく解説しています。

keep your powder dryとの違い

keep your powder dryの意味・使い方も「備える」表現ですが、意味の焦点が異なります。

  • save for a rainy day:お金や資源を蓄えておく
  • keep your powder dry:すぐ動けるよう準備を整え、好機を待つ

前者は「蓄え」、後者は「準備ができた状態を保つ」という違いです。

日本人が間違えやすいポイント

  • rainy daysと複数形にしない:定型は通常 for a rainy day です。
  • 実際の雨に限定しない:比喩では予想外の困難を表します。
  • saveを必ず「救う」と訳さない:ここでは「取っておく・蓄える」です。
  • 目的が決まった貯金と混同しない:家や旅行のためなら save for a house / a trip と具体的に言います。

簡単な英語で言い換えるなら

イディオムが出てこなくても、次の基本英語で十分伝わります。

  • I keep some money for emergencies.
    緊急時のためにお金を残しています。
  • I don’t spend all my money.
    お金を全部は使いません。
  • I save money in case I need it later.
    後で必要になる場合に備えて貯金しています。
  • We have extra money for unexpected costs.
    予想外の出費に備えた余分なお金があります。

しゅみすけ(大山俊輔)

rainy dayが出てこなければ emergencies や unexpected costs を使えば大丈夫です。何に備えているのかを直接説明するほうが、むしろ誤解なく伝わります。

まとめ

save for a rainy day は、「将来の困りごとや予想外の出費に備えて蓄える」というイディオムです。

直訳の「雨の日のために取っておく」から、順調なうちに余裕を残しておく感覚をつかめます。目的が決まった貯金は save for a trip、万一への備えは save for a rainy day と使い分けましょう。

ほかの表現も確認したい方は、英熟語・定型表現のまとめをご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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