I don’t think that’s quite right. の意味は?「それは少し違うと思います」の使い方

I don’t think that’s quite right. それは少し違うと思いますと伝える英語

I don’t think that’s quite right. は、「それは少し違うと思います」「それは完全には正しくないと思います」と、相手の説明や認識をやわらかく訂正する表現です。

You’re wrong. と直接言うよりも、判断を I think の枠に入れ、quite で断定を弱めるため、仕事の会議や日常の会話で角が立ちにくくなります。

しゅみすけ(大山俊輔)

相手を「間違っている人」と決めつけず、情報や理解に少し違いがあると伝えられる表現です。

I don’t think that’s quite right. の意味

自然な日本語訳は次のとおりです。

  • それは少し違うと思います。
  • それは完全には正しくないと思います。
  • その認識は少し違うのではないでしょうか。
  • それは正確ではないと思います。

A: The meeting starts at two, right?
(会議は2時に始まるんですよね。)

B: I don’t think that’s quite right. It starts at two thirty.
(それは少し違うと思います。開始は2時半です。)

人を否定するのではなく、直前に出た情報を指す that について「完全には正しくない」と述べています。

3つの部分に分けるとニュアンスがわかる

You’re wrong.からI don’t think that’s quite right.までの丁寧さの違い

I don’t think:判断を自分側に置く

That’s not right. は「それは正しくありません」と対象を直接否定します。I don’t think … を使うと、「私はそうは考えていません」と自分の判断として提示できます。

quite:完全には

否定文の not quite は「完全には〜でない」「少し〜でない」という意味です。

  • That’s not quite right.(それは完全には正しくありません。)
  • That’s not quite what I meant.(それは私が言いたかったこととは少し違います。)
  • The result isn’t quite accurate.(その結果は完全には正確ではありません。)

「ほぼ合っているが、一部に修正が必要」という含みを持たせられます。ただし、実際には大きく間違っている場合でも、礼儀上やわらげるために使われることがあります。

right:正しい・正確

ここでの right は「右」ではなく、「事実・計算・理解などが正しい」という意味です。

You’re wrong. との違い

表現 聞こえ方 向いている場面
You’re wrong. 相手を直接否定する。強い 明確に反論する場面、親しい間柄
That’s not right. 情報を直接否定する 明白な誤りを簡潔に訂正
That’s not quite right. 「完全には正しくない」と緩和 授業、仕事、共同作業
I don’t think that’s quite right. 判断を自分側に置く。最もやわらかい 会議、顧客対応、慎重な訂正

You’re wrong. は文法的には正しくても、「あなたが間違っている」と人を主語にするため対立的に響きやすい表現です。仕事では、できるだけ情報や論点を主語にすると建設的です。

どんな場面で使う?

数字や日付を訂正する

I don’t think that’s quite right. The total should be 2,875, not 2,785.
(それは少し違うと思います。合計は2,785ではなく2,875のはずです。)

相手の理解を訂正する

I don’t think that’s quite right. We agreed to review the plan, not approve it today.
(その認識は少し違うと思います。今日は承認するのではなく、計画を確認することで合意しました。)

自分の意図を言い直す

That’s not quite what I meant. I’m suggesting a delay, not a cancellation.
(私が言いたかったこととは少し違います。中止ではなく延期を提案しています。)

自分の発言を誤解された場合は、That’s not quite what I meant. が特に自然です。

会議で提案の前提を問い直す

I don’t think that assumption is quite right. Our newer customers behave differently.
(その前提は少し違うと思います。新しい顧客層は異なる行動をしています。)

that の代わりに、that figurethat assumptionthat interpretation など、何が違うのかを具体的にできます。

「訂正+正しい情報」が基本

やわらかく否定するだけでは、相手は「では何が正しいのか」がわかりません。可能なら根拠や正しい情報を続けます。

I don’t think that’s quite right. According to the latest email, the deadline is Friday.
(それは少し違うと思います。最新のメールによると、締め切りは金曜日です。)

I don’t think that’s quite right. Could we check the original contract?
(それは少し違うと思います。元の契約書を確認してもよいでしょうか。)

確信がない場合は、断定せず確認を提案するのが安全です。

しゅみすけ(大山俊輔)

訂正だけで終わらず、正しい情報や確認方法を続けると、「反対」ではなく「共同で精度を上げる会話」になります。

I’m not sure that’s right. との違い

I’m not sure that’s right. は「それが正しいか確信がありません」。自分の確信のなさを前面に出します。

I don’t think that’s quite right. は「私はそれが完全に正しいとは思いません」。よりはっきり訂正する意思があります。

  • I’m not sure that’s right. Let me check.(正しいか確信がありません。確認します。)
  • I don’t think that’s quite right. The date is May 12.(少し違うと思います。日付は5月12日です。)

I don’t agree. との違い

I don’t agree. は意見・方針・評価への不同意です。一方、I don’t think that’s quite right. は、事実、数字、理解、言い換えなどの正確さを訂正するときに向いています。

意見への反対をやわらげる既存表現には、I’m not sure I agree. や、相手への理解を先に示す I see your point, but … があります。

さらに丁寧にする言い方

  • I’m sorry, but I don’t think that’s quite right.
  • I may be mistaken, but I don’t think that’s quite right.
  • Unless I’m missing something, I don’t think that’s quite right.
  • Could we double-check that? I’m not sure the figure is right.

ただし、クッション言葉を重ねすぎると回りくどくなります。明確な誤りであれば、一つ添えるだけで十分です。

会話例

職場の数字

A: Sales increased by 18 percent.
B: I don’t think that’s quite right. This chart shows an 8 percent increase.

約束の内容

A: You said you would finish everything today.
B: That’s not quite what I said. I said I’d finish the first part.

顧客への説明

A: The service includes unlimited support.
B: I don’t think that’s quite right. The standard plan includes five sessions.

確信がないとき

A: The deadline is tomorrow.
B: I’m not sure that’s right. Shall we check the email?

よくある間違い

  • × I don’t think that’s quite rightly.
    be動詞 + 形容詞 なので right を使います。
  • × I think that’s not quite right.
    文法的には可能ですが、英語では否定を前に移した I don’t think that’s quite right. が自然です。
  • × I don’t think you’re quite right.
    人を主語にすると「あなた自身が正しくない」と響きやすいため、情報を指す that が無難です。

まとめ

I don’t think that’s quite right. は、「それは少し違うと思います」と、情報や認識をやわらかく訂正する表現です。

  • I don’t think で判断を自分側に置く
  • not quite は「完全には〜でない」
  • You’re wrong. より相手を直接否定しない
  • 意見への反対より、事実・数字・認識の訂正に向く
  • 正しい情報や確認方法を続けると建設的になる

まずは I don’t think that’s quite right. The figure should be … の型で、訂正と正しい情報をセットにして覚えましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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