That’s about it.の意味は?「だいたいそれで全部」の使い方とThat’s it.との違い

That’s about it.(だいたいそれで全部です)の意味と使い方

近況や予定を一通り説明したあと、「まあ、だいたいそんなところです」と自然に話を終えたい。そんなときに便利なのが That’s about it. です。

That’s it. に似ていますが、about が入ることで「厳密に全部と言い切るほどではないけれど、ほぼそれで全部」という柔らかさが生まれます。

That’s about it.の意味は「だいたいそれで全部です」

That’s about it. は、話したいこと・必要なこと・注文などが「ほぼそれで全部」と伝える表現です。日本語では場面に応じて次のように訳せます。

  • だいたいそれで全部です
  • まあ、そんなところです
  • ほかには特にありません
  • それくらいですね
  • だいたい以上です

I work from home, cook dinner, and watch TV. That’s about it.
在宅で仕事をして、夕食を作って、テレビを見ます。まあ、だいたいそんなところです。

We need milk, eggs, and bread. That’s about it.
牛乳と卵とパンが必要です。だいたいそれで全部です。

しゅみすけ(大山俊輔)

That’s about it.は「完全にそれだけ」と強く断言せず、話を自然に着地させます。日常会話でとても使いやすい締めの表現です。

aboutが入るとなぜ柔らかくなる?

about には「およそ・だいたい」という意味があります。That’s it. が「それで全部」「それだ」と明確に区切るのに対し、That’s about it. は「おおよそ、それで全部」と少し幅を残します。

  • That’s it.:それで全部です/それです
  • That’s about it.:だいたいそれで全部です/まあそんなところです

このaboutがあるため、何かを思い出せば補足する可能性を残しつつ、今のところ話すことは終わったと伝えられます。

That’s about it.を使う代表的な場面

1.説明や近況を話し終える

I’ve been busy with work and studying English on weekends. That’s about it.
仕事で忙しくて、週末は英語を勉強しています。まあ、そんなところです。

大きな出来事はほかにない、と自然に話を締められます。

2.必要なものを挙げ終える

Bring your passport, your ticket, and some cash. That’s about it.
パスポートとチケット、それから現金を少し持ってきてください。必要なのはだいたいそれだけです。

3.レストランや店で注文を終える

We’ll have two coffees and a piece of cake. That’s about it, thanks.
コーヒーを二つとケーキを一つください。注文はそれくらいです。ありがとう。

注文では That’s all, thank you. のほうが一般的ですが、That’s about itも「だいたいそれで全部です」という自然な応答になります。

4.会議で自分の説明を終える

Those are the main changes. That’s about it from my side.
主な変更点は以上です。私の側からはだいたいそれで全部です。

5.質問に「ほかにはない」と答える

Is there anything else you’d like to add?
ほかに付け加えたいことはありますか。

No, I think that’s about it.
いいえ、だいたいそれで全部だと思います。

That’s about it.とThat’s it.の違い

That’s it. は文脈によって意味が大きく変わります。

  • それで全部です
  • それです/それが答えです
  • その調子です
  • もうたくさんです

That’s about it. は主に「ほぼそれで全部」という意味で、強い感情を帯びにくい表現です。

A: Do we need anything else?
ほかに何か必要?

B: No, that’s about it.
ううん、だいたいそれで全部。

一方、怒った調子の That’s it! は「もう我慢できない!」という意味になることがあります。That’s about it. には通常、そのような強い打ち切り感はありません。

That’s about it.、That’s it.、That’s all from me.、I think that’s everything.の違い

That’s about it.とThat’s all from me.の違い

That’s all from me. は「私からは以上です」と発言者の担当部分が終わったことを明示します。会議、プレゼン、司会などで使いやすい表現です。

That’s all from me. I’ll hand it over to Yuki.
私からは以上です。ユキに引き継ぎます。

That’s about it. は「内容はだいたいそれで全部」という意味で、日常会話にも自然です。ややカジュアルな会議でも使えます。

発言者として明確に終了を宣言するならThat’s all from me.の意味と使い方、内容がほぼ出そろったと柔らかく締めるならThat’s about it.が合います。

I think that’s about it.ならさらに柔らかい

I think を付けると、「これでだいたい全部だと思います」とさらに控えめになります。何か忘れているかもしれないときにも自然です。

I think that’s about it for today.
今日はだいたいこれで全部だと思います。

Let me check my notes. Yes, I think that’s about it.
メモを確認させてください。はい、だいたいそれで全部だと思います。

That’s about it for+期間・目的

for を続けると、「〜については/〜としては、だいたい以上」と範囲を限定できます。

That’s about it for today.
今日はだいたい以上です。

That’s about it for the introduction.
導入についてはだいたい以上です。

That’s about it for now.
今のところはだいたいそれで全部です。

会話での自然な返し方

相手が That’s about it. と言ったら、話を受け止めたり次へ進んだりします。

  • Got it. Thanks for the update.
    分かりました。報告ありがとう。
  • Okay. That sounds good.
    分かりました。よさそうですね。
  • Thanks. I just have one question.
    ありがとう。一つだけ質問があります。
  • All right. Shall we move on?
    分かりました。次へ進みましょうか。

話を次へ進める表現については、Moving onの意味と使い方も参考にしてください。

日本人が間違えやすいポイント

That’s about all it.とは言わない

基本形は That’s about it. です。「ほぼ全部」という意味で That’s about all. と言うこともできますが、二つを混ぜないようにしましょう。

about itを「それについて」と直訳しない

この表現全体では、aboutは「〜について」ではなく「だいたい」に近い働きをしています。That’s / about / it を「それは/だいたい/それです」と捉えると分かりやすいでしょう。

フォーマルな発表では少しカジュアル

正式なプレゼンの結論なら To sum up、自分の発言終了なら That’s all from me. のほうが明確です。That’s about it.は会話的で柔らかい締め方です。

しゅみすけ(大山俊輔)

That’s about it.は、言い切りすぎずに話を終えられるのが長所です。相手が質問や補足をしやすい余白も残ります。

簡単な英語での言い換え

That’s about it.が出てこなくても、基本的な英語で伝えられます。

  • That’s all.
    それで全部です。
  • Nothing else.
    ほかにはありません。
  • I have nothing more to add.
    これ以上付け加えることはありません。
  • I think that’s everything.
    これで全部だと思います。
  • That’s all for now.
    今のところは以上です。

まとめ

That’s about it. は「だいたいそれで全部です」「まあ、そんなところです」と、説明・近況・必要事項などを柔らかく締める表現です。

  • That’s about it.:ほぼそれで全部
  • That’s it.:それで全部/それだ、と明確に区切る
  • That’s all from me.:私の発言は以上
  • I think that’s about it.:さらに控えめ
  • That’s about it for today.:今日はだいたい以上

話したいことを一通り伝えたあと、相手が補足や質問をしやすい形で着地したいときに使ってみましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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