
avenge oneself on は「(自分に害を与えた人)に復讐する」という意味です。ただし、現代の日常会話ではかなり硬く、物語・歴史の説明・改まった文章で見かけやすい表現です。
この記事では、再帰代名詞の選び方、on と for の語順、avenge A・take revenge on・get back atとの違いを、独自例文で整理します。
Contents
avenge oneself onの意味とニュアンス
avenge oneself on+人 は「その人に復讐する」「その人に報復する」です。avenge は、不当に受けた行為に対して仕返しをし、帳尻を合わせる感覚を持つ動詞です。
一方、oneself は辞書で型を示すための形です。実際の文では、主語に合わせて myself / yourself / himself / herself / ourselves / themselves に変えます。
- I avenged myself on …
- She avenged herself on …
- They avenged themselves on …
しゅみすけ(大山俊輔)
onとforの語順
基本の語順は次のとおりです。
主語+avenge+再帰代名詞+on+相手+for+理由
on の後ろには復讐の相手、for の後ろには復讐する理由を置きます。
- She vowed to avenge herself on the colleague who had taken credit for her work.
彼女は、自分の仕事の手柄を横取りした同僚に仕返しすると誓いました。 - He wanted to avenge himself on his rival for the public insult.
彼は、公の場で侮辱されたことについてライバルに復讐したいと思っていました。 - In the novel, the merchant avenges himself on the man who deceived him.
その小説では、商人は自分をだました男に復讐します。
for 以下が文脈から明らかなら省略できます。また、相手を述べない場合は avenge oneself for … という形も可能ですが、いずれも日常会話では硬めです。
avenge Aとの違い
avenge A では、Aに「仇を討つ対象・受けた被害」を置きます。再帰代名詞を使う型よりも簡潔で、ニュース、スポーツ、物語などで比較的見かけます。
- The team avenged last year’s defeat with a decisive win.
そのチームは圧勝し、昨年の敗北の雪辱を果たしました。 - She swore to avenge her brother’s death.
彼女は兄の死の仇を討つと誓いました。 - They finally avenged their earlier loss.
彼らはついに前回の敗戦の雪辱を果たしました。
つまり、avenge oneself on 人 は「自分のために、その人へ報復する」、avenge A は「Aの仇を討つ・Aという被害の雪辱を果たす」という組み立てです。
take revenge on・get back atとの違い

take revenge on:意味を直接伝える
take revenge on+人 も「人に復讐する」です。avenge oneself on より構造が分かりやすく、現代英語で意味を直接伝えやすい表現です。詳しい語順と例文は、take revenge onの意味と使い方で解説しています。
He took revenge on the people who had cheated him.
彼は自分をだました人たちに復讐しました。
get back at:口語的な「仕返しする」
get back at+人 は会話で使われる「人に仕返しする」です。深刻な復讐だけでなく、嫌なことをされたのでやり返す、という比較的小さな場面にも使えます。
He hid my charger to get back at me for canceling our plans.
彼は私が予定をキャンセルした仕返しに、私の充電器を隠しました。
get revenge on:自然で分かりやすい
get revenge on+人 もよく使われます。take revenge on と近い意味で、avenge oneself on より会話に取り入れやすい表現です。
しゅみすけ(大山俊輔)
日本人が間違えやすいポイント
oneselfを固定したまま使わない
× I avenged oneself on him.
○ I avenged myself on him.
再帰代名詞は必ず主語と一致させます。
復讐の相手にはonを使う
× She avenged herself for him. とすると、意図した「彼に復讐した」になりません。相手は on him、理由は for the insult のように表します。
revengeとavengeを同じ語順にしない
avenge は動詞として目的語を直接取りますが、revenge は通常 take/get revenge のように名詞として使います。revenge his death と機械的に置かず、avenge his death または take revenge for his death と考えると整理しやすいです。
すぐ出てこないときの簡単な言い換え
この硬い表現が出てこなければ、次のように短く言い換えられます。
- He wanted to get back at them.
彼は彼らに仕返ししたがっていました。 - She wanted to show that they were wrong.
彼女は彼らが間違っていたと示したがっていました。 - The team wanted to make up for last year’s loss.
そのチームは昨年の敗戦を取り返したがっていました。
復讐の意味を強く出したくない場面では、何を取り戻したいのか、何を証明したいのかを直接説明するほうが自然で安全です。
まとめ
- avenge oneself on+人 は「人に復讐する」という硬めの表現
- oneself は主語に合わせて myself / herself / themselves などに変える
- on は復讐の相手、for は理由を示す
- avenge A は「Aの仇を討つ・Aの雪辱を果たす」
- 日常会話では take/get revenge on や get back at のほうが使いやすい
ほかの定型表現も確認したい方は、英熟語・定型表現の一覧もあわせてご覧ください。











