be quoted as sayingの意味は?quote A as sayingの語順・使い方と直接引用との違い

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quote A as saying … は「Aが…と言ったと引用する・伝える」、その受動形 A is quoted as saying … は「Aは…と言ったと報じられる」という意味です。新聞やニュース、報告書などで、発言内容と発言者を結びつけるときによく使われます。

たとえば、The newspaper quoted the mayor as saying that the city was prepared. は「その新聞は、市は準備ができていると市長が述べたと伝えました」。日本語では長く見えますが、英語では quote+人+as saying+内容 の順番を押さえると理解しやすくなります。

quote A as sayingの意味と基本ニュアンス

基本の形は次の2つです。

  • quote A as saying …:Aが…と言ったと引用する・伝える
  • A is quoted as saying …:Aは…と言ったと引用される・報じられる

ここでの quote は、発言者の言葉を取り上げて読者に伝えることです。as saying は「…と述べた人物として」という感覚で、Aとその発言内容をつなぎます。

ニュースでは受動形の be quoted as saying が特によく使われます。誰が記事を書いたかよりも、誰が何を言ったかを前に出せるからです。また、書き手自身の主張ではなく「その人の発言として報じている」という距離感も生まれます。

しゅみすけ(大山俊輔)

be quoted as sayingを見たら、「引用された」と一語ずつ訳すより、「〜と述べたと報じられた」とまとめて捉えると自然です。

語順はquote+人+as saying+内容

能動形では、発言者Aを quote の直後に置きます。

主語+quote+A+as saying+that節

  • The report quoted a doctor as saying that the treatment was safe.
    その報告書は、その治療は安全だと医師が述べたと伝えました。
  • She quoted her manager as saying that no decision had been made.
    彼女は、まだ何も決まっていないと上司が述べたことを引用しました。

受動形では、発言者Aが主語になります。

A+be動詞+quoted+as saying+that節

  • A local official was quoted as saying that the road would reopen soon.
    地元当局者は、その道路はまもなく再開すると述べたと報じられました。
  • The actor was quoted as saying that she needed a break.
    その俳優は、休みが必要だと述べたと伝えられました。

that は省略されることもあります。ただし、文が長いときは残したほうが発言内容の始まりが明確です。

quote A as sayingとbe quoted as saying、直接引用の違いを示す解説図

as sayingはなぜ必要?

as には「〜として」という働きがあります。quote A as saying … は、Aを「その内容を言った人として」記事の中に登場させる形です。

saying は動名詞で、その後ろに発言内容が続きます。したがって、次のような並びになります。

  • quote:引用して伝える
  • A:発言者
  • as saying:〜と言った人物として
  • that …:発言の内容

このまとまりは報道英語らしい少し硬めの表現です。友人との日常会話なら、たいていは She said …According to her, … のほうが簡単で自然です。

自然な例文で使い方を確認

仕事・ニュース

  • The CEO was quoted as saying that the company would hire more staff.
    CEOは、会社が従業員を増やすと述べたと報じられました。
  • The article quoted an engineer as saying that the delay was unavoidable.
    その記事は、遅延は避けられなかったという技術者の発言を伝えました。
  • A spokesperson was quoted as saying that customers would receive refunds.
    広報担当者は、顧客には返金されると述べたと報じられました。

学校・地域

  • The school paper quoted a student as saying that the new rule was unfair.
    学校新聞は、新しい規則は不公平だという生徒の発言を掲載しました。
  • The coach was quoted as saying that the team had learned from the loss.
    コーチは、チームは敗戦から学んだと述べたと伝えられました。
  • The local website quoted a resident as saying that the park felt safer at night.
    地元サイトは、その公園は夜でも以前より安全に感じるという住民の声を伝えました。

文化・人間関係

  • The singer was quoted as saying that her family kept her grounded.
    その歌手は、家族のおかげで自分らしくいられると述べたと報じられました。
  • The magazine quoted him as saying that trust mattered more than romance.
    その雑誌は、恋愛感情より信頼が大切だという彼の発言を引用しました。

直接引用との違い

quote A as saying that … は、誰が何を述べたかを間接的に報告する形です。引用符の中に発言を一語一句そのまま置く直接引用とは文の作りが異なります。

  • The paper quoted Mia as saying that she was ready.
    その新聞は、準備はできているとミアが述べたと伝えました。
  • The paper quoted Mia: “I’m ready.”
    その新聞はミアの「準備はできています」という言葉を直接引用しました。

前者では、代名詞や時制を文全体に合わせて調整できます。後者では、引用符内に本人の言葉を再現します。元の発言を一語一句示すことが重要なら直接引用、発言内容と発言者を報道文の中で伝えるなら quote A as saying が便利です。

言葉を文脈から切り離して伝える危険については、take A out of contextの意味と使い方も参考になります。

according to・say・citeとの違い

表現 中心的な意味 向いている場面
quote A as saying … Aの発言として内容を伝える ニュース・記事・報告書
A says / said … Aが…と言う・言った 日常会話から報道まで幅広い
according to A Aによれば 情報源を示す
cite A / a source Aや資料を根拠として挙げる 論文・報告・正式な議論

according to A は情報源を示しますが、Aがその言葉を実際に発言したことに焦点があるとは限りません。cite は研究や資料、理由などを根拠として挙げる語で、発言を伝える quote A as saying とは役割が異なります。

quote・cite・reference の使い分けは、「引用する」は英語で?quote・cite・referenceの違いで詳しく比較しています。

この表現が出てこないときの簡単な言い換え

会話では、難しい受動形を無理に使う必要はありません。次の基本表現で十分伝わります。

  • The article says that Ken said the plan was ready.
    記事によると、ケンは計画の準備ができたと言いました。
  • According to the newspaper, the mayor said the city was prepared.
    新聞によると、市長は市には準備ができていると言いました。
  • The newspaper reported that the mayor said the city was prepared.
    新聞は、市長が市には準備ができていると述べたと報じました。

しゅみすけ(大山俊輔)

会話でbe quoted as sayingがすぐ出なくても、According to the article, A said … と言えば意味は十分伝わります。まずは簡単な形を使い、読める表現として受動形に慣れていきましょう。

日本人が間違えやすいポイント

人Aをquoteの直後に置く

「Aによると」に引かれて、quote as saying A のような順番にしないよう注意します。

× The article quoted as saying the manager that sales were rising.
The article quoted the manager as saying that sales were rising.

sayingの後ろに発言内容を置く

as saying の後ろには、通常は節として内容が続きます。

She was quoted as saying that she would return.
彼女は戻ると述べたと伝えられました。

時制と代名詞を機械的に写さない

間接的に伝える文では、発言時点や文脈に応じて will → wouldI → he / she などが変わることがあります。ただし、今も有効な事実なら現在形を保つ場合もあります。

  • Original: “I will resign.”
  • Reported: He was quoted as saying that he would resign.

発言していない内容をquoteしない

quote A as saying は発言をAに帰属させる表現です。要約するときも意味を変えず、発言者と出典を確認する必要があります。正確な原文が重要なら直接引用を使います。

FAQ

be quoted as sayingは日常会話で使えますか?

文法的には使えますが、報道・記事・報告書で目にすることが多い硬めの表現です。会話では I read that she said …According to the article, she said … が自然です。

thatは必ず必要ですか?

必須ではありません。He was quoted as saying the plan was ready. も可能です。ただし、長い文では that を入れると構造が分かりやすくなります。

quote A as sayingとquote A directlyは同じですか?

同じではありません。quote A as saying that … は発言内容を報告文の形で伝えます。直接引用では、引用符を使って発言の言葉そのものを示します。

現在形のis quotedと過去形のwas quotedはどう使い分けますか?

is quoted は「その記事・資料で引用されている」という現在の状態、was quoted は「そのとき引用された・報じられた」という過去の出来事に焦点があります。

まとめ

quote A as saying … は「Aが…と言ったと引用する・伝える」、A is quoted as saying … は「Aは…と言ったと報じられる」です。語順は quote+人+as saying+内容。ニュースでは、発言者を主語にした受動形が特によく使われます。

直接引用とは違い、発言内容を報告文の形に組み込めるのが特徴です。難しく感じたら、According to the article, A said … と言い換えれば十分です。ほかの英熟語・定型表現も、英熟語・定型表現の一覧から確認できます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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