
「分析する」の代表的な英語は analyze です。ただし、対象を詳しく調べるなら examine、時間をかけて研究するなら study、複雑なものを小さな要素に分けるなら break down が自然なこともあります。
この記事では4表現の違いを整理します。さらに、ぴったりの単語が出てこなくても、知っている簡単な英語で「分析した」を伝える方法まで考えてみましょう。
Contents
「分析する」は英語で?まず結論
- analyze:情報を要素に分け、関係・原因・傾向を明らかにする
- examine:対象を注意深く詳しく調べる
- study:時間をかけて調査・研究する
- break down:複雑な全体を小さな部分に分解して見る
売上データや結果からパターンを見つけるなら analyze が第一候補です。一方、書類の細部を確認する、長期的に現象を研究する、問題を要素別に分解するなど、「分析する」の中身によって自然な英語は変わります。
analyze:データ・原因・傾向を「分析する」
analyze は、情報や対象を構成要素に分け、そこから意味・原因・関係・傾向を見つける動詞です。データ分析、業績分析、文章分析、状況分析など、幅広く使えます。イギリス英語では analyse とつづります。
- We analyzed the sales data.
売上データを分析しました。 - The team is analyzing the cause of the problem.
チームは問題の原因を分析しています。 - I analyzed my study habits.
自分の勉強習慣を分析しました。
名詞は analysis(分析)、形容詞は analytical(分析的な)です。do an analysis of the data とも言えますが、会話では analyze the data のほうが簡潔です。
examine:注意深く「調べる・検討する」
examine は、対象を注意深く見て詳しく調べる表現です。analyzeが「分けて関係や傾向を読み取る」ことを意識するのに対し、examineは「細部までよく見る」ことに重点があります。
- We examined the report carefully.
報告書を注意深く検討しました。 - The doctor examined my knee.
医師が私の膝を診察しました。 - Let’s examine all the options.
すべての選択肢を詳しく検討しましょう。
医師が患者を「診察する」、試験官が受験者を「試験する」という意味でも使われます。単なるデータ分析とは限らない点がポイントです。

study:時間をかけて「研究・調査する」
study は「勉強する」だけではありません。あるテーマや現象を、時間をかけて注意深く調査・研究する意味でも使えます。継続的な観察や研究を含む「分析する」に向いています。
- Researchers studied the effects of sleep.
研究者たちは睡眠の影響を調査しました。 - We studied customer behavior for six months.
顧客行動を6か月間分析しました。 - I studied the results before making a decision.
決断する前に結果を詳しく検討しました。
break down:小さな部分に分けて分析する
break down は、複雑な全体を分かりやすい小さな部分へ分ける句動詞です。数字、問題、費用、工程、説明などを「内訳にする」「要素別に分析する」ときに自然です。
- Let’s break down the problem into smaller parts.
問題を小さな部分に分けて分析しましょう。 - The report breaks down sales by region.
その報告書は売上を地域別に分析しています。 - Can you break down the costs for me?
費用の内訳を示してもらえますか。
しゅみすけ(大山俊輔)
4つを同じ「売上」の場面で比べる
- We analyzed the sales data.
売上データから傾向や原因を分析した。 - We examined the sales report.
売上報告書を注意深く調べた。 - We studied sales trends over five years.
5年間の売上傾向を継続的に研究した。 - We broke down sales by product.
売上を商品別の内訳に分けた。
「分析する」の発音
- analyze:米語では「アナライズ」に近く、最初の an を強く読みます。
- examine:「イグザミン」に近く、zam の部分が強くなります。
- study:「スタディ」。最初の音節を強く読みます。
- break down:動詞として使うときは、両方の語をはっきり発音します。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
analyze が出てこないときは、「何を見て、何を見つけようとしたのか」を基本語で説明します。
- We looked at the numbers carefully.
数字を注意深く見ました。 - I looked at each part of the problem.
問題の各部分を見ました。 - We tried to find a pattern in the data.
データの中にパターンを見つけようとしました。 - I tried to find out why it happened.
なぜそれが起きたのか突き止めようとしました。 - We compared this month’s results with last month’s.
今月の結果を先月の結果と比べました。
たとえば「顧客データを分析しました」が出てこなければ、We looked at the customer data and tried to find a pattern. で十分です。「分析」という日本語を一語で置き換えず、実際にしたことを順番に言えばよいのです。
英語日記・仕事で使える例文
- I analyzed my test results today.
今日はテスト結果を分析した。 - I looked at why I made the same mistake again.
なぜ同じ間違いを繰り返したのか考えた。 - We examined the feedback from our customers.
顧客からの意見を詳しく検討した。 - I broke the task down into five steps.
作業を5つの段階に分けた。
関連する表現
細部を一つずつ取り上げて分析・批評する表現は、pick apartの意味と使い方で詳しく解説しています。資料や問題を深く調べる言い方なら、dig intoの意味と使い方も参考になります。
まとめ
「分析する」は、関係・原因・傾向を明らかにするなら analyze、注意深く調べるなら examine、時間をかけて研究するなら study、小さな要素に分けるなら break down が自然です。
難しい動詞が出てこなくても、look at the numbers、find a pattern、find out why のような簡単な英語で、何をしたのかは伝えられます。









