dismiss A as Bの意味は?語順・使い方とreject・ignoreとの違い

dismiss A as Bの意味・語順・使い方を解説するアイキャッチ画像

dismiss A as Bは、「AをBだとして退ける」「AをBにすぎないと片づける」という意味です。意見・心配・主張などを十分に検討せず、価値がない、現実的でない、誤っているなどと判断して相手にしない場面で使われます。

たとえば、They dismissed the idea as unrealistic. は「彼らはその案を非現実的だとして退けた」です。この記事では、語順、asの働き、自然な例文、reject・ignore・write offなどとの違いを分かりやすく解説します。

dismiss A as Bの意味

基本形は次のとおりです。

dismiss+対象A+as+判断B
=AをBだと判断して退ける

  • dismiss the idea as impractical:その案を非現実的だとして退ける
  • dismiss the rumor as nonsense:その噂をでたらめだとして片づける
  • dismiss his concerns as exaggerated:彼の懸念を大げさだとして取り合わない
  • dismiss it as a joke:それを冗談だとして相手にしない

dismissには「解散させる」「解雇する」「訴えを棄却する」などの意味もあります。共通する感覚は、目の前の人や物事を、これ以上扱わないものとして脇へ置くことです。

しゅみすけ(大山俊輔)

dismiss A as Bでは、Bが「退ける理由」ではなく、Aに付ける判断やレッテルです。「AはBだ」と決めて、話を終わらせる感覚で捉えましょう。

語順とasの働き

dismiss A as BはAをBだとして退けるという語順を示す図

asはここでは「〜として」という意味で、Aをどのように評価したのかを示します。Bには名詞・形容詞・過去分詞などを置けます。

as+形容詞

The manager dismissed our plan as too expensive.
上司は私たちの計画を費用が高すぎるとして退けました。

Don’t dismiss her concern as trivial.
彼女の心配を取るに足りないものとして片づけないでください。

as+名詞

He dismissed the warning as a false alarm.
彼はその警告を誤報だとして相手にしませんでした。

She dismissed his comment as a joke.
彼女は彼の発言を冗談だとして受け流しました。

as+過去分詞

The evidence was dismissed as fabricated.
その証拠は捏造されたものだとして退けられました。

The proposal was dismissed as outdated.
その提案は時代遅れだとして退けられました。

受け身のbe dismissed asもよく使う

ニュースや仕事の文章では、A be dismissed as B「AはBだとして退けられる」の形がよく使われます。

Her symptoms were initially dismissed as stress.
彼女の症状は当初、ストレスによるものとして軽く扱われました。

The suggestion was quickly dismissed as unrealistic.
その提案は非現実的だとしてすぐに退けられました。

His complaint shouldn’t be dismissed as an overreaction.
彼の訴えを過剰反応だとして退けるべきではありません。

この形は、誰が退けたかよりも、対象がどんな判断をされたかに焦点を置きます。

日常会話・仕事で使える例文

I dismissed the message as spam and deleted it.
そのメッセージを迷惑メールだと思って削除しました。

At first, we dismissed the noise as nothing serious.
最初は、その音を大したことではないと考えていました。

She dismissed my suggestion as unnecessary.
彼女は私の提案を必要ないとして退けました。

Don’t dismiss the possibility just because it sounds strange.
変に聞こえるというだけで、その可能性を退けないでください。

Some people dismissed the product as a passing trend.
その製品を一時的な流行にすぎないと考えた人もいました。

He felt hurt when his concerns were dismissed as silly.
自分の心配をばかげていると片づけられ、彼は傷つきました。

dismiss A as Bが持つニュアンス

dismissは単に「違うと思う」より強く、検討する価値がないと判断して話を終える響きがあります。そのため、人の気持ち・心配・体調を目的語にすると、冷淡、傲慢、軽率という印象を与えることがあります。

She dismissed his fears as irrational.
彼女は彼の不安を理不尽なものとして片づけました。

文法的には自然ですが、話し手が彼女の態度を批判的に見ている可能性があります。中立的に言いたいなら、She thought his fears were irrational. のように表せます。

似た表現との違い

reject:提案・依頼などを受け入れない

rejectは審査・検討の結果として「拒否する、却下する」。dismissのように、価値がないと軽く扱ったニュアンスは必須ではありません。

The committee rejected the proposal.
委員会はその提案を却下しました。

ignore:注意を向けない

ignoreは「無視する」。判断ラベルを付けるとは限らず、単に反応しないことを表します。

He ignored my warning.
彼は私の警告を無視しました。

write A off as B:見込みがないと見切る

write A off as Bは、AをBだと決めつけて「期待する価値がない」と見切る表現です。人に使うと特に厳しい響きがあります。

Don’t write him off as inexperienced.
彼を経験不足だと決めつけて見限らないでください。

brush A off:軽くあしらう

brush A offは、人・質問・心配などを「面倒そうに軽くあしらう」。as Bを伴わず、態度や対応に焦点があります。

She brushed off my question.
彼女は私の質問を軽くあしらいました。

make light of:深刻さを軽く見る

make light ofは、問題や危険を実際より軽く扱う表現です。詳しくはmake light ofの意味・使い方で解説しています。

日本人が間違えやすいポイント

asの後ろに完全な文をそのまま置かない

Bには通常、判断を表す名詞や形容詞を置きます。

  • They dismissed the claim as false.
  • They dismissed the claim as a lie.
  • × They dismissed the claim as it was false.

理由を言いたいなら、They dismissed the claim because they believed it was false. とします。

dismiss aboutとは言わない

対象はdismissの直後に置きます。

  • She dismissed my concern.
  • × She dismissed about my concern.

人そのものをdismiss as Bにすると強く響く

They dismissed him as incompetent. は「彼を無能だとして相手にしなかった」という強い評価です。仕事で慎重に言うなら、判断の対象を人ではなく案や経験に変える方法があります。

They felt his experience wasn’t a good match for the role.
彼の経験はその役職に十分合わないと判断されました。

すぐ出てこないときの簡単な言い換え

dismiss A as Bが出てこなければ、次の基本語で伝えられます。

  • They thought A was B and ignored it.:AをBだと思って無視した
  • They didn’t take A seriously.:Aを真剣に受け止めなかった
  • They said A wasn’t important.:Aは重要でないと言った
  • They rejected A because …:〜という理由でAを却下した

They didn’t take my concern seriously.
彼らは私の心配を真剣に受け止めませんでした。

She thought the idea was unrealistic and rejected it.
彼女はその案を非現実的だと考えて退けました。

しゅみすけ(大山俊輔)

表現が出てこないときは、「Bだと思った」と「だからAを受け入れなかった」の2文に分ければ十分です。難しい一語を探すより、判断と行動を順番に伝えてみましょう。

まとめ

dismiss A as Bは、「AをBだとして退ける・相手にしない」という表現です。Aは退ける対象、as BはAに付ける判断やレッテルです。

ただ却下するreject、無視するignoreと違い、dismiss A as Bには「Bにすぎない」と判断して検討を終えるニュアンスがあります。まずはdismiss the idea as unrealisticdismiss the concern as unnecessaryの形で、語順ごと覚えましょう。

ほかの表現も体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現の親記事もご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

ご相談専門お電話番号

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

前置詞を使った英熟語の一覧