「意識する」は英語で?be aware of・keep in mind・pay attentionの違い

「意識する」は英語で? be aware of・keep in mind・pay attention to・try toの違い

「時間を意識する」「姿勢を意識する」「相手の気持ちを意識する」「ミスをしないよう意識する」——日本語では全部「意識する」で言えますが、英語には一語ですべてをカバーする動詞がありません。

存在や問題を意識しているなら be aware of、忘れないよう頭に置くなら keep in mind、対象に注意を向けるなら pay attention to、意識して行動するなら try to が自然です。

この記事では場面別の違いと、難しい表現が出てこない初心者向けの簡単な言い方を例文つきで紹介します。

「意識する」を表す英語の早見表

英語 中心イメージ よく使う場面
be aware of 存在・問題を意識している 時間、危険、違い、周囲
keep … in mind 忘れないよう頭に置く 条件、注意点、相手の事情
pay attention to 対象へ注意を向ける 発音、姿勢、説明、細部
try to 意識して〜するよう努める 習慣、話し方、行動
be conscious of 強く自覚・意識している 姿勢、見た目、周囲の目
focus on 一つに意識を集中する 課題、目標、重要点

be aware of・keep in mind・pay attention to・try toのニュアンス比較

be aware of|存在や状況を意識している

be aware of は、ある物事の存在や状況を知り、意識に入れている状態を表します。「時間を意識する」「周囲を意識する」「リスクを意識する」などに使えます。

  • Be aware of the time.
    時間を意識してください。
  • We need to be aware of the risks.
    私たちはリスクを意識する必要があります。
  • She is always aware of the people around her.
    彼女はいつも周囲の人を意識しています。

aware は形容詞なので、通常は be aware of + 名詞 または be aware that + 文 の形で使います。

keep … in mind|忘れないよう意識する

keep … in mind は、大切な条件や注意点を「頭の中に置いておく」表現です。一度注意を向けるより、判断や行動の間ずっと忘れないイメージがあります。

  • Keep the deadline in mind.
    締切を意識しておいてください。
  • Please keep her feelings in mind.
    彼女の気持ちを意識してください。
  • Keep in mind that prices may change.
    価格が変わる可能性を意識しておいてください。

Keep in mind that … は「〜ということを覚えておいてください」という仕事でも日常でも便利な形です。

pay attention to|対象に注意を向ける

pay attention to は、特定のものへ注意を向け、よく見る・聞く表現です。「発音を意識する」「姿勢を意識する」「細部を意識する」などに合います。

  • Pay attention to your pronunciation.
    発音を意識してください。
  • Try to pay attention to your posture.
    姿勢を意識するようにしてください。
  • We should pay more attention to the details.
    もっと細部を意識すべきです。

前置詞は to です。attention の後ろへ対象を置くときに忘れないようにしましょう。

try to|意識して行動する

日本語の「意識する」は、「ある行動をするよう心がける」という意味でよく使われます。この場合、英語では try to + 動詞 が簡単で自然です。

  • I try to speak slowly.
    ゆっくり話すことを意識しています。
  • Try to make eye contact.
    アイコンタクトを意識してください。
  • I’m trying not to use difficult words.
    難しい単語を使わないよう意識しています。

日本語の「〜を意識しています」をそのまま訳すより、実際に何をしようとしているかを動詞にすれば簡単に伝えられます。

be conscious of|強く自覚している

be conscious of も「〜を意識している」ですが、aware より強く自覚している響きがあります。姿勢・見た目・人からどう見られるかなどにも使います。

  • I’m conscious of my posture.
    自分の姿勢を意識しています。
  • He is very conscious of how others see him.
    彼は他人からどう見られるかをとても意識しています。

self-conscious になると「人目を気にする、恥ずかしく感じる」という意味になります。

focus on|一つのことへ意識を集中する

focus on は、意識や努力を特定の対象へ集中させる表現です。

  • Let’s focus on the main issue.
    主要な問題を意識しましょう。/主要な問題に集中しましょう。
  • Focus on what you can do.
    自分にできることを意識してください。

単に存在を意識する be aware of より、「そこへ集中する」という積極的な意味があります。

英単語が出てこないときの簡単な言い方

言いたいこと 初心者向けの簡単な英語
時間を意識してください Remember the time.
姿勢を意識しています I try to sit up straight.
ゆっくり話すよう意識しています I try to speak slowly.
相手の気持ちを意識してください Think about her feelings.
ミスをしないよう意識します I’ll try not to make mistakes.
ここに注意してください Look at this carefully.

「姿勢を意識する」を訳すとき、意識という名詞にこだわる必要はありません。I try to sit up straight.(まっすぐ座るようにしています)のように、具体的な行動へ分解するほうが伝わります。

しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話創業者/英語系YouTuberしゅみすけ
初心者なら、これでOK!
「意識する」を難しい一語に置き換えなくても大丈夫です。まずは Remember the time.I try to sit up straight. のように、伝えたい中身を簡単な英語へ分けてみましょう。知っている単語で最後まで言い切るほうが、会話ではずっと役に立ちます。

よくある間違い

× I am aware the time.

aware の後ろに名詞を置く場合は of が必要です。

× I am aware the time.
○ I am aware of the time.

× Pay attention my pronunciation.

attention と対象の間には to を置きます。

× Pay attention my pronunciation.
○ Pay attention to my pronunciation.

× consciousを「意識して行動する」に何でも使う

be conscious of は自覚している状態です。「ゆっくり話すよう意識している」のような行動なら I try to speak slowly. のほうが自然です。

会話で使い分けてみよう

A: What should I keep in mind during the presentation?
プレゼン中、何を意識すればよいですか?

B: Pay attention to your speed, and try to make eye contact.
話す速さに注意して、アイコンタクトを意識してください。

A: Okay. I’ll also be aware of the time.
わかりました。時間も意識します。

忘れないよう頭に置く keep in mind、注意を向ける pay attention to、意識して行動する try to、時間の存在を意識する be aware of が自然に使い分けられています。

まとめ|「何をどう意識するか」を英語にしよう

  • be aware of:存在・問題・時間などを意識している
  • keep … in mind:忘れないよう頭に置いておく
  • pay attention to:特定の対象へ注意を向ける
  • try to:意識してある行動をするよう努める
  • be conscious of:強く自覚している
  • focus on:一つの対象に意識を集中する

初心者のうちは、Remember …Think about …Try to … を使えば多くの場面をカバーできます。「意識する」という日本語を一語で置き換えず、実際の行動へ分解してみましょう。

問題やリスクの存在を「認識する」表現については、「認識する」は英語で?recognize・be aware of・realizeの違い、相手や条件への配慮については「配慮する」は英語で?be considerate・take into account・keep in mindの違いも参考にしてください。

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この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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