make light ofの意味は?「軽視する」の使い方とtake lightly・laugh offの違い

make light ofの意味・使い方と軽視するニュアンスを学ぶ記事のアイキャッチ

make light ofは、「~を軽く扱う」「~を大したことではないように言う」という意味の英熟語です。

単なる「気にしない」ではありません。本当は深刻だったり、相手が真剣に受け止めていたりすることを、冗談や軽い言葉で重要ではないように扱うニュアンスがあります。

この記事では、make light ofの意味がなぜ生まれるのか、語順、自然な例文、受け身の形、日本人が間違えやすい点を解説します。take lightlyやlaugh it offとの違いも整理しましょう。

make light ofの意味

make light of Aの基本的な意味は、次のとおりです。

  • Aを軽く扱う
  • Aを大したことではないように言う
  • Aの深刻さや重要性を小さく見せる

He made light of the problem, but it was actually serious.
彼はその問題を軽く扱いましたが、実際には深刻でした。

She tried to make light of her injury.
彼女は自分のけがを大したことではないように見せようとしました。

Don’t make light of his concerns.
彼の不安を軽く扱わないでください。

しゅみすけ(大山俊輔)

make light ofには、「重い話を軽いものとして扱う」という対比があります。相手の悩みに使うと、気持ちを軽視したように聞こえることがあるので注意しましょう。

なぜ「軽視する」という意味になるの?

ここでのlightは「明るい」ではなく、「重くない」「深刻ではない」という意味です。

makeには「ある状態にする」という働きがあります。そのため、make light of Aは、文字どおりの感覚では「Aの重さを小さくする」となります。

問題・病気・失敗・不安などの心理的な重さを、言葉や態度によって軽く見せる。そこから「軽視する」「大したことではないように扱う」という意味につながります。

make light ofの語順と文法

基本の語順はシンプルです。

人 + make light of + 名詞・代名詞・動名詞

名詞を置く

They made light of the safety risk.
彼らはその安全上のリスクを軽く扱いました。

代名詞を置く

This is important, so please don’t make light of it.
これは重要なので、軽く考えないでください。

代名詞itもofの後ろに置きます。make it light ofのように分離しません。

動名詞を置く

He made light of missing the deadline.
彼は締め切りに間に合わなかったことを軽く扱いました。

ofは前置詞なので、動作を続けるときは動詞のing形を使います。

try to make light of

try to make light of Aは、「気まずさや心配を減らすため、Aを大したことではないように見せようとする」という文脈でよく使われます。

I tried to make light of the awkward situation.
私はその気まずい状況を軽く笑い飛ばそうとしました。

make light ofはいつ否定的に聞こえる?

make light ofは、多くの場合「本来は真剣に扱うべきなのに」という話し手の批判を含みます。

The manager made light of the employees’ complaints.
その管理職は従業員たちの訴えを軽く扱いました。

We should never make light of mental health issues.
心の健康に関する問題を決して軽視すべきではありません。

特に、人の痛み・不安・差別・安全・健康などに使うと、「相手の経験を真剣に受け止めなかった」という否定的な評価になりやすい表現です。

一方、自分自身の失敗や緊張を軽い冗談にして場を和らげる場合は、必ずしも悪い意味とは限りません。

She made light of her mistake and helped everyone relax.
彼女は自分のミスを軽く笑いに変え、みんなを安心させました。

受け身のbe made light of

make light ofは受け身でも使えます。

A + be made light ofで、「Aが軽く扱われる」という意味です。ofは最後に残ります。

Her concerns were made light of by the team.
彼女の不安はチームに軽く扱われました。

Serious safety issues must not be made light of.
重大な安全問題を軽視してはいけません。

ただし、会話では受け身よりも、They didn’t take her concerns seriously.のように言うほうが分かりやすい場合もあります。

make light of・take lightly・laugh offの違い

make light of・take lightly・laugh offのニュアンスの違いを示す図解

make light of A:軽いものとして扱う

言葉・態度・冗談などで、問題の深刻さを小さく見せることに焦点があります。

He made light of the accident.
彼はその事故を大したことではないように扱いました。

take A lightly:重要だと受け止めない

心の中で重要性や危険性を低く見ることに焦点があります。否定文のDon’t take it lightly.(軽く考えないで)がよく使われます。

You shouldn’t take this warning lightly.
この警告を軽く考えるべきではありません。

laugh A off:笑って受け流す

恥ずかしさ・批判・失敗・心配などを、笑うことで深刻に扱わず流す表現です。代名詞は間に入れてlaugh it offとします。

He laughed off the criticism.
彼はその批判を笑って受け流しました。

「笑ってごまかす・受け流す」の場面を詳しく知りたい方は、laugh it offの使い方も参考にしてください。

underestimate・dismissとの違い

underestimate:実際より低く見積もる

人の能力、費用、時間、危険性などを、実際の程度より低く判断することです。

We underestimated the cost of the repairs.
私たちは修理費を実際より低く見積もっていました。

dismiss:重要でないとして退ける

意見・不安・可能性などを、検討する価値がないとして退けるニュアンスです。

She dismissed my idea without discussing it.
彼女は話し合いもせず、私の考えを退けました。

make light ofは、対象を「軽く見せる・軽く扱う」態度に焦点があります。これらの表現を場面別に比べるなら、「軽視する」の英語表現の違いも確認してみてください。

日本人が間違えやすいポイント

  • make light of Aのofを落とさない
  • 「照明を作る」という意味ではない
  • 動作を続けるならmake light of doingとする
  • 代名詞でもmake light of itと語順を変えない
  • 相手の悩みに使うと「軽視した」という批判的な響きになりやすい
  • make fun of(からかう・笑いものにする)とは意味が違う

make fun ofは人や物を笑いものにする表現です。一方、make light ofは、問題や状況の深刻さを小さく扱います。似た形でも、funとlightでは焦点が異なります。

簡単な英語で言い換えるなら

make light ofが出てこなくても、次のような基本表現で十分に伝えられます。

  • He didn’t take the problem seriously.
    彼はその問題を真剣に受け止めませんでした。
  • She acted like it wasn’t important.
    彼女は、それが重要ではないかのように振る舞いました。
  • They said it was no big deal.
    彼らは、それは大したことではないと言いました。
  • Please listen to her concerns.
    彼女の不安に耳を傾けてください。

しゅみすけ(大山俊輔)

難しい熟語が出てこなければ、He didn’t take it seriously.と言えば要点は伝わります。会話では、覚えている基本語で態度を直接説明するのも立派な方法です。

会話で使える例文

A: Why are you making light of this?
どうしてこれを軽く扱うの?

B: I’m sorry. I didn’t realize how worried you were.
ごめん。そんなに心配しているとは気づかなかった。

A: Is your ankle okay?
足首は大丈夫?

B: I tried to make light of it, but I think I should see a doctor.
大したことではないように振る舞っていたけど、病院で診てもらったほうがよさそう。

まとめ

make light of Aは、「Aを軽く扱う」「Aを大したことではないように言う」という意味です。

  • lightは「重くない・深刻でない」という意味
  • 基本語順はmake light of+名詞・代名詞・動名詞
  • 相手の不安や深刻な問題に使うと、批判的な響きになりやすい
  • take lightlyは重要性を低く見る、laugh offは笑って受け流す
  • 簡単にはnot take A seriouslyと言い換えられる

まずはDon’t make light of it.(それを軽く扱わないで)と、He didn’t take it seriously.(彼は真剣に受け止めなかった)をセットで覚えると、会話でも使いやすくなります。

ほかの表現も体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現のまとめをご覧ください。

makeを使うほかの表現もまとめて確認したい方は、makeを使った句動詞一覧をご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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