
either A or B は、「AかBのどちらか」「AまたはB」という意味です。2つの選択肢を示し、そのうち一方を選ぶ場面で使います。
You can choose either tea or coffee.
紅茶かコーヒーのどちらかを選べます。
ポイントは、AとBに同じ種類の言葉や同じ形を置くことです。名詞だけでなく、動詞・形容詞・前置詞句・文もつなげられます。
しゅみすけ(大山俊輔)
Contents
either A or Bの意味と仕組み
either は、基本的に「2つのうち、どちらか一方」を表します。or と組み合わせると、AとBを同じレベルの選択肢として並べられます。
Either Monday or Tuesday works for me.
月曜日か火曜日のどちらかなら都合がいいです。
We can either walk or take a taxi.
歩くか、タクシーに乗るかのどちらかにできます。
orを含む接続詞全体の働きを確認したい場合は、be-rize.comの英語の接続詞一覧と使い方も参考にしてください。この記事では、完成した型であるeither A or Bの使い方に絞って説明します。
either A or Bでつなげられるもの
名詞をつなぐ
You can pay by either cash or card.
現金かカードのどちらかで支払えます。
Either Ken or Maya will meet you at the station.
ケンかマヤのどちらかが駅であなたを迎えます。
動詞をつなぐ
Please either call me or send me a message.
電話するか、メッセージを送るかしてください。
We can either stay here or go somewhere else.
ここにいるか、別の場所へ行くかのどちらかにできます。
形容詞をつなぐ
The answer is either correct or incorrect.
その答えは正しいか、正しくないかのどちらかです。
The room felt either too hot or too cold.
その部屋は暑すぎるか寒すぎるかのどちらかに感じられました。
前置詞句をつなぐ
She may be either at home or at the office.
彼女は家かオフィスのどちらかにいるかもしれません。
We’ll meet either before lunch or after the meeting.
昼食前か会議後のどちらかに会いましょう。
文・節をつなぐ
Either you misunderstood me, or I didn’t explain it clearly.
あなたが私を誤解したか、私の説明が明確でなかったかのどちらかです。
Either we leave now, or we’ll miss the last train.
今出発するか、終電に乗り遅れるかです。
AとBは同じ形にそろえる
either A or Bでは、AとBを文法的に同じ形へそろえると自然で分かりやすくなります。これを平行構造と考えます。
You can either call me or a message. では、Aが動詞のcall、Bが名詞のa messageになっているため形がそろいません。
次のどちらかにします。
- You can either call me or message me.
電話するか、メッセージを送るかできます。 - You can make either a call or a video appointment.
電話かビデオ面談のどちらかを選べます。
動詞なら動詞同士、名詞なら名詞同士を並べるのが基本です。
eitherを置く位置で意味の範囲が決まる
eitherは、2択にしたい部分の直前に置くと意味が明確になります。
You can either work from home or come to the office.
在宅勤務をするか、オフィスへ来るかのどちらかにできます。
ここではwork from homeとcome to the officeが選択肢です。
Either you can join us now, or you can watch the recording later.
今参加するか、あとで録画を見るかのどちらかです。
長い要素や文全体をつなぐ場合は、eitherを文頭に置き、区切りを分かりやすくすることもあります。
either A or Bが主語になるときの動詞
either A or Bが主語の場合、動詞は一般に動詞に近いほうの主語に合わせます。
AもBも単数なら単数動詞
Either Tom or Lisa is coming.
トムかリサのどちらかが来ます。
TomもLisaも単数なので、isを使います。
AもBも複数なら複数動詞
Either the teachers or the students are responsible.
先生たちか生徒たちのどちらかに責任があります。
単数と複数が混ざる場合
Either my brother or my parents are picking me up.
兄か両親のどちらかが迎えに来ます。
動詞に近いmy parentsが複数なので、areを使います。
Either my parents or my brother is picking me up.
両親か兄のどちらかが迎えに来ます。
今度は動詞に近いmy brotherが単数なので、isを使います。ただし、単数と複数が混ざる文は読みにくく感じることもあります。迷う場合は、複数の主語を動詞の近くへ置くか、One of them is …などに言い換えると安全です。
場面別に見るeither A or Bの例文
仕事・予定調整
We can schedule the meeting for either Thursday or Friday.
会議は木曜日か金曜日のどちらかに設定できます。
Please send either the original document or a certified copy.
原本か認証済みの写しのどちらかを送ってください。
Either my manager or I will reply by tomorrow.
上司か私のどちらかが明日までに返信します。
旅行
You can get there by either bus or train.
バスか電車のどちらかで行けます。
We could stay either near the airport or in the city center.
空港近くか市内中心部のどちらかに泊まれます。
Either show your passport or use the digital ID at the gate.
ゲートではパスポートを見せるか、デジタルIDを使ってください。
日常会話・恋愛
We can either cook at home or eat out tonight.
今夜は家で料理するか、外食するかにしよう。
Either tell me the truth or say you don’t want to talk about it.
本当のことを話すか、話したくないと言うかにして。
You can sit on either side of me.
私の左右どちら側に座ってもいいですよ。
最後の文のeither sideは「2つある側のどちらでも」という意味です。文脈によっては、どちらを選んでもよい自由を表します。
either・both・neitherの違い

either A or B:AかBのどちらか
We can go either Saturday or Sunday.
土曜日か日曜日のどちらかに行けます。
2つの候補から一方を示します。
both A and B:AもBも両方
We’re free both Saturday and Sunday.
土曜日も日曜日も両方空いています。
選択肢の両方が当てはまります。both A or Bではなく、both A and Bです。
neither A nor B:AもBもどちらも〜ない
Neither Saturday nor Sunday works for me.
土曜日も日曜日も、どちらも都合がつきません。
2つとも当てはまらないことを表します。neither A or Bではなく、neither A nor Bです。
eitherを単独で使う方法
Either is fine.:どちらでもいい
選択肢がすでに分かっている場合、eitherだけで「どちらでも・どちらか一方」を表せます。
“Tea or coffee?” “Either is fine.”
「紅茶かコーヒー、どちらにしますか?」「どちらでも大丈夫です」
either of+複数形
限定された2人・2つのうち、どちらかを表すときはeither of+複数名詞・代名詞を使います。
Either of these rooms is available.
この2部屋は、どちらでも利用できます。
You can ask either of us.
私たち2人のどちらに尋ねても構いません。
標準的な文法ではeither ofを単数として扱い、Either of them is …とするのが基本です。会話では複数動詞も聞かれますが、学習者はまず単数動詞で覚えるとよいでしょう。
否定文のeither:〜もまた…ない
否定文の最後に置かれるeitherは、「〜もまた…ない」という別の使い方です。
I don’t like it either.
私もそれが好きではありません。
これはeither A or Bの2択とは異なるため、文全体で意味を判断しましょう。
eitherの発音は2通り
eitherには、主に次の2つの発音があります。
- イーザーに近い発音:/ˈiːðər/
- アイザーに近い発音:/ˈaɪðər/
どちらも標準的な発音です。地域や話者によって異なるため、一方だけが正しいわけではありません。聞き取りでは両方を知っておき、自分で話すときは言いやすいほうを使えば問題ありません。
しゅみすけ(大山俊輔)
日本人が間違えやすいポイント
eitherとorを組み合わせる
either A nor B ではなく、肯定の2択ならeither A or Bです。どちらも否定するならneither A nor Bを使います。
AとBの形をそろえる
She either wants a new job or to start a business. は意味は伝わりますが、形が不ぞろいです。
She wants either to find a new job or to start a business.
彼女は新しい仕事を見つけるか、起業するかしたいと考えています。
to findとto startをそろえると、関係が明確になります。
3つ以上の候補では無理にeitherを使わない
eitherは基本的に2つの選択肢を扱います。3つ以上なら、通常はorだけで列挙します。
You can choose tea, coffee, or juice.
紅茶、コーヒー、ジュースから選べます。
either A or Bが出てこないときの簡単な言い換え
eitherをすぐ思い出せなくても、orだけで十分伝わります。
- Do you want tea or coffee?
紅茶とコーヒー、どちらが欲しいですか? - Choose A or B.
AかBを選んでください。 - One of them is okay.
そのうち一つで大丈夫です。 - We can go on Monday. We can also go on Tuesday.
月曜日に行けます。火曜日でも行けます。
eitherは選択範囲をはっきり示す便利な語ですが、なくてもorで2つを並べればコミュニケーションできます。
まとめ
either A or B は、2つの選択肢から「AかBのどちらか」を示す表現です。
- AとBには名詞・動詞・形容詞・句・文などを置ける
- AとBを同じ文法の形へそろえる
- 主語になる場合、動詞は原則として近いほうの主語に合わせる
- both A and Bは両方、neither A nor Bはどちらも否定
- either単独、either of、否定文末のeitherにも注意する
まずは We can either stay home or go out.(家にいるか、出かけるかのどちらかにできます)の形から使ってみましょう。









