
小さなミスなのに不安がどんどん膨らんだり、話しているうちに怒りが強くなったりすることがあります。そんな「感情的になる」「必要以上に興奮する」を表すのが get worked up です。
upset と似ていますが、単に動揺しているだけでなく、感情の温度がぐっと上がっているのがポイント。意味の仕組み、語順、よく使う前置詞、自然な例文、excited との違いまで整理します。
Contents
最初に結論:get worked upは「感情が高ぶる」
get worked up は、怒り・不安・緊張・興奮などで感情が高ぶる、取り乱す、気持ちを必要以上にかき立てるという意味です。多くの場合、「そこまで感情的にならなくてもよいのに」という含みがあります。
- Don’t get so worked up over a small mistake.
小さなミスでそんなに感情的にならないで。 - I got worked up before the presentation.
私はプレゼンの前に気持ちが高ぶってしまいました。 - She gets worked up whenever they discuss money.
彼女はお金の話になると、いつも感情的になります。
しゅみすけ(大山俊輔)
work+upから意味を理解する
work には「働きかけて何かを作り出す」、up には「上昇・増加・完成」のイメージがあります。work up は、食欲・勇気・興奮などを少しずつ作り、高める句動詞です。
その結果を表す worked up は「感情が高いところまでかき立てられた状態」。そこへ変化の get が加わり、get worked up=感情が高ぶった状態になると理解できます。
どんな感情に使える?
怒り・いら立ち
He got really worked up during the argument.
彼は口論の最中、かなり感情的になりました。
心配・不安
Try not to get worked up about tomorrow’s meeting.
明日の会議のことで、あまり心配しすぎないようにしてください。
緊張
I worked myself up before the interview.
私は面接前に、自分で緊張を高めてしまいました。
興奮・熱中
The fans got worked up as the final began.
決勝が始まると、ファンは興奮しました。
肯定的な興奮にも使えますが、通常は「熱くなりすぎた」「冷静さを失いかけた」という響きがあります。純粋に楽しみでわくわくするなら get excited のほうが自然です。
語順:worked upは状態を表す
この表現では worked up が形容詞のように働きます。基本形は次のとおりです。
- get worked up:感情が高ぶるという変化
- be worked up:感情が高ぶっている状態
- work oneself up:自分で自分の感情を高ぶらせる
get 人 worked up なら「人を興奮・動揺させる」という他動詞的な形にもできます。
- The rumor got everyone worked up.
そのうわさで、みんなが動揺しました。 - Don’t get yourself worked up.
自分で気持ちを高ぶらせないで。
get worked up overとaboutの違い
感情が高ぶる原因は、主に over または about で続けます。
| 形 | 感じ | 例 |
|---|---|---|
| get worked up over 名詞 | 具体的な出来事をめぐって感情的になる | over one comment |
| get worked up about 名詞 | ある話題・心配事について気持ちが高ぶる | about the interview |
実際の会話では重なる部分が大きく、どちらでも自然な場面があります。over は「そんな小さなことで」という評価と相性がよく、about は心配の対象を中立的に示しやすい、と考えると使い分けやすくなります。
仕事・恋愛・日常で使える例文
仕事
Let’s not get worked up before we know all the facts.
事実が全部分かる前から、感情的になるのはやめましょう。
She got worked up over a critical email from her boss.
彼女は上司からの厳しいメールで感情が高ぶりました。
恋愛・人間関係
We both got worked up and said things we didn’t mean.
二人とも感情的になり、本心ではないことを言ってしまいました。
He gets worked up whenever I mention his ex.
元恋人の話を出すと、彼はいつも感情的になります。
日常
My mother gets worked up about travel delays.
母は旅行の遅延をとても心配します。
I was worked up at first, but I’m calm now.
最初は気持ちが高ぶっていましたが、今は落ち着いています。
get worked up・be upset・get excitedの違い

| 表現 | 中心の意味 | ニュアンス |
|---|---|---|
| get worked up | 感情が高ぶる | 怒り・不安・興奮が強まり、やや冷静さを失う |
| be upset | 動揺・不快・悲しい | 心が乱れている状態。激しさは限定しない |
| get excited | わくわくする・興奮する | 通常は期待や喜びなど肯定的 |
I’m upset about the email. は「そのメールで気分を害している・動揺している」。I’m getting worked up about the email. は「メールのことを考えるほど感情が高ぶってきた」という変化と強まりを表します。
freak out は「パニックになる・ひどく驚く」で、反応がさらに急で強い表現です。get worked up は、考えたり話したりするうちに感情が増幅する場面にもよく合います。
しゅみすけ(大山俊輔)
日本人が間違えやすいポイント
- 怒りだけではない:心配・緊張・熱狂にも使えます。
- get work upではない:状態を表す過去分詞形の worked が必要です。
- 通常はやや否定的:単なる楽しい興奮なら get excited が基本です。
- calm downとセットで覚える:I got worked up, but I calmed down. のように対比できます。
- 相手への命令に注意:Don’t get so worked up. は責める響きになることがあります。
この句動詞が出てこなかったら?しゅみすけ式の簡単な言い換え
get worked up を思い出せなくても、どの感情がどの程度強くなったかを直接言えば伝わります。
- I got very angry.
とても腹が立ちました。 - I worried too much about it.
そのことを心配しすぎました。 - We both became very emotional.
私たちは二人とも、とても感情的になりました。 - I couldn’t stay calm.
冷静でいられませんでした。
関連表現
まとめ
get worked up は、怒り・不安・緊張・興奮で感情が高ぶること。get worked up over/about … の形がよく使われ、upset より感情の強まり、excited より「冷静さを失いかける」含みがあります。言葉が出なければ、I worried too much. や I couldn’t stay calm. のように簡単に説明しましょう。









