
hook up は、パソコンやモニターを「接続する」ときにも、人を「紹介する」ときにも使われます。さらに恋愛の会話では、単なる「会う」より親密な意味になることがあります。日本語訳だけで覚えると誤解しやすいので、この記事では意味・仕組み・語順を構文ごとに整理します。
Contents
最初に結論:hook upの主な意味
hook up の中心には、離れているもの・人をつないで、一つの関係を作る感覚があります。主な使い方は次の4つです。
- 機器を接続する:hook A up to B
- 人に物・サービスを手配する:hook A up with B
- 人同士を紹介する:hook A up with B
- 人と会う/親密な関係になる:hook up with someone
特に4つ目は文脈によって、友人と落ち合う程度から、恋愛・性的な関係を持つところまで意味の幅があります。
しゅみすけ(大山俊輔)
hook+upから意味の仕組みを理解する
hook は本来「かぎで引っかける」、up は「まとまった状態・完了した状態」を表します。そこから hook up は、二つの対象を引っかけるように結び、接続や関係を成立させる表現になりました。
ネイティブが感じるのは、単に隣に置くのではなく、使える関係・連絡できる関係を作るニュアンスです。
1.hook A up to B:機器AをBに接続する
パソコン、モニター、スピーカー、電源、ネットワークなどをつなぐときの基本形です。
- Hook the laptop up to the monitor.
ノートパソコンをモニターにつないで。 - I hooked my phone up to the car’s audio system.
スマートフォンを車のオーディオに接続しました。 - Can you hook this printer up to the network?
このプリンターをネットワークにつないでもらえますか。 - Everything is hooked up and ready to go.
すべて接続され、使える状態です。
to の後ろには接続先を置きます。「AをBにつなぐ」なら hook A up to B です。
目的語の位置と代名詞の語順
機器を接続する意味の hook up は分離可能です。
- Hook the camera up. / Hook up the camera.
- Hook it up.(自然)
Hook up it.(不可)
目的語が it・them などの代名詞なら、必ず hook と up の間に置きます。
2.hook A up with B:AにBを紹介・手配する
人に必要な人・商品・サービスをつないであげる口語表現です。「いいものを回してあげる」「紹介してあげる」という親しみのある響きがあります。
- I can hook you up with a good designer.
いいデザイナーを紹介できますよ。 - She hooked me up with tickets for the show.
彼女がその公演のチケットを手配してくれました。 - Can you hook us up with a reliable interpreter?
信頼できる通訳者を紹介してもらえますか。
非常に口語的なので、正式なビジネス文書では introduce、connect、arrange などの方が無難です。

3.hook up with someone:人と会う・合流する
文脈が中立なら「人と会う」「落ち合う」「一緒に何かをする」の意味になります。
- I hooked up with an old friend in Osaka.
大阪で昔の友人と会いました。 - Let’s hook up after the conference.
会議の後で合流しよう。 - We hooked up with the local team to finish the project.
そのプロジェクトを終えるため、現地チームと連携しました。
ただし、日常会話では meet up with の方が「ただ会う」という意味を明確に伝えやすいことがあります。
4.恋愛でのhook up:どこまでの意味?
恋愛・デートの話で hook up と言うと、キスをする、性的に親密になる、一度限りの関係を持つなどを幅広く、あえてぼかして表すことがあります。必ずしも have sex と完全に同じではなく、具体的に何をしたかは文脈や話者によって異なります。
- Did they hook up after the party?
彼ら、パーティーの後でいい関係になったの? - We dated for a while, but we didn’t just hook up.
私たちはしばらく付き合っていて、単なる軽い関係ではありませんでした。
相手との関係を丁寧に説明したい場面では、met、went on a date、started dating など、意図に合う表現を選ぶ方が誤解を避けられます。
しゅみすけ(大山俊輔)
よく使われる文型・コロケーション
- hook up a device / computer / printer:機器・パソコン・プリンターを接続する
- hook A up to the internet / network / TV:Aをインターネット・ネットワーク・テレビにつなぐ
- be hooked up to:〜に接続されている
- hook someone up with tickets / a job / a contact:人にチケット・仕事・人脈を手配する
- hook up with friends / a team:友人と会う・チームと連携する
活用形は hook up – hooked up – hooked up – hooking up です。
hook upと似た表現の違い
| 表現 | 中心的な意味 | 違い |
|---|---|---|
| connect | 接続する | 中立で広く使え、説明書や仕事でも自然 |
| plug in | プラグを差し込む | 物理的にプラグを電源・端子へ入れる動作が中心 |
| link up | 連結・連携する | システム、組織、人の協力関係にも使う |
| meet up | 待ち合わせて会う | 恋愛・性的な含みを避けて「会う」と言いやすい |
| date | 交際する | 継続的な恋愛関係をより明確に表す |
| fix someone up with | 人を紹介する | 特に恋人候補を紹介する意味で使われやすい |
人の紹介や手配を表す fix up は、fix upの意味・語順・使い方でも詳しく解説しています。
日本人が間違えやすいポイント
hook up to と hook up with を混同する
機器の接続先には to、人・サービスとの組み合わせには with が基本です。
代名詞をupの後ろに置く
hook up it ではなく hook it up とします。
hook up withを常に「会う」と訳す
恋愛の話題では親密な意味が生まれます。場面と前後の会話を必ず確認しましょう。
正式な文章で多用する
hook up は口語的です。技術文書なら connect A to B、紹介メールなら introduce A to B が明確です。
しゅみすけ式:hook upが出てこなかったら?
難しい一語に置き換えなくても、中学英語で目的を直接言えます。
- 機器を接続する:Connect the laptop to the monitor.
ノートパソコンをモニターにつないで。 - 人を紹介する:I can introduce you to a good designer.
いいデザイナーを紹介できます。 - 物を手配する:I can get you some tickets.
チケットを用意できます。 - 友人と会う:I met an old friend.
昔の友人に会いました。 - 交際を始める:They started dating.
彼らは付き合い始めました。
関連する句動詞
まとめ
hook up のコアは「二つの対象をつなぎ、関係を成立させる」です。機器なら hook A up to B、人やサービスを紹介・手配するなら hook A up with B、人と会うなら hook up with someone を使います。代名詞は hook it up の語順です。恋愛文脈では親密な意味を含み得るため、単に会うなら meet、交際するなら date と明確に言い換えるのが安全です。









