have a bone to pick withの意味は?使い方・例文とhave a word withとの違い

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have a bone to pick with someoneは、「(人)に文句がある」「(人)と話をつけたいことがある」という英語イディオムです。ただ腹を立てているだけでなく、相手に伝えたい具体的な不満や、解決したい問題が一つあるというニュアンスがあります。

よく使われる形はI have a bone to pick with you.です。冗談っぽく軽い不満を切り出すこともあれば、声の調子や状況によっては対立的にも聞こえます。この記事では、意味のイメージ、語順、自然な例文、have a word withhave words withとの違い、やわらかい言い換えまで解説します。

have a bone to pick withの意味は「人に文句・言いたいことがある」

have a bone to pick with someoneは、直訳すると「誰かと一緒に拾う骨がある」のように見えますが、実際には次の意味で使われます。

  • 人に具体的な不満がある
  • その人と解決したい問題がある
  • 相手のしたことについて、本人に言いたいことがある

I have a bone to pick with you about yesterday’s meeting.
昨日の会議について、あなたに言いたいことがあります。

この文では、単に「話したい」のではなく、昨日の会議で相手がしたことや言ったことに不満があると想像できます。

なぜboneとpickで「文句がある」になるの?

boneは「骨」、pickには「つつく・細かく取り出す」という意味があります。この表現は、骨に残ったものを細かくつつくように、簡単には片づかない問題を相手と取り上げるイメージで覚えると分かりやすいでしょう。

犬同士が一本の骨をめぐって争う場面と結びつけて説明されることもありますが、語源を一つの物語に断定する必要はありません。会話では、bone=両者の間に残っている不満の種と捉えると使いやすくなります。

しゅみすけ(大山俊輔)

boneを「文句」、pickを「選ぶ」と一語ずつ訳すより、「二人の間に、まだ話し合うべき問題が残っている」と場面で覚えましょう。

語順はhave a bone to pick with+人

基本の語順は次のとおりです。

人A + have/has + a bone to pick with + 人B

主語 基本形 意味
I I have a bone to pick with you. あなたに言いたいことがあります
She She has a bone to pick with him. 彼女は彼に不満があります
We We had a bone to pick with the manager. 私たちは責任者に言いたいことがありました

三人称単数ではhas、過去ならhadに変わります。骨を選ぶ相手というより、問題について話したい相手をwithの後ろに置くと考えましょう。

about・overで問題の内容を加える

何について不満があるのかは、aboutまたはoverで加えられます。

I have a bone to pick with Ken about the schedule.
スケジュールについて、ケンに言いたいことがあります。

She had a bone to pick with the hotel over the extra charge.
彼女は追加料金についてホテル側に不満がありました。

日常会話ではwith+人だけを言い、詳しい内容を次の文で説明する形も自然です。

I have a bone to pick with you. You used my mug again.
ちょっと言いたいことがあるんだけど。また私のマグカップを使ったでしょう。

どのくらい強い?ネイティブが感じるニュアンス

この表現には不満が含まれるため、完全に中立ではありません。ただし、強さは場面と声の調子で変わります。

親しい相手には冗談っぽく使える

I have a bone to pick with you—you finished the last piece of cake!
ちょっと文句があるんだけど。最後のケーキを食べたでしょう!

笑顔や軽い調子なら、本気の口論ではなく「ちょっと聞いてよ」という親しみのある不満になります。

仕事では対立的に聞こえる場合がある

会議やメールでいきなりI have a bone to pick with you.と言うと、「あなたに問題がある」「責任を追及したい」と構えている印象を与えることがあります。関係を悪くしたくない場面では、後半で紹介するやわらかい表現のほうが安全です。

日常会話・仕事で使える自然な例文

友人・人間関係

I have a bone to pick with Maya. She shared my news before I could.
マヤに言いたいことがあります。私が話す前に、彼女が私の知らせを広めてしまったんです。

Ben has a bone to pick with us about canceling at the last minute.
直前にキャンセルしたことで、ベンは私たちに不満があるようです。

恋愛・家庭

I’ve got a bone to pick with you about the dishes.
食器のことで、あなたにちょっと言いたいことがあります。

My sister had a bone to pick with me because I borrowed her jacket.
私が姉のジャケットを借りたので、姉は私に文句がありました。

仕事

The design team has a bone to pick with us over the sudden changes.
急な変更について、デザインチームは私たちに不満があります。

I had a bone to pick with my coworker, but we talked it through.
同僚に言いたいことがありましたが、きちんと話し合って解決しました。

買い物・サービス

I have a bone to pick with this airline about the cancellation fee.
キャンセル料について、この航空会社に言いたいことがあります。

会社や店をwithの後ろに置くこともできます。ただし、実際に問い合わせるときは、より丁寧で直接的な表現のほうが効果的です。

have a bone to pick with・have a word with・have words withの違い

have a bone to pick withとhave a word withとhave words withの違い

表現 中心の意味 ポイント
have a bone to pick with 具体的な不満を本人に伝えたい 未解決の問題が前提
have a word with 人と少し話す 注意・相談の場合もある
have words with 人と言い争う wordsが複数になると口論

have a word withとの違い

have a word with someoneは「人と少し話す」「人にちょっと話がある」という表現です。注意をする場面にも使われますが、不満があるとは限りません。

Can I have a word with you after lunch?
昼食後、少しお話しできますか。

より詳しい語順と使い分けは、have a word withの専門記事で解説しています。

have words withとの違い

have words with someoneは「人と言い争う・口論する」という意味です。a wordwordsでは意味が大きく変わります。

I had words with my neighbor about the noise.
騒音について隣人と言い争いになりました。

have a bone to pick withは、これから不満を伝えたい状態を表せますが、have words withは実際に言い争ったことを表します。

take issue withとの違い

take issue withは、人そのものよりも、意見・主張・説明などに「異論を唱える」やや硬い表現です。議論や文章にも向いています。詳しくはtake issue withの意味と使い方をご覧ください。

しゅみすけ(大山俊輔)

仕事で問題を解決したいなら、イディオムで格好よく言うことより、「何が起きたか」「どうしてほしいか」を短い英語で具体的に伝えるほうが大切です。

日本人が間違えやすいポイント

withの後ろには基本的に人・組織を置く

不満の相手はwith、問題の内容はabout / overで示します。

I have a bone to pick with him about the bill.
請求書について彼に言いたいことがあります。

人と話題を逆にしないようにしましょう。

pick a boneとは言わない

この意味では語順を崩さず、have a bone to pick withを一つのかたまりとして使います。pick a bone with someoneとは通常言いません。

本物の骨の話ではない

動物や料理の骨を選ぶ意味ではありません。a boneはここでは、二人の間にある「争点・不満の種」を比喩的に示しています。

丁寧な苦情にはそのまま使わない

顧客対応や正式なメールで使うと、くだけすぎたり、けんか腰に聞こえたりすることがあります。事実と希望を直接伝える文に言い換えましょう。

やわらかく言いたいときの言い換え

相手を身構えさせずに問題を切り出したいときは、次の表現が使えます。

  • There’s something I’d like to discuss with you.
    あなたと話し合いたいことがあります。
  • I’d like to talk about what happened yesterday.
    昨日の出来事について話したいです。
  • I have a concern about the new schedule.
    新しい予定について気になることがあります。
  • Could we talk about the extra charge?
    追加料金についてお話しできますか。

不満の強さを抑えたいときは、complaintよりconcernを使うと、「責める」より「確認・改善したい」という響きになります。

表現が出てこないときの簡単な英語

have a bone to pick withを思い出せなくても、中学英語で十分に伝えられます。

  • I want to talk to you about a problem.
    ある問題についてあなたと話したいです。
  • I’m not happy about what happened.
    起きたことに納得していません。
  • There is a problem with the bill.
    請求書に問題があります。
  • You used my laptop without asking me.
    あなたは私に聞かずに私のパソコンを使いました。
  • Please ask me next time.
    次からは私に聞いてください。

最後の2文のように、何が起きたか+次にどうしてほしいかを伝えると、難しいイディオムがなくても会話を前へ進められます。

関連表現

  • clear the air:わだかまりを話し合って解消する
  • talk something through:問題を十分に話し合う
  • bring something up:話題・問題を持ち出す
  • confront someone about something:問題について人と向き合う
  • make a complaint:苦情を申し立てる

ほかの英熟語を意味・語順・類似表現から探したい方は、英熟語・定型表現のまとめもご活用ください。

まとめ

have a bone to pick with someoneは、「その人に具体的な不満があり、本人と話したい」という英語イディオムです。

  • 基本語順はhave a bone to pick with+人
  • 話題はabout / over+問題で加えられる
  • 親しい相手には冗談っぽく、仕事では対立的に聞こえることがある
  • have a word withは「少し話す」、have words withは「口論する」
  • 丁寧に問題を解決したいときは、事実と希望を簡単な英語で直接伝える

まずは軽い場面を想像して、I have a bone to pick with you—you ate my pudding!のような一文から練習してみましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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