key up・be keyed upの意味は?「興奮・緊張で気が高ぶる」の使い方と例文

key upとbe keyed upの意味・使い方・ニュアンスを表すアイキャッチ画像

key upは、人の気持ちや神経を刺激して「興奮させる・緊張を高める」という意味の句動詞です。会話や文章では、受け身の形をしたbe keyed upで「興奮している・緊張で気が高ぶっている」と表すことが多くあります。

単にうれしくてワクワクしているだけではなく、重要な発表や試合、面接などを前にして、心と体のスイッチが入り、落ち着きにくくなっている感覚です。この記事では、keyとupから意味をつかむ考え方、自然な語順、例文、excited・nervous・worked upとの違いまで詳しく解説します。

key up・be keyed upの基本的な意味

まず、形ごとの意味を整理しましょう。

  • key someone up:人を興奮させる・緊張させる
  • be keyed up:興奮している・緊張で神経が高ぶっている
  • get keyed up:だんだん興奮・緊張した状態になる

I was really keyed up before the interview.
面接の前、私はかなり緊張して気が高ぶっていました。

The announcement keyed everyone up.
その発表で、みんなの気持ちが高ぶりました。

Don’t get too keyed up about tomorrow.
明日のことで、あまり神経を高ぶらせすぎないで。

現代の会話では、能動形のkey someone upよりも、be keyed upget keyed upのほうが使いやすく、目にする機会も多い形です。

しゅみすけ(大山俊輔)

be keyed upは、うれしいだけの「ワクワク」とは限りません。楽しみと緊張が同時にあり、神経がいつもより活発になっている場面をイメージすると分かりやすいです。

なぜkey upで「興奮・緊張を高める」になるの?

keyには名詞の「鍵」だけでなく、動詞として「調整する・ある状態に合わせる」という使い方があります。そこに、程度やエネルギーが高まる方向を表すupが加わります。

したがってkey upは、気持ちや神経をいわば「高い設定に調整する」イメージです。その結果、普段の落ち着いた状態から、注意力や期待、緊張が強くなった状態へ移ります。

基本動詞keepとの違いも含め、状態を保つ動詞の感覚を整理したい方は、be:RIZEのput・keep・leaveの違いkeepのコアイメージも参考になります。key upのkeyとkeepは別の動詞なので、スペルを混同しないようにしましょう。

calmからkey upを経てbe keyed upになる興奮と緊張の変化

be keyed upで表すネイティブの感覚

be keyed upが表すのは、心のエネルギーが上がり、すぐに行動できそうなほど神経が活発になっている状態です。場面によって、次のどちらにも寄ります。

  • 肯定的:期待で胸が高鳴る、やる気が高まる
  • 否定的:緊張しすぎる、神経が張り詰める、落ち着かない

The players were keyed up for the final.
選手たちは決勝を前に気持ちが高ぶっていました。

She was too keyed up to sleep.
彼女は神経が高ぶりすぎて眠れませんでした。

最初の例は試合に向けた興奮や集中、二つ目は眠れないほどの緊張です。良い意味か悪い意味かは、前後の状況から判断します。

よく使う形と語順

be keyed up about+気になること

He’s keyed up about the results.
彼は結果が気になって神経が高ぶっています。

aboutの後ろには、結果、面接、明日の予定など、興奮や緊張の原因を置きます。

be keyed up for+予定・本番

We’re all keyed up for tonight’s show.
私たちはみんな、今夜のショーを前に気持ちが高ぶっています。

forは、これから迎える試合・公演・イベントなどに向けた気持ちを表しやすい前置詞です。

too keyed up to do

I was too keyed up to eat anything.
私は緊張で気が高ぶりすぎて、何も食べられませんでした。

too+形容詞+to doの形で「〜すぎて…できない」と言えます。ここではkeyed up全体が形容詞のように働いています。

key+人+up

The coach’s speech keyed the team up.
コーチのスピーチでチームの気持ちが高まりました。

目的語が代名詞なら、key them upのようにkeyとupの間へ置きます。ただし、日常会話で自分の状態を伝えるなら、I’m keyed upのほうが組み立てやすいでしょう。

日常・仕事で使える自然な例文

I always get keyed up before I speak in public.
人前で話す前は、いつも緊張で気が高ぶります。

Everyone was keyed up waiting for the announcement.
発表を待ちながら、みんな気持ちが高ぶっていました。

I’m a little keyed up about my first day at work.
初出勤のことを考えると、少し緊張しています。

The kids were too keyed up to sit still.
子どもたちは興奮しすぎて、じっと座っていられませんでした。

Try to relax. You’re getting all keyed up.
落ち着いて。すっかり神経が高ぶってきているよ。

After the game, I was still too keyed up to go to bed.
試合のあとも興奮が収まらず、まだ寝られませんでした。

excited・nervous・tense・worked upとの違い

excited:楽しみでワクワクしている

excitedは、楽しみなことへの肯定的な興奮を表す最も一般的な語です。

I’m excited about the trip.
旅行が楽しみです。

keyed upは、excitedよりも神経が刺激されて落ち着きにくい感じが強く、緊張を含むことがあります。

nervous:不安や緊張を直接表す

nervousは「緊張している」と直接言う基本語です。

I’m nervous about the interview.
面接が不安で緊張しています。

悪い結果への不安を中心に伝えたいならnervousが自然です。期待と緊張が混ざり、エネルギーが高まっている様子ならkeyed upが合います。

tense:体や雰囲気まで張り詰めている

tenseは、筋肉がこわばっている状態や、場の空気が張り詰めている状態にも使います。

The room felt tense.
部屋には張り詰めた空気がありました。

keyed upは主に人の内側の興奮・緊張を表します。

worked up:感情的になっている

worked upは、心配・怒り・興奮などで感情が激しくなっている状態です。

Don’t get so worked up over a small mistake.
小さなミスで、そんなに感情的にならないで。

worked upは「必要以上に取り乱している」という否定的な響きを持ちやすいのに対し、keyed upは本番前の高揚や集中にも使えます。

日本人が間違えやすいポイント

key upを「鍵を上げる」と直訳しない

ここでのkeyは物理的な鍵ではありません。人の神経や気持ちを高い状態へ調整する比喩的な動詞です。

keep upと混同しない

key upkeep upはスペルも意味も異なります。

  • key up:興奮・緊張を高める
  • keep up:維持する、遅れずについていく

keep up withの詳しい使い方は、keep up withの意味とcatch up withとの違いで解説しています。

自分の状態ならbeを忘れない

「私は緊張で気が高ぶっている」は、I’m keyed up.です。I keyed up.だけでは、自分が何かを興奮させたような不完全な文に聞こえます。

しゅみすけ(大山俊輔)

自分の状態を言うときは、まずI’m keyed up.をひとかたまりで覚えましょう。be動詞を入れるのがポイントです。

keyed upが出てこないときの簡単な言い換え

keyed upは便利ですが、日常会話で必ず使わなければならない表現ではありません。思い出せないときは、何を感じているかを基本語で直接伝えれば十分です。

  • I’m excited and nervous.
    楽しみですが、緊張もしています。
  • I can’t relax before the interview.
    面接前で落ち着けません。
  • I’m too excited to sleep.
    興奮しすぎて眠れません。
  • I keep thinking about tomorrow.
    明日のことをずっと考えています。

「ワクワクしているのか」「不安なのか」「落ち着けないのか」を短い文に分けると、難しい句動詞が出てこなくても自然に伝えられます。

まとめ

key upは、人の気持ちや神経を刺激して「興奮させる・緊張を高める」という句動詞です。実際には、be keyed upの形で「興奮や緊張で気が高ぶっている」と表すことが多くあります。

  • key someone up:人を興奮・緊張させる
  • be keyed up:興奮・緊張で気が高ぶっている
  • get keyed up:気持ちが次第に高ぶる
  • 肯定的な期待にも、否定的な緊張にも使える
  • 簡単に言うならI’m excited and nervous.でもよい

ほかの英熟語や句動詞も、意味だけでなく語の組み合わせから理解したい方は、英熟語・定型表現のまとめもご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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