
仕事でミスに気づいたときや、誰かが隠していた事実を認めたときに使えるのが own up です。
own upは「自分の非・ミス・責任などを正直に認める」「白状する」という意味の句動詞です。ただ事実を認めるだけでなく、言いにくいことから逃げずに、自分の責任として引き受けるニュアンスがあります。
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own upの意味
own up の主な意味は次のとおりです。
- 自分のミスや非を認める
- 隠していたことを白状する
- 自分がしたことについて責任を認める
たとえば、職場で自分の入力ミスが原因だと分かったときは、次のように言えます。
I need to own up. I entered the wrong number.
正直に認めないといけません。私が間違った数字を入力しました。
own upは口語的で、日常会話にも仕事の会話にも使えます。ただし、単なる事実確認よりも「言いにくいことをついに認める」という場面によく合います。
なぜown upが「非を認める」になるの?
own は「所有する」が基本ですが、動詞として「自分のものとして認める・引き受ける」という感覚もあります。up はここでは、隠れていたものを表に出し、曖昧さを終わらせるような感覚を加えます。
つまり、own upはイメージとして、
自分のしたことを自分のものとして引き受け、隠さず表に出す
という流れです。そこから「非を認める」「白状する」という意味になります。

しゅみすけ(大山俊輔)
own upの使い方と語順
1.own up:非を認める・白状する
何を認めるかを言わなくても、状況から明らかな場合は own up だけで使えます。
Come on. Just own up.
もう、正直に認めなよ。
He finally owned up.
彼はついに白状しました。
Someone needs to own up.
誰かが正直に名乗り出る必要があります。
2.own up to+名詞:〜を認める
何を認めるのかを続けるときは、own up to+名詞 の形を使います。
She owned up to her mistake.
彼女は自分のミスを認めました。
He refused to own up to his part in the problem.
彼はその問題に自分も関わっていたことを認めようとしませんでした。
We should own up to our failures and learn from them.
私たちは失敗を認め、そこから学ぶべきです。
3.own up to doing:〜したことを認める
to の後ろに動作を置く場合は、動詞の原形ではなく 動名詞(-ing) を使います。ここでのtoは不定詞のtoではなく前置詞だからです。
Tom owned up to breaking the vase.
トムは花瓶を割ったことを認めました。
I owned up to sending the email to the wrong person.
私はメールを間違った相手に送ったことを認めました。
She eventually owned up to lying about her experience.
彼女は最終的に、経歴についてうそをついたことを認めました。
日常会話・仕事で使えるown upの例文
仕事でミスを認める
I’ll own up to the mistake and fix it today.
私がそのミスを認めて、今日中に修正します。
He owned up before the manager found out.
彼は上司に知られる前に自分から認めました。
It takes courage to own up when a project goes wrong.
プロジェクトがうまくいかなかったときに非を認めるには勇気が要ります。
家庭や人間関係で白状する
Who ate the last piece of cake? Own up!
最後のケーキを食べたのは誰?正直に言いなさい!
I have to own up—I forgot our anniversary.
白状しないと。記念日を忘れていました。
She owned up to reading his message.
彼女は彼のメッセージを読んだことを認めました。
own upとadmitの違い
admit も「認める」という意味ですが、own upより幅広く使えます。
- admit:事実・感情・可能性などを認める一般的な語
- own up:自分のミス・非・責任を、言いにくくても正直に認める口語表現
I admit that I was nervous.
緊張していたことは認めます。
これは自分の状態を認めているだけなので、自然です。一方、own upを使うと、何か悪いことを隠していたような響きが出やすくなります。
I owned up to deleting the file.
私はそのファイルを削除したことを正直に認めました。
こちらは、自分に責任のある行為を白状したというニュアンスです。
own upとconfessの違い
confess は「罪・重大な秘密・強い罪悪感を伴うことを告白する」という、own upより重い響きを持つことがあります。警察への自白や宗教的な告解にも使われます。
He confessed to the crime.
彼はその犯罪を自白しました。
He owned up to taking the money.
彼はそのお金を取ったことを認めました。
日常のミスやいたずら、仕事上の失敗ならown upが自然なことが多く、犯罪など重大な内容ではconfessが選ばれやすくなります。恋愛での「告白する」は意味が異なるため、詳しくは「告白する」の英語表現も参考にしてください。
日本人が間違えやすいポイント
own up my mistakeとは言わない
「ミスを認める」は、own up to my mistake と言います。名詞を続けるときの to を忘れないようにしましょう。
× I owned up my mistake.
○ I owned up to my mistake.
toの後ろは動詞の原形ではない
toの後ろに動作を続けるときは、own up to doing です。
× She owned up to lie.
○ She owned up to lying.
所有するという意味だけで考えない
own upのownを「所有する」、upを「上へ」と一語ずつ直訳すると意味が見えにくくなります。「自分の行為として引き受けて、表に出す」というまとまりで理解するのがコツです。
しゅみすけ(大山俊輔)
own upが出てこないときの簡単な言い換え
会話中にown upが出てこなくても、難しく考える必要はありません。基本的な英語で、認めたい内容を直接伝えれば十分です。
- It was my mistake.
私のミスでした。 - I did it.
私がやりました。 - I’m responsible for this.
これは私の責任です。 - I have to tell you the truth.
本当のことを言わなければなりません。 - I was wrong.
私が間違っていました。
たとえば、I need to own up to sending the wrong file. がすぐに出なければ、次のように言えます。
I sent the wrong file. It was my mistake.
私が間違ったファイルを送りました。私のミスです。
これなら中学英語でも、状況と責任を明確に伝えられます。
関連表現
- admit a mistake:ミスを認める
- take responsibility for:〜の責任を取る
- come clean:隠していた真実をすべて話す
- confess to:〜を自白する・告白する
- face up to:嫌な現実に正面から向き合う
英熟語を表現ごとに体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現のまとめもご覧ください。
まとめ
own up は「自分の非・ミス・責任を正直に認める」「白状する」という句動詞です。
- own up:非を認める・白状する
- own up to+名詞:〜を認める
- own up to doing:〜したことを認める
admitよりも口語的で、「言いにくいことでも、自分の責任として引き受ける」というニュアンスがあります。表現が出てこなければ、It was my mistake. や I did it. と直接伝えれば大丈夫です。









