
take note ofは、重要な情報や変化などに「注意を向ける」「留意する」「しっかり認識する」という意味です。
文字どおりメモを書く場合もありますが、この表現の中心は「重要なこととして心に留める」です。仕事の注意事項、ニュースの変化、相手の反応など、見落としてはいけない点を示すときに使います。
この記事では、take note ofの意味の仕組み、自然な語順、よく似たtake notes・make a note ofとの違い、会話で使える例文、簡単な言い換えまで解説します。
Contents
take note ofの基本的な意味
take note of+名詞で「〜に注意する」「〜を心に留める」となります。
- take note of the deadline:締め切りに留意する
- take note of the changes:変更点に注意する
- take note of her reaction:彼女の反応に注目する
noteには「メモ」だけでなく「注目・注意」という意味があります。take noteは、対象を重要な情報として受け取り、意識の中に置くイメージです。
Please take note of the new closing time.
新しい閉店時間にご留意ください。
ネイティブが感じるニュアンス
take note ofには、ただ目に入るだけでなく、後の判断や行動に関係する情報として覚えておくニュアンスがあります。
そのため、社内連絡や案内文で「注意してください」と伝えるときにも、観察した変化を「注目すべきだ」と述べるときにも使えます。
Investors are taking note of the company’s rapid growth.
投資家たちは、その会社の急成長に注目しています。
この例では、紙にメモしているわけではありません。「重要な動きとして認識し始めた」という意味です。
しゅみすけ(大山俊輔)
語順とよく使われる形
ofの後ろには、注意を向ける対象となる名詞・代名詞・動名詞を置けます。
Take note of this.
この点を覚えておいてください。
We took note of what the customer said.
私たちは、お客さまの話した内容を重要なこととして受け止めました。
Please take note of being required to show identification.
身分証明書の提示が必要である点にご留意ください。
最後のような動名詞は文法的には可能ですが、実際にはPlease note that you are required …のようなthat節のほうが自然になる場合もあります。
Please take note ofとPlease noteの違い
どちらも案内や注意喚起で使えます。
- Please take note of the deadline.:締め切りに注意してください
- Please note that the deadline has changed.:締め切りが変更された点にご注意ください
Please note that+文は、後ろに完全な文を置けるため、メールや案内で簡潔に情報を伝えやすい形です。take note ofは、対象となる名詞を意識させたいときに向いています。

take note of・take notes・make a note ofの違い
| 表現 | 意味 | 中心となる行動 |
|---|---|---|
| take note of | 〜に注意を向ける・留意する | 重要な点として認識する |
| take notes | ノートを取る | 授業・会議などで複数の情報を書く |
| make a note of | 〜を書き留める・覚えておく | 特定の一点をメモまたは記憶する |
I took notes during the meeting.
私は会議中にノートを取りました。
I made a note of her phone number.
私は彼女の電話番号を書き留めました。
I took note of her concern about the schedule.
私は、彼女が予定について懸念していることを重要な点として受け止めました。
noteが単数か複数か、そしてofが何につながるかで意味が変わります。詳しい「ノートを取る」の使い分けは、take notes・write down・jot downの違いも参考にしてください。
take notice ofとの違い
take notice ofも「〜に気づく・注意を払う」です。ただし、take note ofは重要な情報として心に留める響きが強く、take notice ofは存在や変化に気づいて関心を向ける響きがあります。
People are starting to take notice of her work.
人々は彼女の仕事に注目し始めています。
The team took note of the complaints and changed the process.
チームは苦情を重く受け止め、手順を変更しました。
日常では意味が重なることもありますが、その後の判断に結びつけるならtake note ofがよく合います。
仕事・日常で使える自然な例文
仕事の注意事項
Please take note of the revised schedule.
改訂された予定にご留意ください。
Take note of the items highlighted in yellow.
黄色で強調された項目に注意してください。
We have taken note of your request and will discuss it internally.
ご要望を承りました。社内で検討いたします。
変化や反応への注目
The manager took note of the team’s concerns.
マネージャーはチームの懸念をしっかり受け止めました。
You should take note of how customers respond to the new design.
新しいデザインにお客さまがどう反応するかに注目したほうがよいです。
旅行・暮らし
Take note of the last train time before you go out.
出かける前に終電の時間を確認して覚えておいてください。
I took note of the restaurant’s opening hours.
私はそのレストランの営業時間を覚えておきました。
会話例
A: Is there anything important in the email?
A:メールに何か重要なことはありますか?
B: Yes. Take note of the new submission deadline.
B:はい。新しい提出期限に注意してください。
よくある間違いと注意点
take a note ofとは限らない
「〜に留意する」の定型表現はtake note ofで、通常aは入れません。
特定の情報を書き留めるなら、一般にはmake a note ofが自然です。
- Take note of this rule.:この規則に留意してください
- Make a note of this number.:この番号を書き留めてください
強い命令に聞こえる場合がある
Take note of this.は文脈や口調によって「よく覚えておけ」と強く聞こえることがあります。丁寧な案内ならPlease take note of …、会話ならJust remember …などが使えます。
この表現が出てこなければ、簡単な英語で言い換える
take note ofを思い出せないときは、「注意する」「覚えておく」「見ておく」に分けて直接言えます。
Please remember the new deadline.
新しい締め切りを覚えておいてください。
Please pay attention to this point.
この点に注意してください。
Don’t forget the last train time.
終電の時間を忘れないでください。
Please look carefully at the changes.
変更点をよく見てください。
しゅみすけ(大山俊輔)
関連表現
まとめ
- take note ofは「〜に注意を向ける・〜に留意する」
- 重要な情報として認識し、後の行動や判断に生かすニュアンスがある
- take notesは授業・会議などでノートを取る
- make a note ofは特定の一点を書き留める・覚えておく
- 簡単に言うならrememberやpay attention toで伝えられる
take note ofは、単なる「見る」から一歩進んで、重要な点として受け止める表現です。take notesとの違いに注意し、仕事の案内や変化への注目を伝える場面で使いましょう。









