
link up は、システムや機器を「接続する」だけでなく、人・会社・チームが「連携する」「協力関係を作る」ときにも使われる句動詞です。link 単体、connect、hook up と似ていますが、link up には離れていた複数のものが結びつき、一緒に働ける状態になる感覚があります。
Contents
最初に結論:link upの主な意味
link up の代表的な使い方は次の3つです。
- 機器・システムを接続する:link A up with/to B
- 人・組織と連携する:link up with 人・組織
- 道路・路線などがつながる:A links up with B
仕事やITでは「別々のシステムやチームをつないで協働できるようにする」、旅行・交通では「道や路線が別の場所へつながる」という意味で使われます。
しゅみすけ(大山俊輔)
link+upから意味の仕組みを理解する
link は鎖の「輪」や、二つのものを結ぶ「つながり」を表します。up には、ばらばらのものをまとめ、使える状態まで仕上げる感覚があります。そこから link up は、複数の対象を結びつけ、ネットワーク・協力関係・交通網などを成立させる表現になりました。
ネイティブが感じるニュアンスは「接点を作る」だけでなく、相互にやり取りできる関係を作ることです。
1.link A up with B:AをBと接続する
機器、コンピューター、データベース、部署など二つの対象を接続するときに使います。
- We linked the new system up with our customer database.
新しいシステムを顧客データベースと連携させました。 - Can you link this laptop up with the projector?
このノートパソコンをプロジェクターにつないでもらえますか。 - The app links users up with local service providers.
そのアプリは利用者と地域のサービス提供者を結びつけます。 - They linked the two offices up by video.
二つのオフィスを映像でつなぎました。
接続先には with がよく使われます。機器やネットワークへの方向を強く示す場合は link A up to B も使われます。
目的語と代名詞の語順
他動詞の link A up は分離可能です。
- Link the computers up. / Link up the computers.
- Link them up.(正しい)
Link up them.(不可)
it・them などの代名詞は link と up の間に置きます。
2.link up with 人・組織:連携する・協力する
自動詞の link up with は、人・会社・部署・団体などとつながり、共同で行動することを表します。
- Our Tokyo team linked up with the New York office.
東京チームはニューヨーク支社と連携しました。 - We’re linking up with a local company for the event.
そのイベントでは地元企業と提携します。 - I linked up with an old colleague to start the project.
そのプロジェクトを始めるため、昔の同僚と協力しました。 - The two research groups have linked up to share data.
二つの研究グループはデータ共有のために連携しました。
この形の up with はまとまりです。them を途中へ入れず、link up with them とします。

3.道路・路線・場所がつながる
道路、鉄道、歩道、航路などが別の場所や交通網につながる場合にも使えます。
- This road links up with the highway.
この道は高速道路につながっています。 - The new line will link up with the airport railway.
新路線は空港鉄道と接続する予定です。 - The trail links up with a path along the river.
その遊歩道は川沿いの道につながっています。
ここでは「二つの経路が合流し、一続きになる」イメージです。
be linked up:接続・連携した状態
受け身の be linked up は、接続が完了して使える状態や、組織同士がすでに連携している状態を表します。
- All the devices are linked up now.
すべての機器が接続されました。 - The regional offices are linked up through one network.
各地域の支社は一つのネットワークで結ばれています。 - Once we’re linked up, we can share the screen.
接続できたら画面を共有できます。
しゅみすけ(大山俊輔)
よく使われる文型・コロケーション
- link two systems up:二つのシステムを接続する
- link A up with/to B:AをBにつなぐ
- link up with a team/company/partner:チーム・会社・協力者と連携する
- link up online/by video:オンライン・映像でつながる
- be fully linked up:完全に接続されている
- link up to share data:データ共有のために連携する
活用形は link up – linked up – linked up – linking up です。
link upと似た表現の違い
| 表現 | 中心的な意味 | ニュアンス |
|---|---|---|
| link | 関連づける・結ぶ | 情報、ページ、原因と結果などにも広く使う |
| connect | 接続する | 最も中立的。機器・人・交通など幅広い |
| hook up | 接続・紹介する | より口語的。恋愛文脈では親密な意味にもなる |
| team up | チームを組む | 共通の目的のため協力することが中心 |
| meet up | 待ち合わせて会う | 人と実際に会うことが中心 |
| sync up | 同期・足並みをそろえる | データ、予定、認識を一致させる |
接続表現全体の使い分けは、「接続する」は英語で?connect・plug in・link・joinの違いで確認できます。口語的な hook upの意味・語順・使い方との違いもあわせて読むと整理しやすくなります。
日本人が間違えやすいポイント
代名詞をupの後ろに置く
「それを接続して」は Link up it. ではなく Link it up. です。
link up withのwithを省く
「その会社と連携する」は通常 link up with the company とします。
単に会う意味で使いすぎる
link up with a friend が「友人と落ち合う」を表すこともありますが、日常の待ち合わせなら meet up with の方が明確です。
connectと完全に同じだと思う
connect は中立的な接続、link up は「別々だったものが結びつき、一緒に機能する」結果を感じさせます。
しゅみすけ式:link upが出てこなかったら?
link up を思い出せなくても、何をどうつなぐかを短い英語で直接説明できます。
- 機器を接続する:Connect this computer to the projector.
このパソコンをプロジェクターにつないで。 - チームと連携する:We will work with the Tokyo team.
東京チームと一緒に仕事をします。 - 会社と提携する:We will work together with a local company.
地元企業と協力します。 - 道路がつながる:This road goes to the highway.
この道は高速道路へ続いています。 - 接続済み:Everything is connected now.
すべて接続されました。
関連する句動詞
まとめ
link up のコアは、離れていた複数の対象を結び、相互に働ける状態にすることです。物やシステムを接続するなら link A up with B、人や組織と連携するなら link up with 人・組織 を使います。代名詞は link it up、withを伴う自動詞形は link up with them の語順です。単純な接続なら connect、チームを組むなら team up、会うだけなら meet up と使い分けると、意図がより正確に伝わります。









