make believeの意味は?pretend・make someone believeとの違い

現実の部屋から空想の城へ入り込む女性とmake believeの意味・使い方・例文を示すアイキャッチ

make believeは、「~のふりをする」「本当ではないことを本当だと想像する」という意味の定型表現です。

Let’s make believe we’re traveling around the world.
世界を旅しているつもりになって遊ぼう。

子どものごっこ遊びや空想の世界によく使われますが、大人が不都合な現実を見ないふりをする場面にも使えます。ただし、日常会話で単に「~のふりをする」と言うなら、pretendのほうが一般的です。

さらに、ハイフンを入れたmake-believeは名詞・形容詞として使われます。そして、make someone believeは「人に信じさせる」という別の構造です。この違いまで押さえると、読み間違いを防げます。

しゅみすけ(大山俊輔)

make believeには、ただ嘘をつくというよりも、「一時的に本当だと思うことにして空想へ入る」感覚があります。子どものごっこ遊びを思い浮かべると分かりやすいですよ。

make believeの意味と基本形

意味
make believe (that)+文 ~だと想像する・~のふりをする Let’s make believe (that) we’re pirates.
make believe+名詞 ~の役をする・~になったつもりになる She made believe she was a doctor.
make-believe(名詞) 空想・ごっこ遊び a world of make-believe
make-believe(形容詞) 架空の・見せかけの a make-believe castle

動詞表現のmake believeには通常ハイフンを入れません。名詞や形容詞として一まとまりに使う場合は、make-believeと書くのが基本です。

なぜmake believeで「ふりをする」になる?

believeの中心には、「ある内容を本当だと心の中で受け入れる」という感覚があります。make believeは、文字どおりには「信じる状態を作る」。そこから、本当ではない世界を一時的に本当だと思うことにする、つまり「空想する・ふりをする」という意味になります。

believe、believe in、think、trustの違いまで知りたい方は、be-rize.comのbelieveの意味とコアイメージ|believe in・think・trustとの違いも参考にしてください。

make believeがよく使われる場面

子どものごっこ遊び

The children made believe they were astronauts.
子どもたちは宇宙飛行士になったつもりで遊びました。

Let’s make believe this sofa is a spaceship.
このソファが宇宙船だと思って遊ぼう。

When I was little, I used to make believe I could fly.
小さい頃、空を飛べるつもりになってよく遊びました。

物語・舞台・想像の世界

For one evening, we made believe we were living in another era.
その晩だけ、私たちは別の時代に生きているつもりになりました。

The play invites the audience into a world of make-believe.
その劇は観客を空想の世界へ誘います。

現実を見ないふりをする

make believeは楽しい空想だけでなく、問題がないかのように装う場面にも使えます。この用法では少し批判的・皮肉な響きが出ます。

We can’t make believe that nothing has changed.
何も変わっていないふりはできません。

He made believe everything was fine, but I knew he was worried.
彼はすべて順調なふりをしていましたが、私は彼が心配していると分かっていました。

make believeとpretendの違い

make believe・pretend・make someone believeの意味と構造の違いを示す比較イラスト

表現 中心となるニュアンス 自然な場面
make believe 想像の中で本当だと思うことにする ごっこ遊び・物語・現実逃避
pretend 実際とは違う態度・状態を装う 日常会話全般
make someone believe 人にある内容を信じさせる 説明・印象操作・誤解

日常会話ではpretendが使いやすい

pretendは年齢や場面を問わず使える中立的な動詞です。「寝たふり」「知らないふり」「忙しいふり」などにはpretendが自然です。

She pretended not to hear me.
彼女は私の声が聞こえなかったふりをしました。

He pretended to be busy.
彼は忙しいふりをしました。

一方、make believeには想像・ごっこ・物語らしさがあり、現代の日常会話ではpretendより少し物語的、場合によっては昔風に聞こえます。

make someone believeは別の構造

make+人+動詞の原形は、「人に~させる」という使役の形です。そのため、make someone believeは「誰かに信じさせる」であり、make believe「ふりをする」とは分けて考えます。

He made me believe that the story was true.
彼はその話が本当だと私に信じ込ませました。

The advertisement makes people believe the product works instantly.
その広告は、商品がすぐ効くと人々に思わせます。

構造 意味
They made believe they were rich. make believe+文 彼らは裕福なふりをした
They made us believe they were rich. make+us+believe 彼らは自分たちが裕福だと私たちに信じさせた

ハイフン付きmake-believeの使い方

名詞:「空想・ごっこ遊び」

Children learn through make-believe.
子どもはごっこ遊びを通して学びます。

It was all make-believe.
それはすべて作り事でした。

形容詞:「架空の・見せかけの」

They built a make-believe shop out of cardboard boxes.
彼らは段ボール箱で架空のお店を作りました。

He lives in a make-believe world where problems disappear on their own.
彼は問題が自然に消えるという空想の世界に生きています。

名詞の前に置く形容詞用法ではハイフンを入れ、make-believe story、make-believe friend、make-believe worldのように使います。

よくある間違い

動詞用法に不要なハイフンを入れない

△ Let’s make-believe we are explorers.
○ Let’s make believe we are explorers.

辞書によって表記例に幅はありますが、動詞句はmake believe、名詞・形容詞はmake-believeと区別すると分かりやすくなります。

make believe meとは言わない

「私に信じさせる」は、make me believeの語順です。

× You made believe me.
○ You made me believe you.
あなたは私にあなたのことを信じさせました。

「信じるふり」ならpretend to believe

make believeは「信じるふりをする」ではなく、表現全体で「空想する・ふりをする」です。「相手の話を信じているふりをする」ならpretend to believeを使います。

I pretended to believe his excuse.
私は彼の言い訳を信じたふりをしました。

簡単な英語で言い換えるなら

make believeがすぐに出てこなければ、pretendを使えばほとんどの場面で伝わります。

  • pretend (that)+文:~のふりをする
  • pretend to be+名詞・形容詞:~であるふりをする
  • imagine (that)+文:~だと想像する
  • play+役:~の役をする

Let’s pretend we’re on a desert island.
無人島にいるつもりになろう。

Imagine you can go anywhere in the world.
世界のどこへでも行けると想像してみてください。

しゅみすけ(大山俊輔)

会話で迷ったら、まずpretendを使えば大丈夫です。make believeは、ごっこ遊びや空想の雰囲気を出したいときに加える表現として覚えておきましょう。

関連表現

  • pretend to do:~するふりをする
  • play along:相手に合わせて、そのふりに付き合う
  • live in a fantasy world:空想の世界に生きる
  • act as if …:まるで~であるかのように振る舞う
  • play a role:役を演じる

「寝たふり」のpretendとplay possumの違いは、「狸寝入り」は英語で?pretend to be asleep・play possumの意味と違いで詳しく解説しています。

映画の場面でpretend toの使い方を学びたい方は、映画『ファインディング・ドリー』で英語学習|pretend to・what ifの使い方も参考になります。

まとめ

  • make believeは「本当だと想像する・~のふりをする」
  • 子どものごっこ遊び、空想、現実を見ないふりに使われる
  • 一般的な「ふりをする」にはpretendが使いやすい
  • 名詞・形容詞ではmake-believeとハイフンを入れる
  • make someone believeは「人に信じさせる」という別構造
  • 迷ったらpretendやimagineで簡単に言い換えられる

まずは、Let’s make believe we’re somewhere else.(どこか別の場所にいるつもりになろう)のような、空想を楽しむ場面から使ってみてください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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