make oneself heardの意味は?heardになる理由・使い方と例文

make oneself heardの意味・使い方・例文を解説するアイキャッチ画像

make oneself heard は、「自分の声を相手に届かせる」「自分の意見を聞いてもらう」という意味です。

騒がしい場所で声量を上げなければ聞こえない場面にも、会議や社会の中で自分の意見をきちんと取り上げてもらう場面にも使えます。単に「話す」のではなく、相手に届き、聞いてもらえた状態を作るところがポイントです。

しゅみすけ(大山俊輔)

make oneself heardは、声の大きさだけの話ではありません。「自分の考えを無視されず、きちんと受け止めてもらう」という場面でも使えます。

make oneself heardの意味

make oneself heard = 自分自身を「聞いてもらえた状態」にする

日本語では文脈に応じて、次のように訳せます。

  • 自分の声を届かせる
  • 相手に聞こえるように話す
  • 自分の意見を聞いてもらう
  • 自分の存在や要求を訴える

I had to shout to make myself heard.
声を届かせるために、私は叫ばなければなりませんでした。

She knows how to make herself heard in meetings.
彼女は会議で自分の意見をきちんと聞いてもらう方法を知っています。

Young employees also need a chance to make themselves heard.
若い従業員にも意見を聞いてもらう機会が必要です。

make + oneself + heardのしくみ

make oneself heardのmake・oneself・heardの構造を示す図解

この表現は、次の3つに分けると理解しやすくなります。

  • make:ある状態を作る
  • oneself:自分自身を
  • heard:聞いてもらえた状態に

heardhear の過去分詞です。自分が「聞く」のではなく、自分の声が誰かに「聞かれる・聞いてもらえる」側なので、過去分詞が使われています。

文の骨格は make + O + C で、O(目的語)とC(補語)の間には、oneself is heard という関係があります。

make myself heard
myself(私自身)=heard(聞いてもらえた状態)にする

この仕組みを詳しく確認したい方は、be-rize.comの第5文型SVOCの解説makeのコアイメージも参考になります。

oneselfは主語に合わせて変える

辞書にある oneself は代表形です。実際の文では、主語に合わせて再帰代名詞を変えます。

  • I make myself heard.
  • You make yourself heard.
  • He makes himself heard.
  • She makes herself heard.
  • We make ourselves heard.
  • They make themselves heard.

We raised our hands to make ourselves heard.
私たちは意見を聞いてもらうために手を挙げました。

主語と同じ人物を指すため、meher ではなく、myselfherself を使います。

よく使われる場面

騒がしい場所で声を届かせる

コンサート会場、混雑したレストラン、工事現場など、物理的に声が聞こえにくい場面です。

  • The music was so loud that I couldn’t make myself heard.
    音楽があまりに大きくて、私の声は相手に届きませんでした。
  • He leaned closer so he could make himself heard over the noise.
    彼は騒音に負けず声を届けられるよう、相手に近づきました。
  • Can you use the microphone? It’s hard to make yourself heard at the back.
    マイクを使ってもらえますか。後ろまで声を届かせるのは難しいです。

make oneself heard over the noise は、「騒音にかき消されずに声を届かせる」という定番の組み合わせです。

会議や仕事で意見を聞いてもらう

声量ではなく、発言の機会を取り、自分の考えを認識してもらう意味です。

  • It can be difficult to make yourself heard in a large online meeting.
    大人数のオンライン会議では、意見を聞いてもらうのが難しいことがあります。
  • She waited for the right moment and made herself heard.
    彼女は適切なタイミングを待ち、自分の意見をしっかり伝えました。
  • Don’t be afraid to make yourself heard if you see a problem.
    問題に気づいたら、恐れずに声を上げてください。

社会や組織に要求を伝える

人々が権利・希望・不満などを、公の場で認識してもらう文脈でも使われます。

  • Local residents gathered to make themselves heard.
    地域住民は自分たちの声を届けるために集まりました。
  • Customers made themselves heard through emails and online reviews.
    顧客はメールやオンラインレビューを通じて意見を表明しました。

場面別の自然な例文

日常会話

I tried to make myself heard, but everyone kept talking.
私は話を聞いてもらおうとしましたが、みんな話し続けていました。

You don’t have to shout to make yourself heard.
聞いてもらうために叫ぶ必要はありません。

仕事

Prepare one clear point if you want to make yourself heard in the meeting.
会議で意見を聞いてもらいたければ、要点を一つ明確に準備しましょう。

As the newest member of the team, he struggled to make himself heard.
チームで最も新しいメンバーだった彼は、意見を聞いてもらうのに苦労しました。

恋愛・人間関係

I want to make myself heard without turning this into an argument.
口論にせず、自分の気持ちをきちんと聞いてもらいたいです。

She felt she couldn’t make herself heard in the relationship.
彼女は、その関係では自分の気持ちを聞いてもらえないと感じていました。

海外旅行

My pronunciation wasn’t perfect, but I managed to make myself heard.
発音は完璧ではありませんでしたが、なんとか相手に伝えられました。

I used simple words and gestures to make myself heard at the station.
駅で伝えるために、簡単な単語とジェスチャーを使いました。

make oneself heardと似た表現の違い

make oneself understood:言いたい内容を理解してもらう

make oneself heard は声や意見が相手に届くこと、make oneself understood は内容や意図を理解してもらうことに焦点があります。

I spoke louder to make myself heard.
声が届くように、もっと大きな声で話しました。

I used simpler English to make myself understood.
理解してもらえるように、もっと簡単な英語を使いました。

声は聞こえていても意味が分からないことはあるため、この2つは同じではありません。

make one’s voice heard:自分の声・主張を届ける

make one’s voice heard も非常に近い表現です。voice を明示するため、社会的な主張や権利を訴える文脈でよく使われます。

Use your vote to make your voice heard.
投票によって自分の意思を示してください。

speak up:もっと大きな声で話す・勇気を出して発言する

speak up は、声量を上げる意味と、黙らず意見を言う意味があります。行動そのものに焦点があります。

Could you speak up a little?
もう少し大きな声で話してもらえますか。

She spoke up when she noticed the mistake.
彼女は間違いに気づいて声を上げました。

get one’s point across:要点を理解してもらう

get one’s point across は、自分が伝えたい要点・主張を相手に理解してもらうことです。

He used a chart to get his point across.
彼は要点を理解してもらうために図を使いました。

express oneself:自分の考えや感情を表現する

express oneself は、言葉・文章・芸術などを通じて自分を表現することに焦点があります。相手が実際に聞いたかどうかは含みません。

She expresses herself through music.
彼女は音楽を通して自分を表現します。

よくある間違い

heardをhearにしない

× I couldn’t make myself hear.
○ I couldn’t make myself heard.

自分が「聞く」のではなく、自分の声が「聞かれる」状態なので、過去分詞の heard が必要です。

主語と再帰代名詞をそろえる

× She made himself heard.
○ She made herself heard.

she なら herselfthey なら themselves を使います。

beを入れない

△ I tried to make myself be heard.
○ I tried to make myself heard.

be heard という受け身を知っていると be を入れたくなりますが、この定番表現では make + oneself + heard と直接つなげるのが自然です。

「意見が通る」とは限らない

make oneself heard は、声や意見を認識してもらうことです。相手が賛成した、要求を受け入れた、という結果までは表しません。

しゅみすけ(大山俊輔)

相手に聞いてもらうことと、相手を説得することは別です。まず声が届くのがmake oneself heard、その先で納得してもらうのがpersuadeなどの役割です。

中学英語で簡単に言い換えるなら

make oneself heard が出てこなくても、場面に合わせて簡単に言えます。

  • I spoke loudly so everyone could hear me.
    全員に聞こえるように大きな声で話しました。
  • I told them what I thought.
    私は自分の考えを彼らに伝えました。
  • I wanted them to listen to me.
    私は彼らに話を聞いてほしかったです。
  • I shared my opinion in the meeting.
    私は会議で意見を伝えました。

特に so everyone could hear me は、騒がしい場所での意味を簡単かつ正確に伝えられます。

まとめ

  • make oneself heard は「自分の声を届かせる・自分の意見を聞いてもらう」
  • make + oneself + heard は「自分自身を聞いてもらえた状態にする」という構造
  • oneselfはmyself・yourself・himself・herself・ourselves・themselvesに変える
  • 騒音の中で声を届かせる場合にも、会議や社会で意見を認識してもらう場合にも使える
  • make oneself understood は内容を理解してもらう、speak up は大きく話す・声を上げる
  • 簡単に言うならspeak loudly so people can hear meやtell people what I thinkで伝えられる

まずは I couldn’t make myself heard.I want to make myself heard. の2つを、物理的な声と意見の両方の場面で使ってみてください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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