needless to sayの意味は?of course・obviouslyとの違いと使い方を例文解説

needless to sayの意味「言うまでもなく」を表すイラスト

needless to say は、「言うまでもなく」「もちろん」「当然ながら」を表す定型表現です。これから述べることが、状況から考えて当然の結論であると示すときに使います。

直訳すると「言うことが不要な」ですが、実際には「言う必要がないほど明らかだけれど、あえて言えば」という前置きです。会話でも使えますが、日常的な of course より少し書き言葉的・レトリック的に響くことがあります。

先に要点

  • 意味は「言うまでもなく・当然ながら」
  • 通常は文頭で Needless to say, 主語+動詞
  • 前の状況から予想できる結論を導く
  • of course より説明的・書き言葉的
  • obviously より相手を責める響きが出にくい

needless to sayの意味と基本イメージ

needless は「必要のない」、to say は「言うこと」です。つまり needless to say は、「口に出すまでもないほど当然」という組み立てです。

ただし、本当に何も言わないわけではありません。話し手はこの表現のあとに、当然だと思う結論を実際に述べます。

Needless to say, I was relieved.
言うまでもなく、私はほっとしました。

たとえば長い間心配していた問題が解決したあとなら、「ほっとした」という結果は聞き手にも容易に想像できます。その当然の反応を導くのが needless to say です。

しゅみすけ(大山俊輔)

「言う必要がない」と言いながら、そのあとで実際に言うのがポイントです。「当然わかると思いますが、結論を確認すると」という会話のクッションになります。

基本形はNeedless to say, 主語+動詞

最も使いやすい語順は、文頭に置いてコンマで区切る形です。

Needless to say, we accepted the offer.
言うまでもなく、私たちはその提案を受け入れました。

Needless to say, she was disappointed.
当然ながら、彼女はがっかりしました。

Needless to say, the children loved the surprise.
言うまでもなく、子どもたちはそのサプライズをとても喜びました。

文の途中に挿入することもできます。

The trip was, needless to say, unforgettable.
その旅行は、言うまでもなく、忘れられないものでした。

ただし、英語学習者はまず Needless to say, + 完全な文 の形を使えば十分です。

どんな場面で使う?

予想どおりの感情や反応を伝える

My wallet was returned with all the cash inside. Needless to say, I was grateful.
財布が、中のお金もそのままで戻ってきました。言うまでもなく、私は感謝しました。

He forgot our anniversary. Needless to say, his wife wasn’t happy.
彼は結婚記念日を忘れました。当然ながら、奥さんは喜びませんでした。

明白な結果や影響を示す

The flight was canceled, so needless to say, our plans changed.
飛行機が欠航したので、当然ながら予定は変わりました。

We lost our biggest client. Needless to say, the team was worried.
最大の顧客を失いました。言うまでもなく、チームは心配しました。

重要なことをあえて確認する

Needless to say, safety comes first.
言うまでもなく、安全が第一です。

Needless to say, your personal information will remain confidential.
もちろん、個人情報は秘密として扱われます。

誰も反対しない原則を確認するときにも使えます。ただし、ビジネス文書では少し決まり文句に見える場合があるため、必要なら直接的に述べても構いません。

needless to say・of course・obviouslyの違い

needless to say、of course、obviouslyのニュアンスの違いを示す図解

needless to say:当然の結論を導く前置き

前に述べた事情から、後ろの結論が簡単に予想できることを示します。少し整った説明や物語で使いやすい表現です。

I missed the last train. Needless to say, I had to take a taxi.
終電を逃しました。言うまでもなく、タクシーに乗らなければなりませんでした。

of course:会話で使いやすい「もちろん」

of course は、質問への返事、許可、同意など、日常会話で幅広く使えます。

“Can I call you later?” “Of course.”
「あとで電話してもいい?」「もちろん。」

この返事を Needless to say. に置き換えるのは不自然です。needless to say は、通常そのあとに結論となる文を続けます。

obviously:明白さを強く押し出す

obviously は「見れば明らか」「考えれば当然」という強い響きを持ちます。状況説明には便利ですが、人の理解や判断について使うと「そんなことも分からないの?」と聞こえることがあります。

Obviously, we need more time.
明らかに、もっと時間が必要です。

needless to say にも「当然」という前提はありますが、過去の出来事を語って予想どおりの結論へ進むときは、obviously より柔らかく響くことが多いです。

it goes without sayingとの違い

It goes without saying that… も「〜は言うまでもない」を表します。意味は非常に近いものの、文型が異なります。

表現 基本の形
needless to say Needless to say, 文 Needless to say, trust matters.
it goes without saying It goes without saying that 文 It goes without saying that trust matters.

Needless to say that trust matters. と機械的に that を続けるより、Needless to say, trust matters. とコンマのあとに完全な文を置くほうが自然で覚えやすい形です。

場面別の自然な例文

日常会話

I left my umbrella at home. Needless to say, I got soaked.
傘を家に忘れました。言うまでもなく、びしょ濡れになりました。

仕事

The presentation went better than expected. Needless to say, the client was pleased.
プレゼンは予想以上にうまくいきました。当然ながら、顧客は満足していました。

恋愛・人間関係

She said yes to my proposal. Needless to say, I couldn’t stop smiling.
彼女は私のプロポーズを受けてくれました。言うまでもなく、笑顔が止まりませんでした。

海外旅行

My passport was missing the night before the trip. Needless to say, I panicked.
旅行前夜にパスポートが見当たりませんでした。当然ながら、私はパニックになりました。

家庭・暮らし

The kids found the hidden cake. Needless to say, the surprise was ruined.
子どもたちが隠していたケーキを見つけました。言うまでもなく、サプライズは台無しになりました。

皮肉っぽく聞こえることもある

needless to say は、文脈や声の調子によって皮肉にもなります。

Needless to say, he arrived late again.
言うまでもなく、彼はまた遅刻しました。

「彼ならまた遅れると思っていた」という呆れがにじむ例です。特に人の失敗や悪い癖について使うときは、事実だけでなく評価も伝わる可能性があります。

日本人が間違えやすいポイント

needless sayingとはしない

定型表現は needless to say です。needless のあとには、この表現では to say が続きます。

返事の「もちろん」に使わない

依頼への返答なら Of course.Sure.No problem. が自然です。needless to say は基本的に、後ろの文を導く前置きです。

当たり前でないことに無理に付けない

聞き手が予想できない新情報の前に置くと、「なぜ当然なの?」と違和感を与えます。前の事情と結論のつながりが明らかなときに使いましょう。

使いすぎると大げさになる

文章を整える便利な表現ですが、何度も使うと芝居がかった印象になります。単に結果を述べれば十分な場面では、省いても意味は通じます。

しゅみすけ(大山俊輔)

needless to say は、何にでも付ける「もちろん」ではありません。事情を話したあと、読者や聞き手が予想できる結論へ進むときに最も自然です。

簡単な英語で言い換えるなら

needless to say がすぐに出てこなくても、次の表現で十分伝えられます。

  • of course:もちろん
  • as you can imagine:想像できると思いますが
  • as expected:予想どおり
  • naturally:当然ながら
  • 前置きを使わず、結論をそのまま言う

As you can imagine, I was very nervous.
想像できると思いますが、私はとても緊張していました。

I missed the bus, so I was late.
バスに乗り遅れたので、遅刻しました。

2つ目のように、原因と結果を so でつなぐだけでも、自然で明確な英語になります。

関連表現

まとめ

needless to say は、「言う必要がないほど当然だが、あえて結論を述べる」という定型表現です。

  • 基本形はNeedless to say, 主語+動詞
  • 前の事情から予想できる感情・結果・結論を導く
  • of course より説明的で、少し書き言葉的
  • obviously より柔らかいことが多いが、文脈次第で皮肉にもなる
  • 返事の「もちろん」にはof courseやsureを使う

まずは出来事と自然な結果を組み合わせて、Needless to say, I was relieved. のような短い文から使ってみましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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