part withの意味は?「惜しみながら手放す」の使い方とgive up・get rid ofとの違い

part withの意味「大切な物を惜しみながら手放す」を表すアイキャッチ画像

part withは、「物を手放す」「所有していた物と別れる」という意味の英熟語です。ただし、単に捨てたり売ったりするのではなく、愛着がある物・大切な物を、惜しいと思いながら手放すニュアンスを含むことがよくあります。

この記事では、part withの意味、withから感じ取れるイメージ、自然な語順、日常会話や仕事で使える例文、give up・get rid of・let go ofとの違いまで分かりやすく解説します。

part withの基本的な意味

part withの基本は、次の意味です。

  • ~を手放す
  • ~を売る・譲る
  • 大切な物と別れる
  • お金をしぶしぶ支払う

part with+物の形で使い、目的語には、持ち物・お金・情報などが入ります。

I finally parted with my old camera.
私はついに古いカメラを手放しました。

She doesn’t want to part with the ring.
彼女はその指輪を手放したくありません。

現在形はpart、過去形・過去分詞はpartedです。

なぜpart withで「手放す」になる?

動詞partには「分かれる」「離れる」という意味があります。withはここでは、「一緒に持っていた物との関係」を意識させます。

そのため、part withは直感的には、自分と一緒だった物と別れるという表現です。長く使ったバッグ、思い出のある本、親から受け継いだ品など、所有者との結びつきが感じられる物によく合います。

part withは愛着のある物を惜しみながら手放すというニュアンスを示す解説イラスト

しゅみすけ(大山俊輔)

part withは、単なる「処分する」よりも、「自分のそばにあった物と別れる」という気持ちが見えやすい表現です。

part withの語順とよく使う形

part with+物

最も基本的な語順です。withの直後に、手放す物を置きます。

He refused to part with his collection.
彼はコレクションを手放すことを拒みました。

Would you be willing to part with this chair?
この椅子を譲っていただくことはできますか。

cannot bear to part with+物

「~を手放すのは耐えられない」という、強い愛着を表します。

I can’t bear to part with these letters.
私はどうしてもこの手紙を手放せません。

be reluctant to part with+物

「~を手放すことに気が進まない」という少し改まった言い方です。

The company was reluctant to part with the data.
その会社はデータを渡すことに消極的でした。

part with money

お金を「支払う」「出す」という意味でも使えます。多くの場合、快く払うというより、出費を惜しむ感覚があります。

People won’t part with their money unless they see real value.
本当の価値が見えなければ、人はお金を出そうとしません。

場面別に見るpart withの例文

日常・暮らし

I’m trying to part with clothes I never wear.
まったく着ない服を手放そうとしています。

My mother finally parted with her old piano.
母はついに古いピアノを手放しました。

買い物・売買

I might part with it for the right price.
納得できる値段なら、それを手放してもよいかもしれません。

The owner wouldn’t part with the painting.
持ち主はその絵を売ろうとしませんでした。

仕事

We can’t part with our best employee right now.
今、最も優秀な社員を手放すわけにはいきません。

They were unwilling to part with confidential information.
彼らは機密情報を渡すことを望みませんでした。

part withと似た表現の違い

give upとの違い

give upは、所有物だけでなく、習慣・計画・挑戦などを「諦める」「やめる」ときにも使える広い表現です。

I gave up my plan to move abroad.
海外へ引っ越す計画を諦めました。

part withは、基本的に自分が所有・保持していた物との別れに焦点があります。

get rid ofとの違い

get rid ofは、不要な物・問題・面倒なものを「処分する」「取り除く」という感覚です。

I need to get rid of these broken boxes.
この壊れた箱を処分しなければなりません。

惜しさよりも、「なくしたい」という気持ちが前面に出ます。

let go ofとの違い

let go ofは、物理的に手を離す場合と、過去・怒り・執着などを心の中で手放す場合の両方に使います。

You need to let go of the past.
過去を手放す必要があります。

part withは、所有している具体的な物や情報、お金などに使うのが中心です。

throw awayとの違い

throw awayは「捨てる」という具体的な処分方法を表します。part withは、売る・譲る・寄付するなど、手放した方法を限定しません。

日本人が間違えやすいポイント

part from+物とは言わない

「物を手放す」はpart with+物です。

○ I don’t want to part with this watch.
× I don’t want to part from this watch.

part fromは、人と別れるという古風・文学的な表現で見られることがありますが、所有物を手放す意味では使いません。

withの後ろは手放す物

withの後ろには、自分がそれまで持っていた物を置きます。

She parted with her books.
彼女は本を手放しました。

「誰かに譲る」と譲り先まで言いたい場合は、別の動詞を使うほうが自然です。

She gave the books to her niece.
彼女はその本を姪に譲りました。

しゅみすけ(大山俊輔)

part withがすぐに出てこなければ、I sold it.、I gave it away.、I don’t have it anymore.のように、何をしたかを簡単な英語で伝えれば十分です。

part withを簡単な英語で言い換えるなら

part withを忘れても、次のように言い換えられます。

  • I sold it.(それを売りました)
  • I gave it away.(それを人にあげました)
  • I no longer own it.(もう所有していません)
  • I decided not to keep it.(持っておかないことにしました)
  • It was hard to let it go.(手放すのはつらかったです)

大切なのは、難しい熟語を思い出すまで黙ることではなく、売ったのか、譲ったのか、もう持っていないのかを知っている英語で伝えることです。

まとめ

part withは、「自分が持っていた物を手放す」という意味です。特に、愛着のある物や価値のある物と、惜しみながら別れるニュアンスを表しやすいのが特徴です。

  • 基本語順はpart with+物
  • 過去形・過去分詞はparted
  • 大切な物、お金、情報、人材などに使える
  • get rid ofよりも愛着や惜しさが感じられやすい
  • 物を手放す意味でpart fromとは言わない

ほかの英熟語も意味・ニュアンス・使い方から理解したい方は、英熟語・定型表現のまとめもあわせてご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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