plow throughの意味は?「大量をどんどん処理する」の使い方とplough・slog throughとの違い

plow throughの意味と使い方を解説するアイキャッチ画像

plow through は、大量の仕事・書類・食べ物などを「力強くどんどん処理する」、難しい本や課題を「勢いを落とさず進める」という意味の句動詞です。イギリス英語では plough through と綴ります。

I plowed through fifty emails before lunch.
私は昼食前に50通のメールをどんどん処理しました。

She ploughed through the entire report.
彼女はその報告書を最後まで読み進めました。

もともとのplow/ploughは、土を押し分けて進む「すき・除雪車」や「耕す」を表します。そこから、目の前に大量のものがあっても押し進むイメージへ広がります。この記事では米英の綴り、自然な目的語、slog through・get throughとの違い、簡単な言い換えまで解説します。

plow throughの基本的な意味

主な使い方は次の3つです。

  • 大量の仕事・メール・書類をどんどん処理する
  • 難しい本・資料・課題を力を使って読み進める
  • 大量の食べ物を勢いよく食べる

We plowed through the paperwork in two hours.
私たちは2時間で書類仕事を一気に片づけました。

He plowed through a difficult chapter every night.
彼は毎晩、難しい章を一つずつ読み進めました。

The kids plowed through all the sandwiches.
子どもたちはサンドイッチをすべて勢いよく平らげました。

なぜ「大量を処理する」になる?

plowは、すきや除雪車が土・雪を押し分けて前へ進む動きを表します。throughは「対象の中を通って反対側まで」です。

そのためplow throughは、障害物や大量のものを前へ押しのけながら進み、向こう側まで到達するイメージになります。仕事や本に使うと、量や難しさに負けず力強く進める感覚が出ます。

しゅみすけ(大山俊輔)

plow throughは、ただ終えるだけでなく、「目の前にたくさんあるものを押し進む」感じです。大量のメールや長い資料など、量や抵抗を感じる対象と相性がよい表現です。

plowとploughの違い

綴り 主に使われる地域 過去形
plow through アメリカ英語 plowed through
plough through イギリス英語 ploughed through

意味や使い方は同じです。自分で書くときは、ほかの綴りと地域をそろえると自然です。

plow throughの語順

基本語順は plow through+名詞 です。

  • plow through emails
  • plow through a report
  • plow through a pile of work
  • plow through dinner

このthroughは対象の前に置くため、plow the report throughとは通常言いません。

I’m plowing through my reading list.
私は読書リストをどんどん読み進めています。

We have to plow through these applications today.
今日はこれらの応募書類を一気に確認しなければなりません。

plow through・slog through・get throughの違い

plow through、slog through、get throughのニュアンスの違いを示す比較図

表現 中心となる感覚 自然な日本語
plow through 量や抵抗を押し分け、力強く進む どんどん処理する
slog through 疲れながら苦労して進む 難儀して進める
get through 最後まで到達・完了する 終える・切り抜ける

slog through:苦労そのものを強調

I slogged through the legal document.
私はその法律文書を苦労して読み進めました。

slog throughは、作業がつらく、進みが遅い感覚を強く出します。plow throughも努力を含みますが、こちらは前進する力や処理量が目立ちます。

get through:終えたことを強調

I finally got through all my emails.
ようやくメールを全部処理し終えました。

get throughは、どのような速度や気持ちで進めたかより、最後まで終えたことが中心です。

work through・read throughとの違い

work through は問題や手順を一つずつ検討・解決すること、read through は文章を最初から最後まで読むことです。

Let’s work through the issues one by one.
問題を一つずつ検討しましょう。

Please read through the contract.
契約書に一通り目を通してください。

大量さや押し進む勢いを伝えたいならplow through、丁寧な手順ならwork through、単純に全体を読むならread throughが自然です。

場面別の自然な例文

仕事

She plowed through the invoices before the deadline.
彼女は締め切り前に請求書をどんどん処理しました。

I spent the morning plowing through customer requests.
午前中は顧客からの依頼を次々と処理していました。

The team plowed through hundreds of applications.
チームは何百件もの応募書類を一気に審査しました。

勉強・読書

We ploughed through three chapters over the weekend.
週末に3章分を一気に読み進めました。

He is plowing through practice questions for the exam.
彼は試験に向け、練習問題をどんどん解いています。

I had to plow through a dense academic paper.
内容の濃い学術論文を苦労しながら最後まで読む必要がありました。

食事

She plowed through a huge plate of pasta after the race.
彼女はレース後、大盛りのパスタを勢いよく平らげました。

食べ物に使うと、量が多く、それを速い勢いで食べた感じが出ます。上品な食事の説明には強すぎる場合があります。

日本人が間違えやすいポイント

plowとploughを別の意味だと思わない

地域による綴りの違いで、意味は同じです。

throughを省かない

「大量のものを処理する」意味では、対象の前にthroughが必要です。

  • ○ plow through the documents
  • × plow the documents

丁寧に読む意味とは限らない

plow throughは、速さ・量・努力が前面に出ます。内容を丁寧に検討したことを示したいならstudy、review、work throughなどが適切です。

plow throughが出てこないときの簡単な言い換え

言いたいこと 簡単な英語
大量のメールを処理した I answered a lot of emails.
長い報告書を最後まで読んだ I read the whole report.
仕事をどんどん終えた I finished a lot of work.
難しい本を読み進めた I kept reading the difficult book.

しゅみすけ(大山俊輔)

plow throughが出てこなければ、finish a lot of workやread the whole reportで十分です。「量が多い」「最後まで終えた」を別々に伝えると、意味を簡単に再現できます。

まとめ

  • plow throughは「大量・難しいものを力強くどんどん処理する」
  • 米国綴りはplow、英国綴りはplough
  • 基本語順はplow through+仕事・書類・本・食べ物
  • slog throughは苦労、get throughは完了に焦点
  • work throughは一つずつ検討、read throughは全体を読む
  • 簡単にはfinish a lot of workなどで言い換えられる

まずは I’m plowing through my emails. のように、今たくさん処理しているものへ当てはめてみましょう。関連表現は英熟語・定型表現の親記事英熟語一覧A〜Zから確認できます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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