bear onの意味は?「関係する・影響する」の使い方とrelate toとの違い

bear onの意味と「関係する・影響する」の使い方を解説するアイキャッチ画像

bear onは、「問題・決定・状況などに関係する」「そこへ影響を与える」という意味の句動詞です。日常会話より、仕事・報告書・議論・法律などの少し硬い文脈で使われます。

この記事ではbear onのコアイメージ、bear directly on・bear uponの使い方、relate to・affect・have a bearing onとの違いを例文で解説します。

bear onの基本的な意味

bear onは、ある情報・事実・判断などが、話題になっている問題へ関係を持つ、または影響を及ぼすことを表します。

This information bears directly on our decision.
この情報は私たちの決定に直接関係します。

How does that fact bear on the current case?
その事実は現在の事案にどう関係するのですか?

Her experience bears on the question we’re discussing.
彼女の経験は、私たちが話し合っている問題に関係しています。

なぜbear onで「関係する・影響する」になるの?

bearには「重さを支える」「圧力をかける」「ある方向へ向ける」という感覚があります。onは「対象へ接して作用する」イメージです。

そのためbear onは、ある事実や要素が問題へ向かって作用し、判断に関わってくる様子を表します。

bear on・bear directly on・bear uponの意味とrelate toとの違いを示す解説図

しゅみすけ(大山俊輔)

bear onは「ただ話題が似ている」のではなく、その情報が問題や判断に向かって作用する感覚です。だから「関係する」と「影響する」の両方に訳せます。

bear onの語順と文法

基本形はA bears on Bで、「AがBに関係する・影響する」です。主語Aにはfact・evidence・information・experienceなど、Bにはissue・question・decision・caseなどがよく置かれます。

The new evidence bears on several important questions.
その新しい証拠はいくつかの重要な問題に関係します。

These changes may bear on your eligibility.
これらの変更は、あなたの資格条件に影響する可能性があります。

三人称単数現在ではbears on、過去形はbore onです。ただし、実際には現在形や助動詞と一緒に使われることが多い表現です。

bear directly onの使い方

directlyを加えると、「~に直接関係する」と関連性を強く示せます。議論で「これは本題に関係がある」と明確にしたい場面に向いています。

Your comment bears directly on the issue of cost.
あなたの発言は費用の問題に直接関係します。

The witness’s statement bears directly on what happened that night.
その証人の供述は、当夜何が起きたかに直接関係します。

否定形のdoes not bear directly onなら、「直接は関係しない」です。

That example doesn’t bear directly on our main question.
その例は私たちの主要な問題には直接関係しません。

bear uponとの違い

bear uponはbear onとほぼ同じ意味です。uponのほうがさらに硬く、古風または法律・学術的に響くことがあります。

The ruling may bear upon future cases.
その判決は今後の事案に影響する可能性があります。

普通のビジネス文書ならbear on、さらに分かりやすくするならrelate toやaffectで十分です。

仕事・議論で使うbear onの例文

Does the survey data bear on our hiring decision?
その調査データは採用判断に関係しますか?

We should focus on facts that bear on the problem.
その問題に関係する事実に集中すべきです。

His previous performance bears on whether we promote him.
彼のこれまでの実績は、昇進させるかどうかの判断に関わります。

This regulation bears on every team handling customer data.
この規則は顧客データを扱うすべてのチームに関係します。

bear onとrelate toの違い

relate toは「~に関係する」を広く表す一般的な表現です。会話でも文章でも使いやすく、単に関連がある場合にも使えます。

This article relates to language learning.
この記事は語学学習に関係しています。

bear onは、情報や事情が特定の問題・判断へ実質的に関わる響きが強く、よりフォーマルです。

This evidence bears on the final decision.
この証拠は最終決定に関係します。

bear onとaffectの違い

affectは、何かを実際に「変化させる・影響する」ことが中心です。bear onは、判断材料として関係するだけで、必ず結果を変えるとは限りません。

The weather affected sales.
天候が売上に影響しました。

The weather data bears on our decision to hold the event outdoors.
天候データはイベントを屋外で開催するかという判断に関係します。

have a bearing onとの違い

have a bearing onは、bear onを名詞bearingで表した形で、意味は非常に近いです。現代英語ではこちらのほうが目にする機会も多くあります。

Your income may have a bearing on the amount you can borrow.
収入は借りられる金額に影響する可能性があります。

That detail has no bearing on the case.
その詳細はこの事案とは関係ありません。

have no bearing onは「~とは無関係である」という便利な定型表現です。

日本人が間違えやすいポイント

動物のbearとは限らない

ここでのbearは「熊」ではなく動詞です。発音はどちらも同じですが、文中の位置と後ろのonから判断できます。

人を主語にすることは少ない

bear onでは、主語に人そのものより、発言・経験・証拠・事情などを置くのが自然です。

Her experience bears on this issue.
彼女の経験はこの問題に関係します。

bear onが出てこないときの簡単な言い換え

  • This is related to the problem.(これはその問題に関係しています)
  • This may affect our decision.(これは私たちの判断に影響するかもしれません)
  • This information is important for our decision.(この情報は判断に重要です)
  • This has nothing to do with the issue.(これはその問題とは関係ありません)

しゅみすけ(大山俊輔)

bear onは硬めの表現です。会話で思い出せなければ、be related toやaffectに置き換えれば、ほとんどの場面で自然に伝わります。

まとめ

  • bear onは「問題・判断などに関係する、影響する」
  • A bears on Bの語順で使う
  • bear directly onは「~に直接関係する」
  • bear uponはほぼ同義で、より硬い
  • 会話ではrelate to・affectが分かりやすい

ほかの英熟語もまとめて確認したい方は、英熟語・定型表現の一覧をご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

ご相談専門お電話番号

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

句動詞の一覧