
bank onは、「人や物事を当てにする」「ある結果になると強く見込む」という意味の句動詞です。単に希望するのではなく、それを確かな前提として計画するニュアンスがあります。
この記事ではbank onのコアイメージ、語順、Don’t bank on it.の意味、count on・rely on・expectとの違いを自然な例文で解説します。
Contents
bank onの意味
bank onは、成功・人の協力・予定された出来事などを「かなり確実だと思って頼る」ときに使います。
We’re banking on good weather this weekend.
私たちは今週末が晴れることを当てにしています。
You can bank on Mia to finish the job.
ミアがその仕事を終えてくれると期待して大丈夫です。
Don’t bank on getting a seat without a reservation.
予約なしで席に座れるとは思わないほうがいいですよ。
なぜbank onで「当てにする」になるの?
bankは名詞なら「銀行」ですが、銀行はお金や価値のあるものを預ける場所です。そこからbank onは、ある人や結果へ信頼を置き、それを確かな土台として頼る感覚で使われます。
onには「接触して支えられている」イメージがあります。bank onは、期待する結果の上に計画を載せるような表現です。

しゅみすけ(大山俊輔)
bank onの語順とよく使う形
bank on+人・物
Can we bank on your support?
あなたの支援を当てにしてもよいですか?
I wouldn’t bank on that plan.
私ならその計画を当てにはしません。
bank on+doing
onは前置詞なので、動作を続ける場合は動名詞を使います。
They’re banking on selling out the event.
彼らはイベントが完売すると見込んでいます。
She banked on finding a taxi at the station.
彼女は駅でタクシーが見つかるものと見込んでいました。
bank on to doとは通常言わない点に注意しましょう。
bank on A to do
「Aが~してくれると当てにする」なら、bank on A to doを使えます。
We’re banking on Leo to lead the presentation.
私たちはレオがプレゼンを主導してくれると期待しています。
Don’t bank on the train arriving exactly on time.
電車が時間どおりぴったりに着くとは思わないほうがいいですよ。
Don’t bank on it.の意味
Don’t bank on it.は、「それを当てにしないで」「そうなるとは限らないよ」という定型的な返しです。相手の期待に対し、実現の可能性はそれほど高くないと伝えます。
A: Do you think the boss will let us leave early?
A:上司は早く帰らせてくれると思う?
B: Don’t bank on it.
B:当てにしないほうがいいよ。
くだけた会話で使いやすい一方、言い方によっては少し冷たく聞こえます。柔らかくするならI wouldn’t count on it.やI’m not sure that will happen.も使えます。
仕事で使うbank on
We can’t bank on one client renewing the contract.
1社の顧客が契約を更新することだけを当てにはできません。
The team is banking on the new campaign to boost sales.
チームは新しいキャンペーンが売上を伸ばすと期待しています。
Are you banking on the budget being approved?
予算が承認される前提で考えていますか?
日常会話で使うbank on
I was banking on you coming with me.
あなたが一緒に来てくれるものと思っていました。
Don’t bank on finding a restaurant open this late.
こんな遅い時間に開いているレストランが見つかるとは思わないほうがいいよ。
You can bank on Ken. He always keeps his promises.
ケンは頼りにして大丈夫。いつも約束を守るから。
bank onとcount onの違い
count onも「頼りにする・当てにする」です。日常会話ではcount onのほうが広く使われ、人への信頼にも自然です。
bank onは、結果や見込みをかなり確かなものとして計画に組み込む響きが出やすく、Don’t bank on it.のような警告でもよく使われます。
You can count on me.
私を頼りにしていいよ。
We’re banking on prices falling next month.
私たちは来月価格が下がると見込んでいます。
bank onとrely on・expectの違い
rely on
rely onは、人・仕組み・情報などに依存して頼る一般的な表現です。
We rely on this system every day.
私たちは毎日このシステムに頼っています。
expect
expectは「~すると予想する」です。予想を述べるだけなら、必ずしもそれを計画の土台にしているとは限りません。
I expect sales to increase.
売上は増えると思います。
We’re banking on sales increasing.
私たちは売上が増えることを当てにしています。
日本人が間違えやすいポイント
bank toではなくbank on
「~を当てにする」の後ろは必ずonです。
確実だと断言する表現ではない
bank onは話し手が強く期待していることを表しますが、実際に確定しているとは限りません。そのため計画が外れた場面でもよく使われます。
We banked on more people showing up, but only ten came.
もっと多くの人が来ると思っていましたが、来たのは10人だけでした。
bank onが出てこないときの簡単な言い換え
- I think it will happen.(そうなると思います)
- We expect her to help.(彼女が助けてくれると思っています)
- We need him.(私たちには彼が必要です)
- Our plan depends on good weather.(私たちの計画は好天にかかっています)
- Don’t expect it.(それを期待しないで)
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ
- bank onは「当てにする・強く見込む」
- bank on+名詞/doingを使う
- bank on A to doは「Aが~すると期待する」
- Don’t bank on it.は「当てにしないほうがいい」
- count onよりも、結果を計画の前提にする響きが出やすい
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