set asideの意味は?「取っておく・いったん脇に置く」の使い方・語順とput asideとの違い

set asideの意味・使い方・語順を解説するアイキャッチ画像

set asideは、お金・時間・物などを「特定の目的のために取っておく」、問題や感情を「いったん脇に置く」という句動詞です。文脈によっては、裁判所などが決定を「無効にする」という意味でも使われます。

日本語話者が迷いやすいのは、set aside moneyset money asideの両方を見かけること、そして代名詞ではset it asideにしなければならない点です。この記事では、意味の仕組み、語順、ニュアンス、自然な例文、put asidesave upとの違いまで整理します。

set asideの意味を最初に整理

set asideのお金・時間・問題の意味とset it asideの語順を示す解説図

1.お金・時間・物を「取っておく・確保する」

将来の目的や特定の用途のために、ほかとは分けて残しておく意味です。

  • I set aside some money for emergencies.
    緊急時のためにいくらかお金を取っておきました。
  • Please set aside an hour for the meeting.
    会議のために1時間確保してください。
  • We set two tickets aside for you.
    あなたのためにチケットを2枚取っておきました。

for+目的を続けると、「何のために確保するのか」が明確になります。

2.問題・感情・意見を「いったん脇に置く」

物理的に横へ動かす感覚から、意見の違い、感情、疑問などを一時的に考えないことも表します。問題を完全に解決したわけではなく、今は扱わないというニュアンスです。

  • Let’s set aside our differences and work together.
    意見の違いはいったん脇に置いて、一緒に取り組みましょう。
  • Set your worries aside for a moment.
    少しの間、心配事は脇に置いてください。
  • Can we set that question aside until tomorrow?
    その問題は明日まで保留にできますか?

3.決定・判決を「無効にする」

法律や公的な文脈では、判決・決定などを取り消して効力をなくす意味があります。日常会話よりニュースやビジネス文書で見かける用法です。

  • The court set aside the earlier ruling.
    裁判所は以前の判決を無効にしました。
  • The decision was set aside on appeal.
    その決定は控訴によって取り消されました。

しゅみすけ(大山俊輔)

setは「ある位置・状態に置く」、asideは「横へ・別にして」です。大事なものを別枠へ置けば「取っておく」、問題を横へ動かせば「いったん考えない」と理解できます。

set+asideから意味を理解する

setの基本感覚は「所定の位置・状態に置く」、asideは「横へ、ほかとは別に」です。つまりset asideの中心には、対象を通常の流れから外し、別の場所・枠に置くイメージがあります。

  • moneyを別枠へ置く → 目的のために取っておく
  • timeを別枠へ置く → 時間を確保する
  • differencesを横へ置く → 相違をいったん問題にしない
  • a rulingを効力のある枠から外す → 判決を無効にする

set asideの語順|代名詞は必ず真ん中

set aside分離可能な他動詞型の句動詞です。普通の名詞なら2通りの語順が使えます。

  • set aside some money
  • set some money aside

ただし、目的語がitthemなどの代名詞なら、必ずsetasideの間に置きます。

  • Set it aside.(それを取っておいて/脇に置いて)
  • × Set aside it.
  • We set them aside for later.(後のためにそれらを取っておきました)

活用形はsetsetsetで変わりません。三人称単数ではsets aside、進行形ではsetting asideです。

しゅみすけ(大山俊輔)

代名詞は短く、何を指すかがすでに分かっているため、set it asideのように真ん中へ入れます。set aside itとは言わない、とひとかたまりで覚えましょう。

よく使われる文型とコロケーション

  • set aside money for …:〜のためにお金を取っておく
  • set aside time to do:〜する時間を確保する
  • set aside a day for …:〜のために1日空ける
  • set aside differences:意見の相違をいったん脇に置く
  • set aside concerns / worries:懸念・心配をひとまず置く
  • set aside a decision / ruling:決定・判決を無効にする

日常・仕事・買い物で使える自然な例文

お金・暮らし

  • I set aside ten percent of my salary every month.
    毎月、給料の10%を取っておいています。
  • We need to set some money aside for repairs.
    修理のためにいくらかお金を確保する必要があります。
  • Could you set this item aside until this evening?
    この商品を今晩まで取り置いてもらえますか?

仕事・予定

  • I’ve set aside Friday afternoon to finish the report.
    報告書を仕上げるため、金曜の午後を空けてあります。
  • Let’s set aside twenty minutes to discuss the budget.
    予算について話す時間を20分確保しましょう。
  • The company set aside funds for staff training.
    会社は社員研修のための資金を確保しました。

人間関係

  • We should set aside our personal feelings.
    個人的な感情はいったん脇に置くべきです。
  • They set their argument aside and focused on the children.
    二人は口論をいったんやめ、子どもたちに意識を向けました。

set asideと似た表現の違い

set asideとput aside

どちらも「脇に置く・取っておく」と言えます。set asideは用途を決めて時間・予算・資源を確保する響きが出やすく、put asideは物を物理的に置く、感情を脇に置く、お金を少しずつ取っておくなど幅広く使われます。詳しくはput asideの意味・語順とset asideとの違いも参考にしてください。

set asideとsave up

save upは目標額に向けて「少しずつ貯める」という過程に注目します。set asideは、今あるお金の一部を別枠にする行為に注目します。

  • I’m saving up for a new laptop.
    新しいパソコンを買うために貯金しています。
  • I set aside ¥20,000 from this month’s salary.
    今月の給料から2万円を取り分けました。

set asideとreserve

reserveは席・部屋・商品などを予約する場面で明確です。set asideは時間・予算・資金などを用途のために確保する場面で自然です。ただし、店に商品を取り置いてもらう場合はどちらも使えます。

日本人が間違えやすいポイント

  • set aside itではなくset it asideにする。
  • 「貯金する」をすべてset asideにせず、積み立てる過程ならsave upを使う。
  • 問題をset asideしても、必ずしも解決・破棄したことにはならない。
  • setの過去形もsetで、settedにはしない。

この句動詞が出てこなかったら?簡単な英語で言い換える

set asideを思い出せなくても、何をどうするかを中学英語で直接伝えれば十分です。

  • I will keep this money for emergencies.
    このお金は緊急時のために取っておきます。
  • I will make time for it tomorrow.
    明日、そのための時間を作ります。
  • Let’s not talk about that now.
    それについては今は話さないでおきましょう。
  • The court said the old decision was no longer valid.
    裁判所は以前の決定がもう有効ではないとしました。

まとめ

set asideは「対象を通常の流れから外して、別の枠に置く」が中心です。

  • set aside money / time:お金・時間を確保する
  • set aside differences:相違をいったん脇に置く
  • set aside a ruling:判決を無効にする
  • 名詞は前後どちらにも置けるが、代名詞はset it aside

買い物やお金に関係する表現をまとめて学ぶなら、買い物・お金で使う句動詞30選も活用してください。英熟語全体は英熟語・定型表現の一覧から確認できます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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