sum upの意味は?「要約する・要するに」の使い方・語順とsummarizeとの違い

sum upの意味・使い方・語順を解説するアイキャッチ画像

会議の最後に「要点をまとめてください」と頼みたいときや、長い説明の締めに「要するに」と言いたいときに便利なのが、英熟語のsum upです。

基本の意味は「いくつもの情報を集め、短く分かりやすい形にまとめる」。ただし、sum up the reportsum the report up の両方が使える一方、代名詞では sum it up という語順にしなければなりません。

この記事では、sum upの意味とニュアンス、自然な使い方、語順、summarizerecapとの違いまで、会話で使える例文とともに解説します。

sum upの基本的な意味は「要約する・まとめる」

sum up は、話・文章・状況などの大事な点を拾い、短くまとめるという意味です。日本語では文脈に応じて「要約する」「まとめる」「端的に言い表す」と訳せます。

  • Could you sum up the main points?
    要点をまとめてもらえますか。
  • She summed up the meeting in three sentences.
    彼女は会議の内容を3文でまとめました。
  • This chart sums up our sales results.
    この図は私たちの売上結果を端的にまとめています。

単なる短縮ではなく、「細かい情報の中から核を取り出す」感覚があるのがポイントです。

しゅみすけ(大山俊輔)

sum upは、情報をただ削るのではなく、「結局、大事なのはこれです」と全体像を短く見せる表現です。

なぜsum upで「要約する」になる?

sum は名詞なら「合計」、動詞なら「合計する」です。そこに、完了やひとまとまりの感覚を加えるupがつくと、「ばらばらの点を集め、全体としてひとつにまとめ上げる」というイメージになります。

数字を足して合計を出すように、複数の発言や情報を集めて「全体として何が言えるか」を示すのがsum upです。したがって、長い話の細部をすべて繰り返すのではなく、結論や重要点をコンパクトに示す場面に合います。

sum upの語順:名詞は2通り、代名詞は間に置く

sum upは「動詞+副詞」でできた句動詞です。目的語が普通の名詞なら、次の2つの語順を使えます。

  • sum up the report
  • sum the report up

どちらも「報告書を要約する」という意味です。ただし、目的語が長い場合は、途中で文を分断しないsum up+長い目的語の形が読みやすく自然です。

一方、目的語がit / themなどの代名詞なら、必ずsumとupの間に置きます。

  • Can you sum it up?(正しい)
    それを短くまとめてもらえますか。
  • Can you sum up it?(不自然・通常は使わない)

sum up the report、sum the report up、sum it upの正しい語順とTo sum upの意味

会話でよく使うsum upの4つの形

1. sum up+内容:「~を要約する」

話、記事、会議、状況などを短くまとめる基本形です。

  • Can you sum up the article for me?
    その記事を私のために要約してくれる?
  • I’ll sum up what we decided today.
    今日決めたことをまとめます。
  • He summed up the problem very clearly.
    彼はその問題をとても分かりやすくまとめました。

2. sum A up:「Aを端的に言い表す」

人や状況の特徴を、短い言葉でぴったり表すときにも使えます。

  • That one comment sums him up perfectly.
    その一言が彼の人柄を実によく表しています。
  • The word “flexible” sums up our travel plan.
    「柔軟」という言葉が、私たちの旅行計画を端的に表しています。

3. That sums it up.:「それで全部言い表している」

相手の説明が要点を的確に捉えているときの、自然なひと言です。

A: So we need more time, but we can’t increase the budget.
つまり、もっと時間が必要だけれど、予算は増やせないんですね。

B: Yes, that sums it up.
はい、まさにそういうことです。

直訳の「それがそれを要約する」ではなく、会話では「まさにそのとおり」「それで全部です」に近い響きになります。

4. To sum up, …:「要するに・まとめると」

説明の最後に結論や重要点を示す定型表現です。文頭に置き、後ろにカンマをつけるのが基本です。

  • To sum up, we need to lower costs and improve service.
    要するに、コストを下げてサービスを改善する必要があります。
  • To sum up, the hotel was convenient but a little noisy.
    まとめると、そのホテルは便利でしたが少し騒がしかったです。
  • To sum up, I think we should wait one more week.
    結論として、あと1週間待つべきだと思います。

「要するに」の英語表現を場面別に比較したい方は、In short・Basically・To sum upの違いも参考にしてください。

sum upとsummarizeの違い

sum upsummarizeは、多くの場面でどちらも「要約する」と訳せます。違いは主に響きと使われ方です。

  • sum up:会話的で、要点を集めて短く締める感じ
  • summarize:中立的で、文章・発表・学術的な要約にも広く使える1語の動詞

Could you sum up what happened?
何が起きたのか、手短にまとめてもらえますか。

Please summarize the findings in 200 words.
調査結果を200語で要約してください。

日常会話や会議で「手短にまとめて」と言うならsum upが自然です。レポートの指示など、形式的な要約を求める場面ではsummarizeが特に使いやすいでしょう。ただし、厳密な使い分けではなく、重なる場面も多くあります。

recap・conclude・in shortとの違い

recap:すでに出た内容を振り返る

recapは、会議や前回の話、ドラマの前話などを短く振り返る表現です。sum upが「要点をひとつにまとめる」ことに焦点を置くのに対し、recapは「記憶を新しくするためにおさらいする」感じがあります。

Let’s recap what we discussed yesterday.
昨日話し合ったことを振り返りましょう。

conclude:締めくくる・結論を出す

concludeは、話や会議を終える、または証拠から結論を出すという意味です。要点を短く言い直すこと自体が中心のsum upとは異なります。

We concluded the meeting at noon.
正午に会議を終えました。

文章やスピーチの締めで使う表現は、in conclusionの意味と使い方でも詳しく解説しています。

in short:短く言えば

in shortは文全体をつなぐ「要するに」です。動詞ではないため、「その話を要約してください」のように目的語を取ることはできません。

  • In short, the plan didn’t work.
    要するに、その計画はうまくいきませんでした。
  • Please sum up the plan.
    その計画を要約してください。

日本人が間違えやすいポイント

sum up itとは言わない

代名詞は必ず間に入れて、sum it upsum them upとします。

「合計する」と「要約する」を文脈で見分ける

sum単独は数値を「合計する」という意味で使えます。情報や話を目的語に取るsum upは「要約する」です。

  • Sum the three numbers.
    3つの数字を合計してください。
  • Sum up the three main ideas.
    3つの主な考えをまとめてください。

To sum upを話の冒頭では使わない

To sum upは、それまでの内容をまとめる合図です。説明を始めたばかりの段階ではなく、複数の点を話した後の締めに使います。

しゅみすけ(大山俊輔)

代名詞ならsum it up、説明の締めならTo sum up。この2つをかたまりで覚えると、会話ですぐに使えます。

sum upが出てこないときの簡単な言い換え

sum upを思い出せなくても、基本的な英語で十分に伝えられます。

  • Here are the main points.
    主なポイントはこちらです。
  • Let me say it briefly.
    手短に言わせてください。
  • The main idea is this.
    要点はこうです。
  • Can you make it shorter?
    もっと短くしてもらえますか。

特にThe main point is …は、難しい表現を使わずに結論を示せる便利な言い方です。

sum upを自分の会話で使うコツ

まずは、次の3つをそのまま覚えてみましょう。

  • Can you sum it up?(短くまとめてもらえますか)
  • That sums it up.(まさにそういうことです)
  • To sum up, …(まとめると、~)

仕事なら会議の締め、日常会話なら長い出来事の説明、旅行ならホテルや観光地の感想をまとめるときに使えます。自分が話した内容の最後に、To sum up, I think …と結論を1文だけ加える練習も効果的です。

まとめ

sum upは、複数の情報から大事な点を拾い、「要約する・まとめる・端的に言い表す」という英熟語です。

  • 普通の名詞:sum up the report / sum the report up
  • 代名詞:sum it up(代名詞は必ず間)
  • 相手の説明への同意:That sums it up.
  • 話の締め:To sum up, …

summarizeより会話的で、recapより「要点をひとつにまとめる」感覚が強い表現です。まずはCan you sum it up?から、実際の会話に取り入れてみてください。

ほかの英熟語も体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現の一覧をご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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