suss outの意味は?「見抜く・突き止める」の使い方とfigure out・find outとの違い

suss outの意味・使い方|見抜く・突き止める・把握する

suss outは、人・状況・原因・仕組みなどを観察したり調べたりして、「見抜く」「突き止める」「把握する」というカジュアルな句動詞です。

I’m trying to suss out what went wrong.
何がうまくいかなかったのか突き止めようとしています。

特にイギリス英語でよく使われる口語表現ですが、ほかの英語圏でも理解・使用されます。この記事では、suss outの意味とニュアンス、suss someone out・suss it outの語順、自然な例文、figure out・find outとの違いを解説します。

suss outの意味は「観察して見抜く・突き止める」

suss outは、目の前の情報や相手の言動を手がかりにして、表面だけでは分からないことを理解する表現です。

  • 人の性格・本音・意図を見抜く
  • 問題の原因や状況を突き止める
  • 新しい機械・制度・仕組みを把握する
  • 場所や周囲の様子を調べる

It took me a while to suss him out.
彼がどんな人なのか見抜くまで、少し時間がかかりました。

We need to suss out the cause of the delay.
遅延の原因を突き止める必要があります。

Give me a minute to suss out how this app works.
このアプリの仕組みを把握するまで、少し時間をください。

単に答えを知るだけでなく、観察・推測・調査を通じて「なるほど、そういうことか」と正体をつかむニュアンスがあります。

しゅみすけ(大山俊輔)

suss outは、情報を一つ聞いて知るというより、いくつかの手がかりから相手や状況を読み解く表現です。

sussはsuspectから生まれた口語表現

sussは、suspectに由来するイギリス英語の口語表現です。suspectには「疑う」「〜ではないかと思う」という意味があります。

そこからsussには、相手や状況を注意深く見て、本当はどうなっているのか探る感覚が生まれました。さらにoutが加わり、隠れていた答え・特徴・原因などを「外へ出して明らかにする」イメージになります。

ただし、現在のsuss outは警察や犯罪だけに使う表現ではありません。職場のトラブル、新しいソフト、人間関係、旅行先の様子など、幅広い日常場面で使えます。

suss outは英国英語?アメリカでも使える?

suss outは特にイギリス英語で一般的な、くだけた表現です。友人同士や同僚との会話、カジュアルな文章で自然に使われます。

アメリカ英語でも意味は通じ、実際に使われますが、日常的な選択肢としてはfigure outのほうが広く一般的です。

  • カジュアルな会話:suss outを使える
  • 国際的に無難な会話:figure outが安全
  • 正式な報告書・ビジネス文書:determine、identify、assess、understandなどが適切

たとえば正式な報告書では、We identified the cause.(原因を特定しました)のほうがsuss outより自然です。

suss outの語順|suss someone out・suss it out

suss outは、目的語をoutの前後に置ける句動詞です。

suss out+名詞
suss+名詞+out

We need to suss out the situation.
状況を把握する必要があります。

We need to suss the situation out.
状況を把握する必要があります。

目的語が代名詞の場合は、通常、sussとoutの間に置きます。

○ Can you suss it out?
それを解明できますか。

△ Can you suss out it?

人について見抜く場合も、suss someone outの語順が定番です。

She can suss people out quickly.
彼女は人の本質をすぐに見抜けます。

疑問詞を使って、suss out what / why / how / whether …の形にもできます。

I’m trying to suss out why sales have dropped.
売上が落ちた理由を突き止めようとしています。

日常会話・仕事で使えるsuss outの例文

人の性格・意図を見抜く

I can’t quite suss her out.
彼女がどんな人なのか、いまひとつつかめません。

He was trying to suss out whether I was serious.
彼は、私が本気なのか見極めようとしていました。

It didn’t take her long to suss him out.
彼女はすぐに彼の本質を見抜きました。

問題・原因を突き止める

We’re still trying to suss out the problem.
私たちはまだ問題の原因を突き止めようとしています。

Can you suss out why the file won’t open?
なぜファイルが開かないのか突き止めてもらえますか。

I finally sussed out what was causing the noise.
何がその音を引き起こしていたのか、ようやく分かりました。

仕組み・使い方を把握する

I’m still sussing out the new booking system.
新しい予約システムの使い方をまだ把握している途中です。

Once you suss it out, it’s actually quite simple.
仕組みが分かれば、実際にはかなり簡単です。

場所・状況を下調べする

Let’s suss out the area before we choose a hotel.
ホテルを選ぶ前に、その地域の様子を調べてみましょう。

I’ll go ahead and suss out the venue.
先に行って会場の様子を確認してきます。

suss outの使い方とfigure out・find outとの違い

suss outと似た表現の違い

suss outとfigure outの違い

figure outは、考えたり試したりして、答え・方法・仕組みを「理解する・解決する」最も広く使える句動詞です。

suss outはfigure outに近いものの、相手や状況を観察し、隠れた本質や事情を見抜く響きが強めです。また、より口語的で英国英語らしさがあります。

I figured out how to use the printer.
プリンターの使い方が分かりました。

I sussed out what the client really wanted.
顧客が本当に望んでいることを見抜きました。

figure outの語順と使い分けは、figure outとfind out・work outの違いで詳しく解説しています。

suss outとfind outの違い

find outは、聞く・読む・調べるなどして、新しい事実や情報を「知る」ことに重点があります。

suss outは、はっきり答えを教えてもらうのではなく、手がかりから自分で状況を読み解く感覚です。

I found out that the meeting was canceled.
会議が中止になったことを知りました。

I sussed out why they had canceled it.
彼らがなぜ中止したのか、その事情を見抜きました。

find outの使い方は、find outとfigure out・notice・discoverの違いでも整理しています。

suss outとcan tellの違い

can tellは、見たり聞いたりしただけで「分かる・見分けられる」ことを表します。suss outのように、調べて解明する過程を必ずしも含みません。

I can tell he’s nervous.
彼が緊張しているのが分かります。

I’m trying to suss out what he’s nervous about.
彼が何を心配しているのか見抜こうとしています。

can tellの感覚は、can tellの意味とknowとの違いをご覧ください。

日本人が間違えやすいポイント

正式な文書で多用しない

suss outはカジュアルな口語です。会議中の会話では使えても、正式な調査報告書や顧客向け文書では、identify the causedetermine what happenedassess the situationなどが適切です。

単に情報を聞いただけならfind out

同僚から開始時刻を教えてもらった場合は、I found out what time it starts.が自然です。複数の手がかりから開始時刻を推測したなら、suss outも使えます。

suspiciousという悪い意味に限定しない

語源はsuspectに関係しますが、現在のsuss outは必ずしも「怪しい人を疑う」表現ではありません。システムの使い方や旅行先の様子を把握するような中立的な場面にも使えます。

しゅみすけ(大山俊輔)

suss outがすぐ出てこなければ、figure outに置き換えればほとんどの場面で通じます。まずは無理に使わず、聞いたときに理解できる表現として覚えるのも十分です。

suss outが出てこないときの簡単な言い換え

  • I’m trying to understand the situation.
    状況を理解しようとしています。
  • We need to find the cause.
    原因を見つける必要があります。
  • I want to know what he really thinks.
    彼が本当はどう思っているのか知りたいです。
  • I’m learning how the system works.
    そのシステムの仕組みを理解しているところです。
  • Let’s look around first.
    まず周囲を見てみましょう。

「何を見抜きたいのか」に合わせて、understand、find、know、learnなどの基本動詞を使えば十分伝えられます。

まとめ

suss outは、人・状況・原因・仕組みなどを観察・調査して、「見抜く」「突き止める」「把握する」というカジュアルな句動詞です。

  • 特にイギリス英語でよく使われる口語表現
  • suss someone outで「人の本質を見抜く」
  • 代名詞ではsuss it outの語順が自然
  • figure outより、観察して隠れた事情をつかむ響きが強い
  • 正式な文章ではidentify・determine・assessなどに置き換える

ほかの句動詞も体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現のまとめもご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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