
to put it bluntly は「率直に言えば」「遠慮せずにはっきり言えば」、to put it briefly は「手短に言えば」「簡潔に言えば」という意味です。
どちらも to put it + 副詞 という同じ形ですが、bluntlyは言い方の率直さ、brieflyは話の短さに焦点があります。似た形だからこそ、置き換えるとニュアンスが変わります。
Contents
to put it bluntlyの意味とニュアンス
to put it bluntly = 遠慮せず率直に言えば/ぶっちゃけて言えばです。これから耳の痛いこと、厳しい評価、相手が好まないかもしれない本音を言う、と予告する働きがあります。
- To put it bluntly, this proposal isn’t ready.
率直に言えば、この提案書はまだ提出できる状態ではありません。 - To put it bluntly, he doesn’t trust us.
はっきり言えば、彼は私たちを信用していません。 - To put it bluntly, you’re wasting your time.
率直に言えば、あなたは時間を無駄にしています。
blunt は本来「刃先が鈍い」という意味で、人の話し方について使うと「遠回しにせず、ずばり言う」という感覚になります。正直さを示せる一方、内容や声の調子によっては冷たく失礼に響きます。
しゅみすけ(大山俊輔)
to put it brieflyの意味とニュアンス
to put it briefly = 手短に言えば/簡潔に言えばです。詳しい説明を省き、要点だけを短く伝えるときに使います。厳しさや無遠慮さは含みません。
- To put it briefly, we need more time.
手短に言えば、私たちにはもっと時間が必要です。 - To put it briefly, the event was a success.
簡潔に言えば、そのイベントは成功でした。 - To put it briefly, I changed jobs because I wanted a new challenge.
手短に言えば、新しい挑戦がしたくて転職しました。
brief は「短い・簡潔な」。brieflyは、長い経緯を圧縮して結論だけ言うイメージです。
bluntlyとbrieflyの違い

- bluntly:遠慮しない率直さがポイント。長く話しても使える。
- briefly:説明の短さがポイント。内容が厳しい必要はない。
たとえば The plan won’t work. の前に bluntly を置けば「厳しいが、はっきり言う」という姿勢になります。一方、brieflyなら「詳しい理由は省き、結論だけ言う」という整理の仕方になります。
なぜputを使う?文の仕組み
ここでの put は、物を置くという意味から広がった「考えを言葉の形にして提示する」です。it はこれから述べる内容を受け、bluntlyやbrieflyが「どのような言い方で提示するか」を説明します。
したがって、to put it bluntly は「それを率直な形で言葉にすると」、to put it briefly は「それを短い形で言葉にすると」という組み立てです。
putと「言い表す」の関係は、way to put itの意味と使い方でも確認できます。
語順と文法
基本形は、文頭に置いてコンマを続けます。
To put it bluntly / briefly, + 文
- To put it bluntly, I don’t agree.
率直に言えば、私は賛成できません。 - To put it briefly, the answer is no.
手短に言えば、答えはノーです。
文中に差し込むこともできますが、学習者はまず文頭の定型で覚えると使いやすいでしょう。it を省いて × to put bluntly としない点にも注意してください。
場面別の自然な例文
仕事
- To put it bluntly, the budget is unrealistic.
率直に言えば、その予算設定は現実的ではありません。 - To put it briefly, sales rose but profits fell.
手短に言えば、売上は増えましたが利益は減りました。
恋愛・人間関係
- To put it bluntly, she’s just not interested.
はっきり言えば、彼女は興味がないだけです。 - To put it briefly, we decided to stay friends.
手短に言えば、私たちは友達のままでいることにしました。
旅行・日常
- To put it bluntly, the hotel looked nothing like the photos.
率直に言えば、そのホテルは写真とはまるで違って見えました。 - To put it briefly, we missed the train and took a taxi.
手短に言えば、電車に乗り遅れてタクシーを使いました。
to be honestとの違い
to be honest は「正直に言うと」で、本音や個人的な気持ちを打ち明ける幅広い表現です。to put it bluntly は、相手への配慮をあえて弱めて核心を言う、より強い表現です。
- To be honest, I’m a little tired.
正直に言うと、少し疲れています。 - To put it bluntly, your behavior was rude.
率直に言えば、あなたの振る舞いは失礼でした。
迷ったときは、比較的柔らかい To be honestの意味と使い方を選ぶほうが安全です。
in shortとの違い
in short も「要するに」で、to put it brieflyに近い表現です。in shortは前の説明をまとめて結論を出す場面で特に自然です。to put it brieflyは「これから短く言い直す」という話し手の姿勢を明示します。
- In short, the project failed.
要するに、そのプロジェクトは失敗しました。 - To put it briefly, the project failed because we started too late.
手短に言えば、始めるのが遅すぎたためプロジェクトは失敗しました。
要約表現全体の使い分けは、「要するに」の英語表現も参考にしてください。
もっと簡単な英語で言い換えるなら
この定型表現がすぐに出なければ、意味を直接伝えれば十分です。
- to put it bluntly → I’ll be direct.(率直に言います)
- to put it briefly → Here’s the short version.(短く言うとこうです)
- さらに簡単に → Honestly, … / In short, …
しゅみすけ(大山俊輔)
日本人が間違えやすいポイント
- bluntlyを「簡潔に」と覚える:中心は短さではなく遠慮のない率直さ。
- brieflyを「正直に」と覚える:中心は内容を短くまとめること。
- itを省く:定型はto put it bluntly / briefly。
- 厳しい内容に多用する:bluntlyは警告にはなっても、失礼さを消す表現ではない。
まとめ
to put it bluntly は「率直に言えば」で、遠慮せず核心を伝える表現。to put it briefly は「手短に言えば」で、詳しい説明を短くまとめる表現です。
まずは bluntly = 率直さ、briefly = 短さ と区別しましょう。難しければ I’ll be direct. や In short, … で言い換えても自然に伝わります。ほかの表現は、英熟語・定型表現の親記事から確認できます。









